常識の壁をこえて ――こころのフレームを変えるマーケティング哲学
ダン・S・ケネディ(著者)
,金森重樹(監修)
,池村千秋(訳者)
/CCCメディアハウス
作品情報
ダイレクトレスポンスマーケティングの第一人者の代表作がビジネスプロデューサーの金森重樹氏の監修でついに復刊!
反感を買うことを恐れてはいけない。
胸にいだく野望が大きければ、
それだけ反感を買う可能性も大きくなる。
どの程度有意義なことを成し遂げられるかは、 どの程度他人を怒らせる勇気があるかに比例する。
―ダン・S・ケネディ
世の中は、運にしても資力にしても能力にしても、
不平等にできています。
そんな不平等な世の中で
ハンデを跳ね返して成功を収めるには、
常識の壁をこえることが不可欠です。
―金森重樹
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商品情報
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この作品のレビュー
平均 3.9 (19件のレビュー)
-
日本では経営コンサルタントのカリスマでは神田昌典氏ですが、彼にも何らかのバイブルがあると思います。この本は、はじがきに書いてある通り「ポジティブ思考のウソを斬る」という本で1999年に出された本の復刻…版ですが、神田氏の本を何冊も読む中で、彼がかなり影響を受けているのではないかと思いました。
オリジナル本は私もアマゾンで確認して、凄い値段がついていて驚きましたが、その内容は読んでみてビジネス術の本質を突いていると思いました。
この本では18種類の「ウソ」が紹介されていますが、その「ウソ」を乗り越えられる人だけが本当の成功方法を知っていて、巷に溢れているノウハウ本は、その「ウソ」を上手に解説しているのかもしれません。
アマゾンのシステム(この本を買っている人はこの本も買っています)のおかげで通常の価格でこの素晴らしい本を読むことができました。起業家の方はぜひ読むべき本のように思いました。
以下は気になったポイントです。
・ことわざは安易に一般化して使うべきものではない、そもそも「ことわざ」がどのような社会環境の下で作られたのかを吟味して考える必要がある(p7)
・成功を阻む最大の障害は、じつは自らの心のあり方にあったりする(p8)人間はその人の持つセルフイメージ(自分自身についてどのようにとらえているかの自己像)以上には大きくなれない。できる、できないを決めるのはその人のセルフイメージ(p10、40)
・この本は常識や格言の類いを打ち破る事を目指している、しかし結局のところ「ルールは破られるためにある」という最もありふれた格言こそ、究極のルールである(p23)
・正直に白状する人はほとんどいないが、大きな成功を収めた人のなかにも、決してほめられたものではないネガティブな悪の感情を原動力にした人が少なくない(p33)
・他人を説得する必要がある人は、「悪い事態を想定することの効用」を強調したい、あらかじめ可能性のある批判や反論は全て想定して、準備しておく(p35)
・無理してポジティブに考えずに、セルフイメージの土台を作り、綿密な目標を立て、現実的なプランとノウハウを持つように心がける(p42)
・誰にも得意不得意はある、だからそれを見極める事が大事(p47)
・昔から消費者が求めているものは変わらない、それは質の高い商品、払った金額に見合う商品(p54)
・ビジネスで成功するために必要な知識を身につける方法、1)近くの大きな図書館に通う、2)狙いを定めた分野で最も成功を収めている人物を50名選んで、会いに行く、食事をごちそうしてもらう、3)志望の分野で実際に働く(p57)
・ただで話を聴こうとする人にはランチにもつきあわない、時間を割いた以上は金を請求する。この姿勢を貫く事で商売は繁盛する(p66)
・ビジネスの世界でただで「与える」のは禁物、自分の才能に少しでも高い値段をつけて堂々と主張する。他人のために時間を割いたら、必ずお金を請求する(p71)ピカソがナプキンに走り書きをして「一万ドル」を請求した、30秒しかかかっていないじゃないかと言われて「40年と30秒」と答えた。(p69)
・押しの強い人が成功するのはスポーツの世界だけではない、誰にでも愛される人間であれといった定石を無視して成功した人は、ビジネスにも数多くいる(p76)
・年商100万ドルを超すビジネスに成長したグランダーのビジネスは、新しい事はなに一つしていない。顧客サービスについて勉強し、忠実な顧客を確保している他業種の会社の戦略を真似ただけ、制服を着て、道具を清潔、時間厳守、競合他社のチラシを集めて研究して似たようなものを作った(p96)
・発明家の殆どは、破産、失望、苛立ち、詐欺師の食い物にされている(p98)
・ライバル業者が長期間続けている広告は効果があるから、そうした材料から有効なアイデアやテーマ、特典を利用する(p100)
・セールスにおいて継続と忍耐は実を結ばない、有能なセールスマンは、なるべく早く「イエスかノー」を引き出して見込みの無い相手はさっと見切りをつける(p111)忍耐に重きをおく考え方の多くは、今日とはまったく異なる時代に形作られたもの(p115)
・仕事と遊びをはっきり分ける必要はない、その理由として、1)今の仕事が面白くなければ止める事を考えるべき、2)仕事と遊びが両立しないのは工場の反復作業しかなかった時代のはなし、3)仕事と遊びを混ぜるチャンスはたくさんある(p135)
・セールスや交渉の場面では、ローテク(実際に会う)がハイテク(電子メールなど)に圧勝する(p141)
・最初のうちは、もてる限りの経験とノウハウを安全確実で手堅いものにつぎこんで、投資した資金が確実に4倍になって戻ってくるようにしたほうが良い(p160)
・私達が興味を持つのは、魅力ある「物語」とドラマチックな商品説明、権威あるお墨付き、消費者の体験談、ユニークなネーミングがそろっている場合、商品は二の次(p172)
・マーケティングとは、顧客との結びつきを強めるための優れた方法を新たに考案する事(p178)
・売上高や市場シェアよりも大事なものは、長期利用の顧客やリピーターの確保である。顧客ロイヤリティを最優先に経営を行えば売上高アップはおのずと達成できる(p184)
・負けない試合をしてくれ、という指示がダメな理由、1)人間はいちばん気にしている事、恐れている事をやってしまう、2)イノベーションを潰す、3)失敗を隠す体質を生む(p208)これと対極にあるのが、なるべく早い段階でたくさんミスをして多くのことを学ぶ(p209)
2014年6月29日作成続きを読む投稿日:2014.06.29
このレビューはネタバレを含みます
言われていることはごもっともだけれども
レビューの続きを読む
現在騒がれているある人が出ているのと
いわゆるトンデモを取り上げているので減点。
まあ騒がれている人に関してはこの本の罪ではないかな。
ただ言えることはあまり…にも常識の壁をぶち抜きすぎる人は
やはり上に立つことは向かないわね。
特にそれが大きなものを動かす場合。
現実に世界的に一触即発状態でしょ?
売りたいものを動かす時にそれがあれなものでなければ
この手法は間違いのないもの。
だけど昨今のある業界のように常識を破るものを
負のベクトルに使った場合は言わずもがな。
諸刃の剣だと思うな。続きを読む投稿日:2020.01.08
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