思考の枠を超える 自分の「思い込み」の外にある「アイデア」を見つける方法
篠原信(著)
/日本実業出版社
この作品のレビュー
平均 3.2 (6件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
本作も会社の同僚が貸してくれた一冊です。
レビューの続きを読む
以下、印象に残った事だけを備忘録として残す。
【「適切な思枠」と「破滅する思枠」】
労働者を「コスト」として捉えるのではなく消費者という「お客様」として捉えることで、資本主義は共産主義以上に豊かで比較的公平な社会を実現できた。
【視座を変える】ex.水
「数学」コップの大きさは200ml、水は100ml入っている。
「理科」水はH2O、コップの素材はケイ素。
「国語」水が喉をスルスルと通り抜け、体の火照りがおさまっていった。
「社会」水道局の管轄下にある2km先の浄水場では...。
「教科」という視座を変えるとこれだけ見え方が変わる。
【討議ではなく議論】
話し合いをするのに「相手の論を討つ」(討論)事に一生懸命になるよりは、建設的に話し合う。
説明
内容紹介
〈著者から読者の皆様へ〉
「ああすればよかった」「こうしたらよかったのに」そう後悔してはため息をつく。
そんな不器用な人は「ねばならぬ」に囚われ、
心も体もぎこちなくなり、臨機応変を難しくしています。
天下の不器用者である私は、自分で自分に枠をはめ、
枠の中で右往左往する年月を過ごしました。
器用な人たちはなぜ臨機応変に反応できるのか?うらやましい。
その秘密を解き明かしたいと考え、言語化を続けているうち、
実は器用な人たちも無意識のうちに思考に枠をはめ、
そこから出られないでいる事実にも気がつきました。
私たち不器用者を呪縛から解き放つだけでなく、
世界を縛る「思枠」にヒビを入れたい。そう考え、筆を執りました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
〈本書の説明〉
◆「臨機応変」なひらめきを実現するフレームワークがわかる本◆
著者は、NASAも失敗し「開発は不可能」とされていた新技術を開発した農業研究者。
イノベーティブな新技術を開発し、一躍注目を集めた著者ですが、
もともとアイデアマンだったわけではなく、知人の間では有名な「不器用者」だったそうです。
著者の言う「不器用者」とは、
・「こうあるべき」という自分の思い込みに囚われて視野が狭くなっている人
・思い込みに囚われて頑固になっており、周囲と衝突してしまう人
・自分の思い込みにこだわるあまり、まわりの人に迷惑をかけて
「すみません、すみません」と謝ってばかりの人
そんな人のことです。
自分はそんなことはない、と思いますか?でも過去を振り返ってみたとき
「あのときああすれば、このプロジェクトは成功していたかもしれないのに」
「こういうふうに考えていたら、自分も売れる商品を開発できていたかもしれないのに」
「もっと視野を広くできていたら、こんなにこじれなかったかもしれないのに」
と、後になって気づいたり、反省したりした経験が一度でもあるなら、
あなたも「自分の思い込み」に囚われる不器用者です。
では、思い込みが強い不器用者は、どうすれば「いいアイデア」が出せる人に変われるのか。
臨機応変に「いいアイデア」が出せる器用な人に憧れ、彼らを観察し続けた著者は、1つの結論に達します。
それが思考の枠=「思枠」を使って考えるということ。
人間には誰しも、「思枠」があるものです。そしてそれを一定の場所に固定しています。
しかし、「いいアイデア」は固定した「思枠」の外にある場合が多いのです。
「思枠」をずらして、隠れているアイデアに気づけるのが「いいアイデアが出せる」人です。
だとしたら、不器用者も「思枠」をずらす方法を知りさえすれば変われるはず。
そう考え、実践してきた著者の語る、「従来の考え」や「ありきたりな思いつき」を超える思考法。
イノベーション の前段階、何かを思いつくところでつまずいてしまう、という方におすすめの1冊です。
内容(「BOOK」データベースより)
「柔軟な発想」が苦手なあなたへNASAも失敗した新技術を開発した農業研究者による「難局突破」の思考法。自分の「思い込み」の外にある「アイデア」を見つける方法。
著者について
篠原 信(しのはら しん)
1971年生まれ、大阪府出身。農学博士(京都大学)。農業研究者。中学校時代に偏差値52からスタートし、四苦八苦の末、三度目の正直で京都大学に合格。
大学入学と同時に塾を主宰。不登校児、学習障害児、非行少年などを積極的に引き受け、およそ100人の子どもたちに向き合う。
本職は研究者で、水耕栽培(養液栽培)では不可能とされていた有機質肥料の使用を可能にする栽培技術や、土壌を人工的に創出する技術を開発。
世界でも例を見ない技術であることから「2012年度農林水産研究成果10大トピックス」を受賞。
著書に『自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書』(文響社)、『子どもの地頭とやる気が育つおもしろい方法』(朝日新聞出版)、
『ひらめかない人のためのイノベーションの技法』(実務教育出版)があるほか、「JBpress」「東洋経済オンライン」などに記事を発表している。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
篠原/信
1971年生まれ、大阪府出身。農学博士(京都大学)。農業研究者。京都大学入学と同時に塾を主宰。不登校児、学習障害児、非行少年などを積極的に引き受け、およそ100人の子どもたちに向き合う。本職は研究者で、水耕栽培(養液栽培)では不可能とされていた有機質肥料の使用を可能にする栽培技術や、土壌を人工的に創出する技術を開発。世界でも例を見ない技術であることから「2012年度農林水産研究成果10大トピックス」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)投稿日:2020.08.23
「思枠」は、心のフィルターだったり色眼鏡とも言い換えられる。みんなそれぞれの思枠で生きているし、苦しんだりもしている。
思枠を柔軟にズラしたり、取り替えられたりすると、もっと楽に生きられるようになるの…だろう。
そのためには、横に寄り添いリフレーミングを促せる人の存在は重要だと思う。続きを読む投稿日:2023.08.18
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。