東シナ海開戦1 香港陥落
大石英司(著)
/C★NOVELS
作品情報
真綿で首を絞めるように香港の自由を奪った中国が、次に見据えるのは台湾だ。ある日、台湾領の東沙島が中国軍の奇襲を受ける。大艦隊が接近する中、台湾軍は必死の抵抗を続けることに……。そんな緊迫する台湾に偶然居合わせたのが《サイレント・コア》の魔女こと司馬光一佐。面倒を見ている娘のレストラン開店を祝っていたところ台湾、アメリカの関係者との秘密会談に引き込まれ、日本の軍事参加を迫られる。「尖閣を守りながらの二面作戦は無理!」とつっぱねるが、事態はますます予断を許さないものとなっていく。一方、中国へ一矢報いるため、凶悪な計画を携えた者たちも上海へ向かっていて……?
大石英司の新シリーズ、不穏にスタート!?
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 東シナ海開戦
- 著者
- 大石英司
- 出版社
- 中央公論新社
- 掲載誌・レーベル
- C★NOVELS
- 書籍発売日
- 2020.10.25
- Reader Store発売日
- 2020.10.20
- ファイルサイズ
- 5.6MB
- ページ数
- 232ページ
- シリーズ情報
- 全8巻
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.5 (5件のレビュー)
-
カバー裏の著者の言葉に情勢認識の総てがある。「香港が陥落した。1997年の香港返還以降、中国は四半世紀をかけて、真綿で首を絞めるように徐々に香港の自由を奪い(略)遂に香港を手中に収めることができた。そ…のことに対して、世界は口先の抗議をするだけで、全く無力だった。(略)覇権は続く。中国の次の野望はどこに向かうのだろうか?」その答えはこの小説にあるということなのだろう。台湾領の東沙島を武力掌握して、台湾の中国編入を世界に認めさせる。
「いかにもありそうな未来」という読者の反応が散見する。「第三次世界大戦(全8巻)」よりもリアルだ、という感想も多い。その先に見えるのは、「だから、自衛隊の武力増強は緊急の課題だ」となるのだろう。
小説だから、何やらきな臭いテロの計画とか、中国の日本大型哨戒機撃墜という事件もラスト辺りで起きる。戦線は「なし崩し的に」拡大する。まるで、昭和初期の中国戦線のようだ。
私は、そういう「世界観」にもともと大いに反対である。けれども、代表的な軍事オタクが描いた、非常にリアルだと言われる小説も読まないで反対しても「現実を見ろ」と言われる。それで紐解いた。何も驚きはなかった。
なるほど、「実際に」中国が台湾に対して武力攻撃をしたら、こんな形で事態が進む「可能性」はあるだろう。ただ、私が予測した通り、中国が台湾を領土化し、東シナ海を自国の庭とする現実行使を「前提として」話を作っており、誰が何故この判断をしたのか、という描写は一切ない。なるほど、軍事的にはさまざまな紆余曲折はあるかもしれない。けれども、武力で勝つことは、そもそも国が戦争をする目的ではない。それは、世界史の常識ではある。著者はその方向性に関してはあまり関心はないようだ。私は著者に言いたい。「現実を見ろ」。
こうやって、日本人を煽り続けて、日本が後戻り出来ないところまで、「防衛力を増強」させることで得するのは、印税で潤う著者や一部の人たちだけではないだろうか。中国が覇権主義を持っていないということではない。むしろ持っている。しかし、中国が香港のように真綿方式ではなく大鉈をふるうかどうかの判断は、また別の見識が必要で、日本がどう立ち振る舞うべきかということも、私には別の見識がある。
結論。全然リアルではない、荒唐無稽小説でした。続きを読む投稿日:2021.04.17
このレビューはネタバレを含みます
さて、一年以上前に購入した本を
レビューの続きを読む
やっと読み出しました。
最終巻まで発売されたので
ここから一気読みを。。。
で、「香港陥落」というタイトル
小説内ではそんなに、というか
ほぼ取り上げられてなかったよ…うに
思いますけどね。
むしろ「東沙攻略戦」の方が
しっくりくるような・・・
まぁ、プロローグでしょうからねぇ
そんなに派手派手な戦争シーンは
出て来ないんでしょうね
それにC国ばかり敗北して
きましたからねぇ、ずっと。
この辺りで、1勝しておく設定も
悪くないんじゃないかな
って思ったり。。。
2巻目が楽しみですわ続きを読む投稿日:2021.12.03
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。