半沢直樹 アルルカンと道化師
池井戸潤(著)
/講談社
作品情報
★★★「半沢直樹」シリーズ6年ぶりとなる待望の最新作!★★★
***
東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹のもとにとある案件が持ち込まれる。大手IT企業ジャッカルが、業績低迷中の美術系出版社・仙波工藝社を買収したいというのだ。大阪営業本部による強引な買収工作に抵抗する半沢だったが、やがて背後にひそむ秘密の存在に気づく。有名な絵に隠された「謎」を解いたとき、半沢がたどりついた驚愕の真実とは――。
***
探偵半沢が絵画に込められた謎を解く、江戸川乱歩賞出身の池井戸潤、真骨頂ミステリー!
『半沢直樹1 オレたちバブル入行組』の前日譚となるシリーズ原点にして、「やられたら、倍返し!」
あの突き上げる爽快感とともに、明かされる真実に胸が熱くなる、
7月19日放送開始ドラマ「半沢直樹」シリーズ待望の最新原作小説が、ついに登場。
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商品情報
- シリーズ
- 半沢直樹 アルルカンと道化師
- 著者
- 池井戸潤
- 出版社
- 講談社
- 書籍発売日
- 2020.09.17
- Reader Store発売日
- 2020.09.17
- ファイルサイズ
- 0.3MB
- ページ数
- 352ページ
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この作品のレビュー
平均 4.3 (291件のレビュー)
-
さくっと読めて気分爽快
第1作の前日譚ということで、シリーズ愛読者の皆様には懐かしい面々が勢揃い。ここから読み始めても全然okなところはさすが池井戸先生作品。ハラハラドキドキイライラしても、きっと良くなると信じて読めるのがこ…のシリーズの美点。読後ストレスが少なくてグーですね。続きを読む
投稿日:2020.09.18
-
石を投げれば人でなしに当たる世界
夢中になって一気読み。
あまり記憶に残らないシリーズなんだけど、一番面白かったかな。
それにしてもここまで多くの読者から支持されている理由は何だろう?
組織の不正が正されるという勧善懲悪もあ…るだろうけど、主人公が組織の序列を飛び越えて論破していく様に爽快感を覚えるのかもしれない。
渡真利の「誰も言えないことをお前が言い、誰も出来ないことをお前がやってくれる。それに俺たちがどれだけ励まされているか」という告白が象徴しているように、日々感じている理不尽さや声に出せない心の叫びみたいな時代の閉塞感を反映しているのかも。
組織の希望なんだと励まされた半沢は、「試されているのは俺じゃない、組織そのものだ」と、涼しい顔で絶体絶命の窮地に飛び込み、本人からすれば当たり前なことを成した後は、淡々と戻ってきて平然としている。
こういう姿も、ファンには堪らないのかも。
小説としては、冒頭の朝礼から伏線が張られ無駄がないし、時折挟まる経営者による社の来歴語りも巧い。中盤の宝探しにもワクワクさせられたが、往復書簡など道具立ては揃いすぎていて、真相もわかりやすい構図に収斂していくため、リアリティに乏しく深く心に残る余韻は生まれなかった。
余計なお世話だけど、今回のドラマ化は難しそうだ。
西洋絵画において「アルルカンとピエロ」という主題は、ピカソやセザンヌも描いたありふれたもの。
仁科譲という夭折した天才画家は、誰が見ても、ひと目で"ああ彼の作品だ"とわかる、独特なタッチと、強烈なオリジナリティがあったという原作の記述を、どう映像化するんだろう。
当然、模倣もできないだろうし、果たしてお茶の間も納得させられる小道具が用意できるんだろうか?
読み終わってから気づいたが、最初なんで主人公が大阪にいるのかわからなかった。
あとで、シリーズ1作目の前日譚だとわかったが、「いまは、21世紀になって間もない頃」とあるので、20年前の話か。
銀行はM&Aキャンペーンの真っ最中で、取引のある会社経営者は「定期預金やクレジットカードを作るなど、散々つきあわされたけど、今度は何? 銀行のために会社を売れって?」と鼻白んでいる。
まさしく「石を投げれば人でなしに当たる」銀行ならでは。
今ならさしずめ、銀行そのものが整理統合され、「今度は何? 僕の転職先を世話してって? いいかげんにしてよ」だろうな。続きを読む投稿日:2021.03.20
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