極超音速ミサイルが揺さぶる「恐怖の均衡」 日本のミサイル防衛を無力化する新型兵器
能勢伸之(著者)
/扶桑社BOOKS新書
作品情報
ジョー・バイデンが副大統領当時に手を付けた
“核兵器と同じ目的を達成する非核手段”とは何か?
◆ロシア・中国が先行する新型兵器
◆極超音速ミサイルが日米に突きつける課題
マッハ5以上のスピードでコースを替えながら飛翔する「極超音速ミサイル」は、迎撃は不可能といわれており、中国とロシアではすでに開発、配備されたと考えられている。この「極超音速ミサイル」の登場が、第2次世界大戦後、70年以上にわたって続いた核を搭載した弾道ミサイルによる『恐怖の均衡』という時代の終焉を意味すると言われている。それは、日本の安全保障にとっても大きな転換期となることは間違いない。バイデン大統領が正式に就任し、世界と日本の安全保障環境にも新しい常識が生まれるだろう。日本の平和はどう守っていくのか?フジテレビで防衛問題を担当する報道局上席解説委員の能勢伸之氏による解説で、その行方を考えるヒントとなる1冊だ。
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商品情報
- 著者
- 能勢伸之
- 出版社
- 扶桑社
- 掲載誌・レーベル
- 扶桑社BOOKS新書
- 書籍発売日
- 2021.01.29
- Reader Store発売日
- 2021.02.05
- ファイルサイズ
- 3.4MB
- ページ数
- 208ページ
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この作品のレビュー
平均 4.0 (2件のレビュー)
-
アヴァンガルドやキンシャールなどのロシアの極超音速ミサイル/滑空体は、核兵器の運搬手段で有り、米国のMDを突破することを目的としているようだが、等の米国は元々ロシアの戦略核にはMDではなく戦略核による…抑止と報復で対校しているので、ここは『恐怖の均衡』が崩れることはないと言える。
ただし、中国の中距離核+極超音速兵器は、A2AD戦略の貯めに、日本や台湾並びに、日本や台湾を救援に来る米軍を狙ったものであり、コレは「新たな脅威」と言える。そして、米軍は新たな迎撃システムの構築と、独自の極超音速兵器の開発で対校しようとしているが、なお研究開発段階であり、一歩で遅れていると言える。
ただし、極超音速滑空体がプラズマに包まれた速度のママ、移動目標を狙える仕組みが実在するのかどうかは疑いの余地があり、中国が戦術核で米艦隊に打撃を与えた場合、米軍の書く報復は避けられないのではないだろうか?また、台湾にある巨大なレーダーシステムは、開戦劈頭の弾道弾攻撃で無力化されるのは必至で有り、平時からグレーゾーン事態までしか役に立たないのでは?とも思った。
最後に:ちょっと読みにくいので☆一つ減続きを読む投稿日:2021.05.03
著者の一連の作品と同様、あまり読みやすくはないが、HGV等の極超音速兵器に関する、専門的な技術的内容以外の基本的情報はまとめられており、基本的知識の把握には役に立つ。
以下、要点。
・極超音速兵器の…発端はオバマの核なき世界の実現の構想。非核で核と同様の目的を達成するための手段が極超音速兵器。このため米側の極超音速兵器は全て通常弾頭。ロシアや中国は核弾頭と通常弾頭両方。
・極超音速兵器は技術的にはロシアと中国が先行。米国もようやっと危機意識。
・対極超音速として、米軍はNDSA。ロシアもレーダー等を開発。中国は不明。
・南シナ海は、中国のSLBMの聖域確保という意味合いもある。
以下、参考になった情報。
・グローバルダブルゼロへの中曽根総理の貢献。アジア地域のINF配備が米ソの取引材料にされそうになっていたところ、中曽根総理の提案により、アジアも欧州同様INF全廃となった。
・中国のDF-17はリフティングボディ。星空-2はウェーブライダー
・米側の核への対抗の基本はMADによる相互抑止。BMDはアジアや中東での中距離以下のBM脅威対抗用であり、米本土へのICBM対抗用ではない(GBIはあるが数が足りない)。このため、ロシアがHGV等によりBMDを突破する手段を保有しても、核抑止という観点では何ら影響はない。続きを読む投稿日:2021.02.26
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