「孤独」は消せる。
吉藤健太朗(著)
/サンマーク出版
作品情報
11歳から14歳までの3年半、不登校やひきこもりを経験し、生きることが辛いほどの孤独に苦しめられた吉藤健太朗。
中1の夏、ふとしたきっかけで出場することになったロボットコンテストで奇跡の優勝を果たす。
師匠と呼ぶ先生との出会いを経て高校に進学後は、
画期的な車椅子の発明から世界最大の高校生の科学大会「Intel ISEF」でみごと栄冠に輝く体験をすることに! ところが……。
それまでの辛い経験、努力が報われたことや、栄えある受賞の誇らしさを感じながらも、
猛烈に湧き上がってくるのは「自分は何のために生きているのか」という強烈な不安感だった。
人生のいろいろな壁を、常識破りやクレイジーと言われる方法で突破しながら、
“理論”ではなく“感覚”でロボットを研究する筆者の思考回路、発想法が詰まった、
自分のあらゆる可能性の扉を開きたくなる1冊。
*目次より
・分身ロボット「OriHime」
・足を使って移動することでわかること
・私の白衣はなぜ黒いのか
・人と馴染めなかった幼少時代
・ひきこもりからの脱出
・学校は行きたいときに行くもの
・師匠への弟子入り
・世界大会への挑戦と世界の高校生との出会い
・「孤独」という問題と向き合う
・大切なことは野外活動が教えてくれた
・なぜ「擬生命化現象」は起きるのか?
・たった1人のロボット開発
・ALS患者の孤独を解消せよ
・自分への挑戦 ほか
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商品情報
- シリーズ
- 「孤独」は消せる。
- 著者
- 吉藤健太朗
- 出版社
- サンマーク出版
- 書籍発売日
- 2017.03.10
- Reader Store発売日
- 2017.03.10
- ファイルサイズ
- 11.6MB
- ページ数
- 271ページ
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この作品のレビュー
平均 4.4 (16件のレビュー)
-
作家の山崎ナオコーラさんが新聞の書評でおすすめされていて気になり、手に取った本。
著者の吉藤健太郎さんは小中学校時代にひきこもりを経験し、孤独を痛いほど味わった。
その経験を元に、孤独を解消するもの…があればと、分身ロボットOriHimeをつくりあげる。
スマホかパソコンがあれば、家にいても、寝たきりでも学校や職場、旅行などに代わりに行かせて、まるでその場に居るように振る舞えるのだ。
リアル『ヒノキオ』(多部未華子さんのデビュー作の映画)みたいじゃん、と思った。
映画をはじめて観たとき、実際にあったらいいなあ、と思ったのだが、まさかもうすでに実用化されているとは、、、素晴らしい。
吉藤さんはとにかく思ったら吉日、の人。
一般人なら腰が引けそうなことも、とりあえず飛び込んでみる。社交が上手になりたい、と思って大学の社交ダンス部に入部したと書かれていたのを読んだときには笑った。社交違いだって!結局一年で辞めたそうだが、たぶんそれで培った身体バランスや筋肉の動きなんかも、ロボット制作の糧にされているのだろう。パントマイムもできるそうだし。
人との出会いを重視し、長期入院中の子供にもALS患者さんにも【外との出会い】を提供してゆく姿に胸が熱くなった。
エピローグの文章が素敵。
……………………………………………
感謝は集めてしまってはならない。送りすぎてしまってもいけない。何かをしてもらって「ありがとう」と言ったら、次は何かをしてあげて、「ありがとう」と言ってもらえる。つまり‘循環’が人の心を健康にする。
私がつくりたいのはロボットではない。
「その人がそこにいる」という価値だ。
たとえベッドから動けずとも、意識があるかぎり人は‘人の間(ひとのあいだ)’社会の中にある。
私がつくりたいものは、あらゆる状態でも、人に何かをしてあげられる自由。人から遠慮なく受けとることができる‘普通’を享受できる自由。そこにいてもいいと思えること。普通の、社会への参加である。
人は誰かに必要とされたい。
必要としてくれる人がいて、必要とする人がいるかぎり、人は生きていける。
……………………………………………
追記
Wikipediaによると多部未華子さんのデビュー作は『ヒノキオ』ではありませんでした。Janne Da ArcのPVで女優デビューされたそうです。続きを読む投稿日:2020.09.16
・「メイドや秘書のような自立型ロボットを私生活に導入しよう!そうすれば、孤独はなくせる!」的な内容だと思っていた。
自身の不登校時のエピソードや番田さんとの友情が印象的だった。読んだあと、YouTub…eにてオリィさんのドキュメンタリーを見たが、泣いてしまった。続きを読む投稿日:2022.09.24
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