評価の経済学
デビッド・ウォーラー(著)
,ルパート・ヤンガー(著)
,月沢李歌子(訳)
/日経BP
作品情報
フォルクスワーゲン、英BP、トランプ、クリントン、タイガー・ウッズ、シャラポワ……。
評価研究の第一人者が最新の事例をもとにネット時代に「評価ゲーム」の勝利者となる方法を解説!
評価をつくる最強戦略とは?
・評価を決定する3つの要素
・行動によるメッセージ
・評価の危機管理
・「評価ゲーム」で伝説を残す
他人からどう評価されるかはあらゆることに大きな影響を及ぼす。企業、個人、国家など誰もが「評価ゲーム」に参加しているからだ。
評価ゲームとは何か? どうすればゲームの勝利者となれるのか?
レピュテーション研究の第一人者が評価のしくみと評価を築き、回復させ、後世に残すための戦略を初めて解き明かす!
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商品情報
- シリーズ
- 評価の経済学
- 著者
- デビッド・ウォーラー, ルパート・ヤンガー, 月沢李歌子
- 出版社
- 日経BP
- 書籍発売日
- 2018.02.16
- Reader Store発売日
- 2018.02.23
- ファイルサイズ
- 0.8MB
- ページ数
- 384ページ
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この作品のレビュー
平均 3.4 (6件のレビュー)
-
「評価」という概念自体は古代からありますし、古今東西人間は自分や自分の属する組織の評価を高めたい、という思いは共通にあるのだと思います。しかし昨今、インターネット及びデジタル技術の発展によって、プラッ…トフォームビジネスと呼ばれる分野が急成長しているなかで、特にユーザーによる評価はプラットフォームの生存にとっては極めて重要な役割を果たすという意味で、「評価」に対してよりクローズアップされてきているのだと思います。
その意味で私は「デジタル時代」の評価の構築、維持、回復について焦点をあてている本だと思っていたのですが、中身を見ると必ずしもそうではありませんでした。むしろ歴史上の有名人(古代ローマ帝国なども含む)がどんな評価を獲得したのか、どうその評価が崩れていったのかなどを多数紹介するなど、一般的な「評価論」の本だと思います。
まず本書を読んで面白かった点を挙げます。評価とブランドを比較し「ブランドは自分がどう見られたいのか」に対して「評価は自分がどう見られているのか」の違いであること、評価には「能力の評価」と「性質の評価(例:怒りっぽい、嘘をつく)」があって能力の評価は一旦獲得すると崩れにくいが性質の評価はあっという間に変化する可能性がある、といった点です。このあたりの概念については頭の整理が出来て有益でした。
他方、全体的な印象なのですが、申し訳ないのですがどうしても「小手先」の話のように聞こえてなりませんでした。本書では、評価自体を管理することは出来ないけれども、評価に影響を及ぼす要因をどう戦略的に構築していくかが重要なのだ、ということが書かれているのですが、どうにも本質を語っている気がしません。日本的すぎるのかもしれませんが、実は他者からの評価を気にせず、でも世のため人のために心から動いている人々が実は結果として評価されるというのが真実な気もしています。著者は歴史にも詳しく色々な分野や時代の事例を取り上げていますが、残念ながら古今東西の中の「東」については知見が全くなさそうでした。素人ながら思うのは、個人主義全盛の西洋よりも、集団主義、そしてコミュニティ内での評判が極めて重要な東洋の方が「評価」に関する智恵が多く存在している気がします。その意味で、著者は日本、中国など東洋における「評価」あるいは恥の概念などを学ぶべきでしょう。本書から学ぶ点も多々ありましたが、全般的に言えば申し訳ありませんがあまり感銘を受けませんでした。続きを読む投稿日:2023.05.02
本書は経済学の本ではない。原題が""Reputation Game"であるように、自己(自社)に対する評価が生まれるメカニズムについて考察したものである。著者は評価を生み出すものとして、行動、ネットワ…ーク、物語(ナラティブ)の3つを決定的な要素として掲げつつ、これを豊富な事例で裏付けていく。特に評価におけるネットワークの重要性はSNSの普及する中で重要度をましていると言えよう。しかし、本書の一番の特徴は3つ目の要素として掲げている物語という要素、つまり自分をどう説明するのかという点だろう。それも、単に客観的事実を説明するということだけではなく、自分の説明が社会の自己に対する認識や期待と適合しているかどうか、また社会的な文脈(時代の空気感)に合致しているかどうかによっても左右される。そして、彼の解く評価という考えは、ボットマンのいう信頼というものにも結びつくと言えよう。21世紀はデータの時代と言われるが、単に無機的なデータだけが重要なのではなく、データを取り扱う主体に対する評価というものと結びついて、最終的にはサイバー空間における信頼というものを醸成していくことになるのではないかという示唆が得られた。好著。続きを読む
投稿日:2019.05.03
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