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ウロボロスの基礎論 下
竹本健治(著)
/講談社文庫
作品情報
実在のミステリ作家らを襲う奇妙奇天烈な“うんこ事件”。竹本健治の連載ミステリに混入する眩暈と戦慄の物語。綾辻行人、小野不由美、笠井潔、新保博久、法月綸太郎、麻耶雄嵩、山口雅也が推理合戦を展開、小説ジャックまで強行される。物語中に有名作家が突如原稿を混入し、謎は深まる一方。世界は擾乱され朦朧胡乱の淵に転落した。
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商品情報
- シリーズ
- ウロボロスの基礎論
- 著者
- 竹本健治
- 出版社
- 講談社
- 掲載誌・レーベル
- 講談社文庫
- 書籍発売日
- 2018.05.15
- Reader Store発売日
- 2018.05.15
- ファイルサイズ
- 1MB
- ページ数
- 384ページ
- シリーズ情報
- 既刊2巻
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この作品のレビュー
平均 3.0 (3件のレビュー)
-
これは「新本格ミステリ」シーンの二次創作なのか!?
京大ミステリ研部室から始まった、推理小説マニア垂涎の蒐集本上に大便が置かれるという〈うんこ事件〉の謎。並行して語られる麻生家連続殺人というミステリ…。綾辻行人、法月綸太郎、麻耶雄嵩etc.が実名で登場。続きを読む投稿日:2018.05.10
このレビューはネタバレを含みます
一読、とても疲れてしまった。
レビューの続きを読む
面白かったか面白くなかったかといえば、面白かったんだけど、とにかく、ついていくのが大変。真相も、酉つ九を名乗っていた人の正体と、竜ちゃん消失の謎と、うんこすりかえの謎は明…らかにされたけど、あとはどうなっているのかよくわからないまま……。うんこ事件の謎は、あそこで竹本さんが言った通りの解決でいいのかな?麻生家も、よくわからないまま……。というか麻生家事件の「僕」って名前明らかにされていた?あの人は結局何ものだったのか……。水樹くんをぶら下げたのは誰?骨揚げの時の謎のプレートは何??そういうのほっぽり出してると「あとがき」でも指摘されてるけど、ううん座りが悪い。しかし私は「血の巡り」は悪いけど、素直な読者でもあるので、「こういうもんだ」とされたら「そうか、こういうもんか」と受け入れてしまうので、それはそれとして楽しんだ。「そこはそれ」だもんね……トリック芸者シリーズ大好き。
ただ、「うんこ事件」「麻生家事件」はともかく、間に挟まれる小説ジャックの「評論」「物理論」「仏像論(?)」あたりは、小説との有機的なつながりがどうにもわからなくて、とにかく読むのに苦戦した。衒学的なのは好きな方なので、全然読まずに飛ばすようなことはしないんだけど、特に物理論には苦戦……あの「ボーア博士」、夢の中だけど何かほかに正体があるような感じだった。神様?中井さん?
それにしても、うんこうんこ出まくりで、自分の中の小学生男児(うんこ漢字ドリルで喜ぶ)を発見してしまった。不覚。終盤の、例のブツのすりかえについて、採取装置の説明をしつつ解決し、ブツの主を明らかにするシリアスなシーンも、シリアスなのに「こんな方法でとったんかい!うわっいやだな!」みたいな、笑いと驚きでテンションが保てず、その感情の振れ幅も読後の疲労感に影響している気がする。すごい疲れるよ。
25年も前の本なので、一部よくわからない言葉も出てきて、ちょっと新鮮だった。
パラノ人間→偏執的な人間、スキゾ人間→分裂的な人間ということ?
ちょっと調べてみたら、バブルのころの流行語だったみたい。おもしろいな。
例のヤオイ文化についてのくだり、あまりにもすごくて笑ってしまった。途中引用されているマンガ?は本当にそのミスパロなのかな。びっくりしたわ。すごい世界すぎて変な笑い声出た。島田先生が綾辻先生と三人の時にほんとにそんなことおっしゃったのかしら……と笑ってしまった。でも実際本出してるわけだし、御手洗シリーズのどれかにミスパロサークルの座談会みたいの載せてたし、交流あったのもホントなのかな。しかも名古屋なんだ……。絶句。
もう一度頭から読まないと理解できないけど、もう一度頭から読む元気がない。いつか再読しよう。
全編にわたって中井英夫の「のろい」のようなものがかかっていて、その影響力に圧倒された。ずっといつか読んでみなくてはと思いつつ、大変そうで手が出なかった「虚無への供物」をついに読む決心をした。でも、これを読み終わった直後にはちょっとむつかしい。「普通の」ミステリで頭と心をリセットしないと……。
あと、ミステリの評論について、今まであまり関心がなかったんだけど、ちょっと読んでみたなという気になった。やたらと評論が盛んな文芸ジャンルという意味で、ミステリとSFってかなり特殊なんじゃないかと思ってたけど、読めばわかるかな。続きを読む投稿日:2020.09.02
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