英語のあや――言葉を学ぶとはどういうことか
トム・ガリー(著)
/研究社
作品情報
★“日本人の英語”から見えてくる言葉の真実
日本人が書く英語に固有の味とは?
外国語能力のリアルな経済価値は?
最近の外国語教育論争の争点は、実は二百年も昔からのもの?
ネイティブ・スピーカーの限界とは?
日本人が犯しやすい英語の間違いとは?
言語は失敗でこそ学べる?
日本語に堪能で、翻訳や辞書編集に長年携わり、“日本人の英語”を見つめてきた米国人が、二つの言語の狭間でこそ知り得たことを綴った。
【目次】
まえがき
I 日本語の味、英語の味─文体、文法、そして作文指導
コラム ことばのくも「ネイティブの限界」
II 科学英語から考える
1. コミュニケーションの基本として、相手が何を知っているかを考慮する
2. the は相手が知っていることを表す
3. the は常識を表す
4. 冠詞が必要な時と不要な時
5. 冠詞と関係節
6. 「相手が知っているかどうか」と情報の流れ
7. 科学英語の書き言葉と話し言葉
8. 英語での口頭発表の準備
9. 同じように見えても同じではない英語と日本語
10. 英語らしい英語を書くコツ
11. 相手に配慮した英語表現
コラム ことばのくも「ザ 中国人」
III 言語の狭間で考える
1. 言葉の蹉跌
(失敗へのこだわり / 辞書の失敗(その1) / 辞書の失敗(その2)―unlookupables について / 意味の流れ / 言葉の海に溺れて)
コラム ことばのくも「ネイティブ・バッシング」
2.言葉の価値
(馬鹿の言葉 / 言葉のコスト / 言葉不況 / 怒りの言葉 / 上機嫌な起源)
コラム ことばのくも「外国語学習の害」
3.言葉のあや
(飾り気のない言葉 / 歩道の上にも)
コラム ことばのくも「クラスルームの言葉」
Ⅳ 言葉ってどこが面白いの?
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この作品のレビュー
平均 2.5 (6件のレビュー)
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おすすめ資料 第176回 (2013.2.15)
「言葉」がいかに揺れ動くものであるか。
著者は答えのない問いを投げかけることを楽しんでいます。
言葉や辞書、そしてもちろん英語(と日本語)に興味…を持つ人は、その問いを楽しめるでしょう。
ただし、第II部は実用的です。
冠詞の使い方や英語の依頼表現などについての考え方を説明しています。
これが非常に腑に落ちるのです。続きを読む投稿日:2015.07.31
日本人が英語を書く際、どうしても日本語っぽさ、言い換えれば「日本語の味」が英語の中に出てきてしまいます。本書では、長年にわたり日本人の英語を見てきた著者が、英語の中にあらわれる「日本語の味」をうまく取…り除き、英語らしい英語を書く方法を紹介しています。
例えば、日本人がよく使う「など」と、その英訳として考えられている”and so on”が取り上げられています。「など」は例えば「その事は国会などで問題になった」のように、国会以外の指示対象(マスコミや都道府県議会)が具体的に想像できない曖昧な場合であっても問題なく使えます。一方、「など」を”and so on”を使って訳した英語 “That matter became an issue in the Diet and so on.”は英語として不自然になります。”and so on”は読者が”the Diet”と同類のものを具体的に推測できる文脈でなければならないからです。「など」と同じ感覚で”and so on”を使ってはいけないことがわかります。
この他にも、冠詞の使用方法や英語らしい単語の並べ方など、英語らしい英語を書く上で日本人が気を付けなければならない情報が豊富に盛り込まれています。英語で論文を書く機会がある方にとって、とても参考になる一冊と言えます。
(ラーニング・アドバイザー/人社 IKARASHI)
▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1396825続きを読む投稿日:2015.03.09
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