小さな会社のビジョンのつくり方、浸透のさせ方
村尾隆介(著)
/PHP研究所
作品情報
小さな会社に特化したブランド戦略のコンサルタントである著者は、その地域・業界でキラリと光る会社やお店を誕生させるお手伝いをしています。「ブランド戦略」と聞くと、ロゴやデザインのことを思い浮かべる人が多いのですが、それはほんの一部分。仕事の半分ぐらいは、会社の「ビジョン」や「クレド」を浸透させることなのです。だから「デザインよりも文章によるブランドづくりが大切」と著者は言います。本書はそんな著者のノウハウを明かしたものであり、好評をいただいた前作『小さな会社のブランド戦略』の続編。今回は、小さな会社のビジョンづくり・クレドづくり・ミッションづくり、そして、それらを浸透させる方法に絞っています。ビジョンを浸透させるにはサイズ的にも、小さな会社の方がやりやすい。本書から「ビジョナリー・カンパニー」への一歩がはじまります。
もっとみる
商品情報
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 4.0 (5件のレビュー)
-
デザインよりも先に、文章によるブランド作り
富士山の山頂に登るときも
「霧が晴れ、登山道の先にはっきりと山頂が見えたこと」
でみんなのエネルギーが上がる
目指すとこがはっきりとして
どこまでそれ…に近づいているかが共有されていること
そこまでの道筋が見えていること
これだけで人は頑張れる
これだけでチームはひとつになれる
小さな会社の経営の考え方の基本
「大きな会社にできないことを、すべてやる」
ビジョン=なりたい姿・やりたいこと
未来であり、見ること
最終的には、どのくらいの規模の会社を目指しているのか?
大切なのは会社のサイズなのか? それとも影響力なのか?
どの部分で、業界ナンバーワンを目指していくのか?
事業を通じて誰に、どんなふうに喜んでいただきたいのか?
社会を、どのように良い方向に導きたいのか?
業界に、どんな一石を投じ、どう記憶される会社でありたいのか?
スタッフには仕事を通じて、どんな人間に成長してもらいたいのか?
どんなスタッフでいっぱいの職場にしたいのか?
どんな雰囲気の職場にしたいのか?
インタビューごっこをするのも、
将来取材を受ける練習になる
10項目作るとしたら
7つは社長と役員で
3つは社員同士で考えてもらう
2021年に達成するビジョン
としてしまえばその後変えてもよい
大切なのが検証
ビジョンをうまく描けるのは
問題意識をもち、理想を持っている人
いろんな言葉があるが、大切なのは「会社の方向性」
小さな会社に必要なのは
・ビジョン
・クレド
・ミッション
・コーポレートメッセージ
ドリームオフィスを描く
■ビジョンのメリット
小さな会社が100社立ち上がったとして、3年後には半分、5年後には30社、10年以上生き残るのは統計上10社
TKCの調査
2万社を調べたところ、ビジョンがある会社は経常利益が1.76倍
応援されやすい会社になる
採用ミスマッチが減る
選択に迷いがなくなる
会社の進化や進捗がわかる
「あの会社は初めから目指しているものが違った」と言われる会社を目指す
リーダー不在でも仕事が回っていく
ディズニーランドはリーダーがいなくても、常に進化している
「人が仕事をしているのではなく、ビジョンが仕事をしている」
ビジョンの浸透が広報活動になる
価格を下げずに買ってもらえる
■クレド
ビジョンを浸透させるために、毎日動いていく仕組みつくり
クレド
=職場の口癖
=職場の共有すべき仕事観
例:リッツカールトン
ナンバーワン宣言
あなたの職場で、自分がナンバーワンとなれる部分を考えてみる
それを維持するために毎日実践すべきことを2つ考えてみる(マイルール)
ナンバーワン宣言=ビジョン
マイルール=クレド
ビジョンとクレドは対になる
ひとつに対してひとつ
大切なのはクレドがあることではなく
クレドを機能させ組織にとってのプラスにすること
ロング版とショート版があるが、丁寧に説明をした方が浸透はしやすい
数値が入っていてもよい 評価もしやすい
職場の文句や悪口に関するクレドは必ずいれる
「一緒に働く仲間の悪口を絶対に言わないこと」
クレドカードを作る
あえて紙で作りボロボロになるかどうかをみる
クレドミーティングを毎週決めた時間に行う
これをできるだけでも他者との違いを出せる
簡単なつくり方
社長の口癖を箇条書きにする
言葉は使わない限り覚えない
会社の印刷物に記載する
それを実行することで「言ってることとやってることが一致してる人になる」
社内メルマガも効果あり 1年限定で良い
会社の未来像を語る社内向けのニュースレター
未来新聞
1年に一回でもいい 協力会社に配るのもよし
アワードセレモニーもやってみる
一番クレドを体現した人
名刺にクレドを入れてしまう
創業者会議
10年後会議
■ミッション
ミッション=使命
自分たちが誕生した理由
事業をやっているわけ
成し遂げようとしていること
社会から託されたこと
会社の存在理由
3つのパーツ
・感じている問題
・考えている解決方法
・思い描いている社会、目標
「あなたはなんで今の仕事をしているのですか?」
社名の由来を150〜250文字でストーリー化する
■コーポレートメッセージ
企業ロゴの前後左右に配置してある短い一文
ブランディングスローガン
「ココロも満タンに」コスモ石油
小さな会社にとってのコミュニケーション活動
基本的には、奇をてらわない
大企業的な意味の伝わらないものにしない
「誰に対して、何をしているか」
「一番得意なことを明文化する」
「ビジョンやミッションの一部を公開する」
ロゴとコーポレートメッセージは100%セットにする
リフレージング力
フレーズを言い直すチカラをつける
ラスト10%のツメを大切にする
いい会社とは、ビジョンに矛盾のない会社
続きを読む投稿日:2021.02.08
前半はライトな本かなぁと思ったけど、中盤から参考になることが多かった。もう少し早く読んでおけばよかったなぁ…
投稿日:2012.05.11
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。