結婚という物語
タヤリ・ジョーンズ(著)
,加藤洋子(訳)
/ハーパーコリンズ・ジャパン
作品情報
生まれる愛、誓う愛、試される愛――
2019年 女性小説賞受賞!
世界累計100万部突破の話題作。
“冤罪という悲劇であると同時に、感動的な物語”
――バラク・オバマ(アメリカ元大統領)
“深い感銘を受けた。そして、考えさせられた”
――ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)
“アメリカが歴史の大きな転換点にある今、必読の書。人々を引き裂くのはナイフや銃弾とは限らない。でも、結びつけるのはいつも愛なのだ”
――鴻巣友季子(翻訳家・文芸評論家)
“アメリカの人種問題を扱いつつも「結婚」が個人や家族に与える普遍的な問題を描いており、読後に誰かと共感や反感を分かち合いたくなる”
――渡辺由佳里(書評家・エッセイスト)
ありふれた幸せな夫婦、ロイとセレスチャル。
ある日、町の寂れたホテルに泊まった二人だが、
その夜に女性客が強姦され、犯人と疑われたロイは警察に連行されてしまう。
とんでもない濡れ衣だと誰もが釈放を信じたが
夫の無実を訴えるセレスチャルの証言もむなしく
ロイに言い渡されたのは懲役12年の刑だった。
唐突に、理不尽に引き裂かれた二人は、
刑務所のなかと外とで手紙をやり取りしつづけるが――
愛とは、結婚とは、人種とは、社会とは。魂に訴えかける各賞受賞の話題作。
*女性小説賞受賞
*NAACPイメージ・アワード受賞
*アスペン・ワーズ文学賞受賞
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商品情報
- シリーズ
- 結婚という物語
- 出版社
- ハーパーコリンズ・ジャパン
- 掲載誌・レーベル
- ハーパーコリンズ・ジャパン
- 書籍発売日
- 2021.03.22
- Reader Store発売日
- 2021.03.22
- ファイルサイズ
- 1.9MB
- ページ数
- 416ページ
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この作品のレビュー
平均 4.0 (6件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
結婚して一年半ほどのアフリカンアメリカンカップル、これから二人の未来を描いていくというところで夫が冤罪で刑務所に。刑期は12年。あなたならどうする?
レビューの続きを読む
妻のセレスチャル、夫のロイの手紙のやり取りの前半に加え、セレスチャルの幼馴染でロイの学友であるアンドレの視点も加わる。前半は正直ちょっとだらだらとしていて、なんどか読むのをやめようかと思った。セレスチャルの気持ちの揺らぎがつらい。
が、後半は結構ページターナー。
結婚の時に何か感じた違和感
むりやりはめたジグソーパズルみたいな結婚だった
お互い思い込もうとしてたけど、本当はこの人じゃなかった
いやとか嫌いとか興味がないとか、そういうことじゃない。
この人といるのが一番幸せなんだろうか?
一番好きな人と一緒に生きているんだろうか?
これからこのひとと一生を過ごしていくんだろうか?
女としてセレスチャルにちょっとイラつくシーンもあるけど
これは難しいよね
オリーブ(ロイの母)の葬儀のシーンが凄く強烈。
それがある意味決定打になって脳にこびりついてしまったんでしょうね、セレスチャル
最後の手前は「え?あぁ、あっそうなの?」てなったけど、
最後の最後で「あぁやっぱりね」ってなった。
でも、いい(?)終わりだと思いました。私は。
結婚は家族と家族のつながりだけど
離婚が悪いことのように見られるのって、どうなのかな、と個人的に思う。
結婚した人が、本当にお互いの一番なのかな?
新たに出会った人ではなく、昔から傍にいた人
心のどこかで、それが正しかったという気持ちがありながら、それを必死に押し込めながら無理する結婚なら、それをやめて心にしたがう離婚は一時的な痛みを伴うけれど、お互いがそうなら最終的には幸せな決定ではないだろうかとすら思ってしまう。
サクセスフルな結婚ってなんなんでしょう?
子供がいれば幸せになれるのか?愛って何なんだろう?
結婚観や家族に対する考えって、自分が幼少期の時の親がロールモデルになっている部分も大きいと思う。そういう部分も、この小説では垣間見ることができる。
お互いかっちりはまる人におさまって、うらやましさすら感じます。
そんな読み方をしたのは変でしょうか・・・。
もし冤罪という不幸が五年という結婚機関より長い歳月を二人にもたらしていなかったとして、この二人は幸せに暮らしていたんだろうか?
私は個人的には、二人は結婚を続けるけど、形式的というか義務的だったんじゃないかと思う。続けるというか、やめれないというか。
原題のアメリカンマリッジ、どういう意味が含まれるのかわかりそうでわからない。
オバマ元大統領の"夏に読みたい本"リストで紹介された際には"An American Marriage by Tayari Jones is a moving portrayal of the effects of a wrongful conviction on a young African-American couple" と紹介されており、いまだに「黒人」であることで信じられないような扱いを受けることが少なくなく、セレスチャルとロイもその被害者であると。アフリカンアメリカンと一口にくくっても、その中でも階級の違いは大きく、成功し裕福な家もあるし、そうでない人も多い。
因みに著者のタヤリ・ジョーンズさんはコーネル大学でも客員教授として一時期在籍されていたそう。現在は物語の舞台でもあるジョージア州のエモリー大学で教鞭をとっているそう。他の本も読んでみたいと思う。日本語訳は2023年時点でおそらくこれのみ。
南部は全然行った事がないので、少し行ってみたい・・・違うアメリカを感じるんだろうな投稿日:2023.10.18
みんな自分勝手。みんな自分のことばかり。
相手のことを考えているようで、大事なのは自分。
でも当然だ、人間なんだもの、生きてるんだもの。
自分の生を全うしなくちゃいけないんだもの。
誰も責められないけ…ど、でもほんと、みんな人間だな。
人間そのもの。続きを読む投稿日:2022.11.21
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