マーベル映画究極批評 アベンジャーズはいかにして世界を征服したのか?
てらさわホーク(著)
/イースト・プレス
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忖度なし! 誰も書けなかった本邦“初”の「マーベル・シネマティック・ユニバース」評論書。
期待すらされなかった無名のヒーロー映画から、世界を席巻する伝説が始まった!
予算わずか1400万ドル。かつて倒産の危機に瀕したスタジオと、ドラッグで人生を棒に振りかけた役者が、無名のヒーロー映画『アイアンマン』で起死回生のヒットを飛ばす。ここから、厳格な管理体制を敷くディズニーの下で、無謀なプランだったはずの「マーベル・シネマティック・ユニバース」は拡大していく。
ときにスタジオと役者・監督との間で軋轢が生じながらも、わずか10年でいかにして歴代No.1の映画シリーズとなったのか。MCUは、映画産業を、映像表現を、どう変えたのか。そして、映画のなかでヒーローたちはアメリカ社会の“何”と戦ってきたのか。
アメコミ映画の第一人者・てらさわホークが、『アイアンマン』から『アベンジャーズ/エンドゲーム』までのMCU22作品と、マーベル映画がもたらした功罪を徹底評論する。
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この作品のレビュー
平均 3.8 (8件のレビュー)
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予算わずか140万ドル。倒産の危機に瀕したスタジオとドラッグで人生を棒に振りかけた役者が、無名のヒーロー映画『アイアンマン』で起死回生のヒットを飛ばす。
ここから、厳格な管理体制を敷くディズニーの下…で、
無謀なプランだったはずの「マーベル・シネマティック・ユニバース」は拡大していく。
ときにスタジオと役者・監督との間で軋轢が生じながらも、 わずか10年でいかにして歴代No.1の映画シリーズとなったのか。
MCUは、映画産業を、映像表現を、どう変えたのか。
そして、映画のなかでヒーローたちはアメリカの"何"と戦ってきたのか。
アメコミ映画の第一人者・てらさわホークが、 『アイアンマン』から『アベンジャーズ/エンドゲーム』までのMCU22作品と、 マーベル映画がもたらした功罪を徹底評論する。
「アイアンマン」は、メリルリンチから融資を受けた制作リストに入っていなかったため、ケヴィン・ファイギ・プロデューサーが資金調達して、ロバート・ダウニーJr.はドラッグリハビリ後の復帰作というリスキーな作品だった。クライマックスの「私がアイアンマンだ」は、アドリブだった。
「インクレディブル・ハルク」でのエドワード・ノートン、「アイアンマン」シリーズの監督を2作めで降板したジョン・ファブロー、「アベンジャーズ」2作めで降板したジョス・ウェドン、「マイティ・ソー」2作めの監督に予定されていたパティ・ジェンキンスは制作途中で降板、「アントマン」制作途中で降板したエドガー・ライト、度重なる監督の降板の理由は、マーベルスタジオのマーベル・クリエイティブ・コミッティなる組織がコミックの世界観から映画版が逸脱しないように細かい注文してくることがマーベルスタジオと映画監督に軋轢を生じる原因になったこと。
ロキ以外のヴィランが魅力的じゃない、ストーリーの中で取り上げられるテーマが掘り下げられないなど、マーベルコミックの映画が抱える様々な問題。
「アベンジャーズ」のクライマックスのニューヨーク決戦、「キャプテン・アメリカ・ウィンターソルジャー」のインサイト計画、「ブラック・パンサー」の「国境に壁を作るのではなく解放を」に込められた意図は、現実世界で起きた無差別テロやスノーデンが告発した国家安全保障局の全世界規模の監視計画やトランプ政権の隔離政策が反映されている。
マーベルコミックの映画が作品というより商品という批判がありながら、多数の観客を惹きつける理由に、テロや文化の多様性など現実的な問題への問いかけが盛り込まれていたり、定型のストーリーに収まらず新しいストーリーを語ろうとする革新的な姿勢があるなど、マーベルコミックのアメコミ映画を見る時に新たな視点を与えるマーベルコミック映画評論本。続きを読む投稿日:2023.09.23
最近のMCUはポリコレだなんだって言われてるけど、昔から世相を反映してるんだね。
原作コミックを全く読んだことがないので原作知識を紹介してくれるのも良かった。
監督や俳優の小話をするときに別の映画…のネタバレ?的なことを挟むのがちょっと気になった。
エンドゲーム以降もこの人で解説読みたいのでぜひ続編待ってます続きを読む投稿日:2023.09.17
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