プライベートバンカー 驚異の資産運用砲
杉山智一(著)
/講談社現代新書
作品情報
日本の富裕層が海外で資産運用したがるのには、やっぱり理由があった! 初めて詳細に明かされる、プロのプライベートバンカーが考案・改良した驚異の資産運用方法とは? ベストセラー『プライベートバンカー』(清武英利著)の主人公が詳細に語り尽くした“国内では絶対無理”の運用ノウハウ。富裕層でなくても活用可能な「資産別運用テクニック」も、あわせて公開しています。
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商品情報
- シリーズ
- プライベートバンカー 驚異の資産運用砲
- 著者
- 杉山智一
- 出版社
- 講談社
- 掲載誌・レーベル
- 講談社現代新書
- 書籍発売日
- 2018.03.15
- Reader Store発売日
- 2018.03.14
- ファイルサイズ
- 12.9MB
- ページ数
- 224ページ
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この作品のレビュー
平均 3.1 (15件のレビュー)
-
【感想】
プライベートバンクとは、雲の上の話なのか。
また、元野村證券のトップセールスの数の多さには少々うんざり。。。
「野村證券のトップセールス」は一体何人いるんだと思った。
お金持ち達を税金徴収…から守り、更に資産を増やす為に動く「プライベート・バンカー」。
普通の証券マンと違って、自社製品に縛られずに、また「アカウント・マネジメント・フィー」なので金融商品を無理やり売らずに資産を守り、
「本当に良い金融商品」を提案できるあたりは良い仕事だと思う。
要するに、投資で儲けようと思っても、日本の投資機関はそれほど役に立たない。
しかし、プライベートバンカーレベルの人に相手にされるには、少なくとも億クラスの資産が必要とのこと。
読んでいて面白かったが、富裕層でない自分にはあまり関係のない話だったなと、残念。。。
また、ガッツリ稼ぐのではなくコツコツと稼ぐことが大事なんだなとも思った。
【この本から何を実践する?】
こういう本を読んだところで、何らかの投資にチャレンジしないことには、絵に描いた餅で終わる!!
【内容まとめ】
1.主な収入源は、顧客から預かった資金の残高に対する年間管理費用「アカウント・マネジメント・フィー」
2.依頼する為の予算は、高額の預金・入金が必要。
100万ドルから多いところでは1000万ドルの最低預入金額がなければ口座すら開けない。
3.急ピッチに資産増加のリスクを取ることよりも、まずは原理原則に基づいた資産形成を目指すべきである
【引用】
野村證券や三井住友銀行で得た顧客と共に、そしてその顧客にメリットがある提案を繰り返して、外資銀行→プライベートバンカーとキャリアアップしてきた。
「日本のお金持ち達は、一体海外でどうやって資産を増やしているんだろう?」
「なぜ日本ではなくて海外なんだろう?」
→富裕層の資産運用、特に海外での運用のお手伝いを主な仕事としている「プライベートバンカー」
富裕層の資産を運用するプロフェッショナル
p13
・筆者の仕事内容
「マネーの執事」
個人の富裕層をメイン顧客とし、その顧客にとって最も適した資産管理・資産保全・資産運用方法(ソリューション)を提案し、顧客が独力では得られない資産防衛と運用のためのインフラや環境を手にしてもらう。
p20
日本の投資金融は手数料で小銭稼ぎをしている。
一方で海外のプライベートバンクの主要な収入源は、顧客から預かった資金の残高に対する年間管理費用である。
「アカウント・マネジメント・フィー」「カストディアン・フィー」などと呼ばれている。
だからバンカーたちは無理に売り買いを勧誘して顧客の資産を削ぐような愚かな事はせず、逆に顧客の資産を中長期的に増やすにはどうすればいいかを必然的に考えるようになる。
日本の金融機関と比べて、顧客とバンカーがwin-winの関係になりやすい!
p24
・プライベートバンカーへの依頼方法
当然ながら、高額の預金・入金が必要。
100万ドルから多いところでは1000万ドルの最低預入金額がなければ口座が開けない。
p61
スティーブ・ジョブズの言葉
「If today were the last day of my life,
would I want to do what I am about to do today?」
(もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?)
p68
・金融鎖国 日本
国民の預金や加入している積立金が金融機関を通じて国際に投資され、結局は国の借金に充てられている。
また、日本の保険会社では到底提供できない恩恵のある保険商品は海外にたくさんあるが、日本の居住者が加入できないといった行法もある。
日本の保険会社に独占販売権を与えることで、政府の借金である国債の返済原資に回している日本居住者のお金を海外に流出させないようにしている。
→「金融鎖国」
p170
・非富裕層が行うべき運用法
資産総額1000万以下の方々は、本書で述べてきたような、
「プライベートバンクを活用し何億円もの資金を元手にレバレッジを効かせ効率の高い運用をする!」
といったような運用法は残念ながらできない。
そうした運用法を早くできるようにするためにも、リスクを軽減しながら着実に資産形成していくしかない。
テンバガーの株銘柄を探したり、仮想通貨によって急ピッチに資産増加のリスクを取ることよりも、まずは原理原則に基づいた資産形成を目指すべきである。
【原則】
1.「分散効果を利用せよ」
・銘柄の分散
→市場、地域、銘柄をできるだけ幅広く振り分けることで、リスクとリターンのバランスを最適化する。
・時間の分散
→ドルコスト平均法によって定額を毎月定期的に買い付ける。
ドルコスト平均法…
毎月の購入額と購入日を一度決めてしまえば後は機械的に買い付けてくれるシステム。
大きな得はなくても「高値掴み」させられる心配も少なく、限られた資金でかつ中長期的に資産形成する上で適している。
2.「税制のメリットに使う」
税金と手数料は運用成果を妨げる2大阻害要因であるが、その1つである税コストについてはNISAやiDeCoなどで非課税枠を最大限活用する事で、ある程度負担を減らすことができる!
通常、金融商品に投資して、売却して得た利益や配当に対して、約20%の税金がかかる。
ただ、専用口座(NISA口座など)を開設し、その口座で株式や投資信託を購入すれば、売却益や配当金は非課税になる!!
iDeCoは積み立てた資産を60歳になるまで引き出せない不便さがあるが、税優遇措置を受けながら老後の資産形成ができる点では有効なツール。
3.「コストを最小限にすること」
運用における利益阻害要因の手数料を減らすこと。
p179
・資産1000万円を超えてからの運用法
1000万~3000万以下の水準まで増やすことができたなら、レバレッジ・債権運用などに20万USドル単位の投資ができるようになり、おおよそ4~6%台の利回りを追求することができる。
またハイイールド債ファンドの銘柄を組み合わせて購入し、7%台の利回りも追求することができる。続きを読む投稿日:2018.05.14
前半、プライベートバンカーとして世界を渡り歩くあたりまでは面白かった。途中、ハイイールド一択で運用を進めているあたり、リスクリターンの考えが少し足りないのではと感じた。
投稿日:2021.06.16
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