ココロコネクト10 アスランダム 下
庵田定夏(著者)
,白身魚(イラスト)
/ファミ通文庫
作品情報
目を覚ました時、太一はただ一人グラウンドにいた。人気もなく薄暗い校舎に怯えながら仲間を探す内に、ようやく伊織と合流する太一。そして二人は気づいてしまう。外に出ることができない『孤立空間』、そこで出会ったすべての人に現象が起きていると・・・・・・。百人を超える生徒を積極的に取りまとめる生徒会長の香取、強制終了を避けるために動く文研部。だが現象が長引くにつれ、そこには不穏な空気が漂い始めていた--。愛と青春の五角形コメディ、完結。
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- ココロコネクト
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- ファミ通文庫
- 書籍発売日
- 2013.04.01
- Reader Store発売日
- 2013.08.02
- ファイルサイズ
- 8.1MB
- シリーズ情報
- 全11巻
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.7 (24件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
ココロコ最終巻です。
レビューの続きを読む
まさに自分が上巻の感想で書いてたことをひしひしと感じる
最終巻で、感無量!は感無量なのですが…
うーん、ひとつ納得いかん!
やっぱり、伊織たんが少し置き去りになってる気がします。
結構物語内で1番ひどい目にあっていた気がする子だと
思うんですが、色々な意味で彼女がちょっと置いてけぼりだった
気がします。
稲葉んも好きなので結末はとても嬉しいのですが、彼女がどんどん
いいとこを取っていくようになった感も。
この物語でクライマックスになっているシーンでも出てきますが、
1巻の最後の挿絵、あれが物語のキーになってましたね。
(中身が伊織たんの稲葉んと太一のハグ。
絵的には稲葉んv太一に見える)
そんな彼女のその後などが最後の短編集で見れるか
気になります。
今回の主役は、栗原さん&唯たん!と思います。
親友=心友、はまさに一生の財産ですね。
心友・唯たんの言葉に奮い立った栗原さん、凄く凄く偉い!
いじめなどの陰湿な行為ををやめるときに一番勇気がいるのは
「おかしい」って言う子だと思いますが、本当に本当に偉い。
これが出来る子が1人でもいる限り、世の中は捨てたもんじゃ
ないと思います。
あと、ある意味一度も悪役にならなかった円城寺さんも1票!
終盤のあの展開、泣けました。
上記のようなことを含め、学生生活って人生に必要なもの=
授業では教われないものがぎっしりありますよね。
それを知ることが出来るというのは本当に幸せだと思います。
伊織たん一押しだったので、★-1です。
こういう子が1番救われて欲しい今の世の中。投稿日:2013.04.16
このレビューはネタバレを含みます
上巻は前振りだと思っていた。違った。上下合わせて約750ページ中、約650ページを占めているなら、それは全くの本編だ。望んでなさすぎてもはや泣きたい。
レビューの続きを読む
その他大勢の生徒たちになんて入り込めない。甘さも…辛さも全然足りなくてうっっっすくてラストエピソードがこれってどういうことなの!
わたしが冷めているからこんな読み方になってしまうのだと多大なショックを受けた。
今巻、読みたかった、読めて嬉しい、と思えたのはたぶん合計で10ページにも満たない。それくらい文研部が、稲葉んが、書かれていない。悲しい。
とりあえず、「それ」が起こった瞬間の稲葉んの絶望が(全く描写はないので完全に勝手な想像である)、瞬間最大勢力を誇った。次点感情の奔流。
ふうせんかずらの嘘が上手く受け取れていなかった為(そんなこと言ってたっけという読み流しっぷりである。ひどいな)、だから、自分をなおざりにして他人にだけかまけるから!とみんなには若干ご立腹である。
結局どうして上巻からあんなに後回しにしていたの?もっとがむしゃらにあがくところじゃないの?良いやり方がわからないにしても落ち着きすぎじゃないの?自分たちを信じていたからなの?解せない。
そんな筈はないけど、みんなにとってみんなは、その程度なの?
不安描写が足りなすぎる。その他生徒たちに押されて上巻で真に迫らなかったのは、下巻で爆発する為と思いきや、全然そんなことはなかった。わたしが重いのかなあ……。
伊織と稲葉んの友情も、稲葉んの太一を想う気持ちも、物凄く物凄く希少なものだと思っている。他三人と後輩二人は現象がなかったとしてもふつうに生きられるだろうけれど、伊織と稲葉んにとってはもっと大きな経験である筈。
五人にもっと大事に思っていて欲しかった。だけど実際のところは当たり前のすがる程ではない日常なのかなあ。
なんかわたし、いつの間にかみんなから置いていかれてる?稲葉んはまだ大事に思っているよね?それは弱さじゃないよね?
三人にとっては二回目だから耐性があるのか。それでも前もって宣言されたなら、もうちょっと動揺すると思うんだけど。
まあ、著者的にも、似た描写になっては仕方がないし……?(でも前回の時は一年生に寄っていたから然程書かれたとは思っていない)
あるいは自分も忘れるなら、ダメージは小さく済むか。そういう諦めなのか。……いやな考えだ。
その他生徒たちがおんぶにだっこすぎて、自分のことはまずは自分で何とかしようとするべきだと、頼ることと寄り掛かることは違うと思うと、とても感じた。
でも悪いのは文研部だ。自分たちだって大変なのに、当の五人がそこをないがしろにして良い筈がないんだ。
大体同じ高校生同士なのに、一方的に助ける、助けられるって、おかしい。どんなヒーローだ。ラノベだからか。
これでは稲葉んのして来た、ユメであんなに必死だった、自己犠牲、他人の為、の否定が意味をなさなくなってしまうのではないか。
ユメの稲葉んを迷いなく支持することは出来なかったのに、今回はあまりにも違うと感じる。
自分たちにも危機が迫っているのにどうして完全に他人を優先しているのだ。同時進行ですらないとか何故だ。
上巻では家族が最初たしなめてくれていたのに、家族の大切さと思うと多少唐突だったけれどそこから学ぶのかと思っていたのに、最終的には許容されて、そうして彼らの独断だけで突き進み続けて、最後まで貫きおった……。なんてこった。わたしそんなにずれているのかなあ……。困った……。
作品が掲げる正しさをただ受け入れて思考停止することが出来ない。自分にとって余程の時は勿論別だけれどそんなことは滅多になくて、基本はむしろ、作品に飲まれて諾々と流されちゃう方なのに。
本当に、文研部がばかみたいに、大事なんだ。それはわたしではなくて稲葉んの気持ちな筈で、きっと伊織も、出来れば太一も、そうであって欲しいと思っていた。
「それ」からは百ページ程度で済まされちゃうんだから、わたしが重く受け止めていただけで元々大して重きを置かれていなかったというか、それだからその他生徒編になったのかなとは思う。
なら、最後の最後に主人公たちから離れてわざわざそうする意味ってなんだ。他者との関わりも大事、とかいう次元じゃない気がするんだけれど。
藤島は訳のわからん最強無敵の格好良さを発揮している時が魅力的すぎるから、弱っている描写は見たくないなと改めて思った。実在するならひどいけど、二次元だから言っちゃう。
わたしには何故だか、か弱い乙女さも魅力の稲葉んとはちょっと訳が違う、となる。
カコで一旦失速したけれど、ユメまでずっと、ずっとずっとずっと、物凄かったのにな。
でもシリーズを通してそこまでの凄さを維持していたことの方が、ある意味奇跡だったかもしれない。
これまではシリーズを読破したら著者の次作を購入しようかと検討していたけれど、読了分の最新がこれではと、気持ちが薄れちゃった……。続きを読む投稿日:2020.02.19
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。