「争い」入門
ニキー・ウォーカー(著)
,高月園子(訳)
/亜紀書房
作品情報
◆ひとは争わずにはいられないの? それは本能?
◆そして、戦争はなくならないの?
◆平和は達成される?
◆ウクライナをはじめ、世界の紛争の裏側は?
対立、紛争、戦争の「しくみ」、そして「平和」について。
小学生から大人まで、誰にでも必要な基礎知識がこの一冊に。
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世界ではいつもどこかで、紛争や戦争が起こっている。
だから「争い」は人間にとってさけられないことだと思いがちだ。
でも、この本を読めば、人間は、平和についても不断の努力をつづけていることがわかるだろう。
どうして人と人、国と国同士で「争い」が生まれるのか?
──まずは〈構造〉をしっかりと見つめて、「争い」を乗り越える目を養おう。
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【目次】
■はじめに……紛争ってなに?
■1……………なぜ紛争は起きるんだろう?
■2……………人と人とを分ける線
■3……………協力するか、それとも戦うか?
■4……………平和に向かう
■5……………紛争の意味を理解する
■結論…………君はどう思う?
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この作品のレビュー
平均 3.3 (4件のレビュー)
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一つのオレンジをめぐって争う姉妹の小話
子供向けの本なので、国際紛争はクラスメイトとの喧嘩に、交渉はパイの切り分けになぞらえられ説明される。
国と国との関係はクラスメートとの関係と同じだとし、紛争の発端を誰がいちばん大きな一切れをもらうか…や、かっこいいTシャツをふたり同時に見つけた状況と、差別の発端をピザパーティーに友だちの中の誰を呼ぶかの選択と結びつける。
わかりやすいのかもしれないが、さすがに単純化させすぎではないだろうか。
複雑な問題を複雑なまま理解する習慣を身につけおかないと、単純化の弊害によって、よりステレオタイプや偏見を生み出しかねない。
いま誰もが口癖のように使っている「やっぱり」という言葉も、こうした単純化から来てるんじゃないかと本当に思う。
TVコメンテーターしかり、試合後の選手のインタビュー、政治家の答弁でも、盛んに口にされる「やはり」とか「やっぱり」。
言外に含まれているのは「思った通り」とか「知ってましたよ」ってことなんだけど、内に潜んでいるのはプロパガンダに左右されやすい、ステレオタイプや偏見でしかなかったりする。
本書を読んでておかしかったのは、一つのオレンジをめぐって争う姉妹の話。
ある姉妹は家の中の最後のオレンジを取り合って喧嘩をしている。
「自分の方がもっとそれを必要としている」んだと言い合って。
見かねた母親が、両者に半分に切り分けたらどうかと提案する。すると姉妹は揃って丸々1個じゃないと嫌だと言い張る。
理由を聞くと姉は「絞ってジュースにするの」と、妹は「皮で香水を作るんだ」と言う。
どちらもオレンジを丸ごとほしいと言っていたけど、結局は二人ともオレンジの一部を欲しがっていたに過ぎなかった、それもこれもお母さんという仲介者が双方に理由を尋ねたからだよね、というメデタシメデタシの小話。
これで作者は読者に、紛争の解決は困難だと早合点せず、傍観者ではなく積極的に仲介し、両者の言い分を汲み取れば、うまくいく可能性があることを伝えたいのだろうが、どうだろう?続きを読む投稿日:2023.10.25
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ルビを多くふっているので、おそらく小学校高学年向けの本だと思います。しかし、小学生がこの本を買うのかと思う反面、紛争のことはよくわかります。
平和ボケした日本人だからこういう感覚になるのかなと思いまし…た。続きを読む投稿日:2023.07.13
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