応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱
作品情報
室町後期、諸大名が東西両軍に分かれ、京都市街を主戦場として戦った応仁の乱(一四六七~七七)。細川勝元、山名宗全という時の実力者の対立に、将軍後継問題や管領家畠山・斯波両氏の家督争いが絡んで起きたとされる。戦国乱世の序曲とも評されるが、高い知名度とは対照的に、実態は十分知られていない。いかなる原因で勃発し、どう終結に至ったか。なぜあれほど長期化したのか――。日本史上屈指の大乱を読み解く意欲作。
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商品情報
- シリーズ
- 応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱
- 著者
- 呉座勇一
- 出版社
- 中央公論新社
- 掲載誌・レーベル
- 中公新書
- 書籍発売日
- 2016.10.25
- Reader Store発売日
- 2018.06.08
- ファイルサイズ
- 7.6MB
- ページ数
- 328ページ
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この作品のレビュー
平均 3.7 (164件のレビュー)
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勉強になりました
ようやく電子化されたので読んでみることにしました。まさに群雄割拠の混乱の時代を当時興福寺の僧侶だった経覚と尋尊の目と耳を通じて語られるます。
登場人物が多くて辟易しますが、互いの遺恨や利益を巡って繰…り返される小競り合いがやがては東西に分かれて戦う大戦へとつながる経緯が丁寧に描かれています。
面白かったし、何よりも勉強になりました。続きを読む投稿日:2018.12.07
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先日読んだ,上念先生の「経済で読み解く日本史」の室町時代編で,応仁の乱はちょっと調べると面白いんではないのか?と思い,読んでみたというのが本書を手に取ったきっかけです。
本書は,奈良の興福寺に縁の深…い二人の僧侶が当時つけていた日記をベースに,応仁の乱のあらましをとらえていこうという意欲的な書籍だったと思います。正直この辺りの知識はほぼ素人同然で,知識ベースが0に近いという状態でした。なので,本書を読み終えた最終的な感想としては,この当時の将軍の名前が似すぎていて誰が誰だかよく分からなくなる,ということでした。
思えば私が高校時代に日本史の専修を諦めた大きなポイントは,江戸幕府の将軍の名前似すぎている問題,にあったのだということをふと思い出しました。というわけで前提となる人物の背後関係をある程度理解されている人であれば,本書はかなり面白く読めるのだと思うのです。しかし,時の権力者がいついつどこどこで誰それと戦ったという歴史の羅列は,どうしても頭の中にすっと入ってくるものではないということに改めて気づかされた一冊であったように思います。
最後のポイントで,応仁の乱が第1次世界対戦と似た構造を持つという解説は非常に興味深かったです。第1次世界対戦で戦ったドイツやフランスやイギリスは,元々全面戦争を最初から望んでいたわけではなく,グダグダの戦いのあと最終的にはヨーロッパ全体の没落を招いたと言えます。
一方で応仁の乱も,東と西に分かれた大名は全面戦争を望んでいたわけではなく,東西両軍ともに短期決戦を希望していたそうです。しかし,戦争が長期化し足軽などが動員される総力戦の様相が呈されることによって,グダグダが続き,参戦大名達の没落を尻目に戦国大名が台頭してくるというのです。
このあたりは,戦術の革新なんかも理由付けになるというのが面白かったです。応仁の乱は足軽を使った輜重線の攻撃や,お堀の機能的進化による籠城戦的様相を呈していたというのだそうです。世界大戦でも,塹壕戦によって,戦争の期間が長引いだそうなのですが,そのあたりとの相似性も考えられて,面白かったです続きを読む投稿日:2020.12.23
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