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人文・思想・歴史

絵画空間の哲学 ――思想史の中の遠近法

あらすじ

“遠近法”という表現様式は自明のものではなく、ルネッサンス期に確立したひとつの世界観である。パノフスキーらも論じてきた遠近法の成立や発展の背景を、本書は思想史的観点から深く掘り起こし、水墨画や日本絵画における表現法も引きくらべつつ、絵画の一技法という枠を越えて文化全体の文脈のなかで、その真の世界観的意義を捉えなおす。さらに、カントやヘーゲルなどのドイツ観念論における芸術理論、近代日本絵画における格闘を追いながら、美術と哲学の関わりを掬いだす。ユニークな切り口で美術史学の重要論点に切り込んだ名著。

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作品情報

掲載誌・レーベル
:
出版社
:
Reader Store発売日
:
2024.06.07
書誌発売日
:
2024.01.15
ファイルサイズ
:
23.1MB