フルライフ 今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略
石川善樹(著)
/ニューズピックス
作品情報
イノベーティブな結果を出すための仕事術と、
よりよく生きるためのライフハックは、
人生の限られた時間の中で共存しなければいけない――
人生100年時代が到来し、
75歳頃まで一生懸命に働くだろう私たちに、
いま必要な「戦略」はなんなのか
Q.ハードな仕事と、長い人生の“重心”はどこにあるのか
Q.そもそも「フルライフ(充実した人生)」とはなにか
Q.フル(充実)の真逆にある、エンプティ(空っぽ)な人生とは何か
Q.後悔が生まれる原因は
Q.あなたはどのような戦略に基づいて、限られた時間を使っているか
Q.戦略の先に、自分は何をしたいのか
Q.ところで「戦略」とは何か
Q.限りある時間の中で、Doing(する)とBeing(ある)のバランスをとるには
Q.真のWell-Beingとは
予防医学・行動科学・計算創造学・概念工学からビジネス・事業開発まで、
縦横無尽に駆け巡り、「自分の仕事は難しい問題を解くことです」と豪語する、
謎の学者・石川善樹の集大成!
今日の仕事と、10年先の目標と、100年の人生をつなぐ、
未曾有の戦略書、登場。
目次
はじめに どうしたら一度きりの人生がフルになるのか
1章 仕事人生の重心は、すべて「信頼」にある
2章 生産性の重心をとらえる3つの「時間軸」
3章 創造性の重心は「大局観」にある
4章 人生100年時代の重心は「実りの秋」にある
5章 真のWell-Beingとは「自分らしさ」の先にある
おわりに 新しい時代の重心は「私たち」である
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この作品のレビュー
平均 3.3 (31件のレビュー)
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「人生100年時代」を充実させるために
・今日すべきことと
・1週間ですべきこと
・1年間ですべきこと
などといったように、一区切りのつくそれぞれの時間的戦略を紹介した1冊。具体的なアクションプランま…で明示されており、読み終わった後に「これからとりかかろう」と思わせてくれる点で良作といえるだろう。
作者は予防医学研究者の石川善樹さん。自然科学の専門家だけあり、構成、特に接続詞の使い方が丁寧であるため文章を書く上で大切なエッセンスも多分に含まれている。
以下、ためになった3つのポイントを紹介する。
【①人生にはBeingとDoingの時間がある】
人生には、Beingすなわち「いる状態」として過ごす時間と、Doingすなわち「する状態」として過ごす時間がある。
死を目前に床についている人はBeingの時間が大半を占めるだろうし、黙々と手作業をする仕事時間はDoingの時間が多く占めているといえる。
コロナ渦で、自身は気が滅入ったりストレスを感じることがおおく「コロナ時代の負け組」であったが、これはBeforeコロナの時代にDoingの時間が多く、Beingの過ごし方が分からなかったため、急遽Beingの時間が増えてしまったことに対処できなかったのだとこの節を読み痛感した。
それぞれの時間でできること、叶えられることは異なるという考え方そのものに共感ができた。
【②一つに依存から、たくさんに依存へ】
社会の変化が早くなることで企業の寿命が短くなる一方、人の寿命は延び、一人が職業に携わる時間は長くなりつつある。この、会社の寿命より職業に携わる寿命の方が長くなる時代で大切なことは、何か一つのことに依存するのではなく、たくさんのことに依存することであると筆者はいう。一社にこだわるのではなく、掛け持ちや副業、転職を繰り返すことでたくさんに依存し、重心を分散させることが大切なのである。
ただし、闇雲に転職をするのではなく「産業が同じか違うか」と「求められるスキルが同じか違うか」をクロスさせ、4象限に分け戦略的に移ることを推奨している。
特に転職一社目は「同じ産業×違うスキル」か「違う産業×同じスキル」に移ると良いとしている。
例えば食品メーカーで営業職をしていれば、次は広告代理店という違うマーケットで同じ営業を行う。あるいは、違う食品メーカーで人事職に飛び込む。こうやって少しずつズラしていくことが負荷のかかりすぎない成長を実現できるという。
【③マイナスを取り除くこととプラスを増やすことは違う】
突飛に大きな話をするが、人類は戦争、貧困、病気との戦いに勝ってきた。特に戦後の日本は豊かな国を目指し、類を見ないほどの速度で経済成長を実現してきた。1人あたりのGDPは1958年から1987年までのおよそ30年間で右肩上がりを続けた。また、栄養、衛生面の改善に伴い平均寿命も改善。同じ30年間でGDP同様、右肩上がりを続けた。
しかし、同じ30年間で数値が変わらず横一線であったものがある。それが「生活満足度」である。アジア人、特に日本人は生活満足度を高く見積もらない(10段階で10をつける人の比率が他国、とくに南米圏などと比べ低い)傾向にあり、一概に「幸せでない」と結論づけることはできないが、少なくとも経済成長や平均寿命の改善は生活満足度、すなわち幸せな状態に影響を与えていないのである。
裏を返せば、経済成長をしなくても、平均寿命をのばさなくても、別の要因に幸せをもたらすものがあるのだろう。マイナスを取り除くことと、プラスを増やすことは別物なのである。続きを読む投稿日:2021.03.21
戦略家の仕事は重心を発見することである。
「1日の重心は仕事の始めと終わりにある」
→機械的に仕事に流されず、仕事に対して主体的に取り組んでいる。
「仕事の始め方」
○会社に来て「同僚と挨拶を交…わす」
○「ToDoリストの確認」
×出社するや一目散にパソコンに向かう
「仕事の終え方」
○「その日のタスクを振り返りながら翌日以降の計画を立てる」
○「身の回りの片付け、整理整頓」
×「時間になったから帰る」
「社会的時差ボケ」
「知的生産」は情報→思考→価値というプロセス
コンセプトを作る力とは「具体の世界」と「抽象の世界」を行ったり来たりできる能力
現在のwell-beingは人の「体験」と「評価」について測定するというのがグローバルスタンダード
well-beingとは「いい意味での自分らしさ」=自分を忘れること、自分から離れること
続きを読む投稿日:2023.01.30
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