この作品のレビュー
平均 3.6 (29件のレビュー)
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カフェに併設された、本のセレクトショップみたいなところで見つけて購入。育児や幼児教育などのジャンルの棚にありました。山崎ナオコーラさんの本はあんまり読んだことはなかったけど、自分の本棚を検索したら「こ…の世は二人組ではできあがらない」を読んでちゃんと☆5つつけていた。もっと読めばよかったな。
私とほぼ同じ世代で(3つ下)、同じ北九州生まれで、同じように流れで高齢出産のナオコーラさん。とても共感できる部分もあったし、私はそんな風に考えられなかった、尊敬する、あこがれるな、と思う部分も多かった。自分のライフスタイル(というほどではなくてもファッションの路線など)や、子どもとの向き合い方について、すごく悩んだりくよくよしたりしながらも、「私はこのように考えるようにしよう、今度からはこうしよう」と決断していく。その姿勢が、自信満々でもないし、信念を貫く感じでもなく自然で、決めたとおりにならなかったりもしている。のちのち、「こう決めていたのにうまくいかなかった、バカだ。」などと記述されており、そういうことあるなぁ!と共感した。
母ではなく、親として、なんなら親でもなく一人の人間として、赤ちゃんのことをすごく客観的に観察して「うちにいる赤ん坊は・・・」とその様子を綴っている。母親の愛情たっぷり目線ではないのに、なぜこんなに心温まる記述になるのだろう、と不思議に思った。
どうもそれは、赤ん坊を自分の所有物ではなく(←子育て中心の母親はこんな感覚に陥りがち)、一人とひとりの人間同士として赤ん坊を見ているからのようだ。
笑うようになったときも、最初は「表情を真似しているだけだな」などと冷静に分析していて、過度に「笑った笑った!」とはしゃがない。(実際ははしゃいでいるのかもしれないけど、文章ではそうなっている)
子育てとは別のテーマだけど、不摂生で病気になった人の社会保障費を社会が負担するのはオカシイという論調についての文章も好きだと思った。
そのような主張も、わからなくはないが、何かおかしい。じゃあどう反論すればよいのだろうと思っていたけど、ナオコーラさん曰く、「成熟した社会では、理由を問うべきではない」。理由がなんであれ、困っている人がいれば助ける社会が成熟した社会なのだと。
そうよね。私、「成熟した社会」っていうフレーズ好きだな。私は家事が苦手ですぐアウトソーシングしてしまうのだけど、いちいち心の中で「成熟した社会は分業がすすむのよ」と思っている。
ナオコーラさんは片づけは嫌いだけど料理は好きで、片づけはお掃除ロボットなどにお任せしているらしい。素敵だな。
夫さんとの関係もいいなと思った。やたら「夫は収入が少ない」「金は私が出している」というのが出てきて笑えた。私も言いたい(言わないけど)。なんで言えないんだろう?結局、妻の方が稼いでいるなんて体裁が悪いからあんまり言わない方がいいな、という固定観念から逃れられていないのだ…。
最後、満開の桜の下を、ベビーカーを押しながら歩いていて、「もう死んでもいいな」とふと思う。涙が出た。もちろん死んじゃダメなんだけど、ふとそんな気持ちになる瞬間があること、ほんとにわかる気がする。ナオコーラさんの本をこれからもっと読みたいと思いました!続きを読む投稿日:2024.02.02
子どもを一人の人間と捉え、フラットでいようとする姿勢は素敵だなと思った。
自分は、一人の人間を育てるなんてそんな責任背負えないと思っているけど、もっと気楽に考えてもいいのかなという気持ちになった。
…一方で、自分の意思を強く持っている方なので、普段からこんなにたくさん考えてると疲れちゃいそうだなぁ…と思った。適当人間な私とはこだわりの強さとか思考の深さが違うのかも。続きを読む投稿日:2024.03.29
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