はじめての社内起業 「考え方・動き方・通し方」実践ノウハウ
石川明(著)
/ユーキャン
作品情報
会社員だからこそできる「起業」がある!
本書は、会社を辞めて起業する「独立起業」ではなく、社内で新たな事業を生み出す
「社内起業」に特化した実用書。
この1冊で、事業創出の「考え方」から社内での「動き方」、企画案の「通し方」まで、
「社内起業」ならではの必須ステップと基本ポイントがしっかり身につきます。
著者は、元リクルート新規事業開発室マネジャーで、自身も総合情報サイト「All About」を社内起業した経験を持つ、新規事業インキュベータの石川明氏。
これまで携わってきた新規事業は100社・1,500案件、
育てた企業内起業家(イントレプレナー)は3,000名超。
NTTなど大手企業で続々導入のリアルメソッド初公開です。
社内で新規事業開発を担当している方や新たに担当になった方、
将来、社内で自ら事業を立ち上げたいと考えている方必読の1冊です。
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商品情報
- シリーズ
- はじめての社内起業
- 著者
- 石川明
- 出版社
- ユーキャン
- 書籍発売日
- 2015.07.24
- Reader Store発売日
- 2017.01.27
- ファイルサイズ
- 4.8MB
- ページ数
- 256ページ
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この作品のレビュー
平均 3.9 (20件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
ひょんなことから自社で社内起業のコンペに出ることになり、参考図書として紹介された本。
レビューの続きを読む
社内起業のための本としては勿論、会社の中で何か新しいことをしようとする際にも役に立ちそうな思考法やテクニックが書かれていました。
新しいことをやれと言われているけどアイディアが思い付かない人、新しいことをやりたいけどやらせてもらえない或いはうまく行かないという人にも気付きのある一冊だと思います。
以下、印象的だった部分。
•「自分のやりたいことがそのまま実行できることはめったにありません。大事なのは、『世の中のニーズ』と『あなたが実現したいこと』と『会社の目指す方向性』、この3つを満たすことです。」(p.19)
•「従来は、基幹事業で着実な成果をあげてきた人がおもに登用されてきました。しかし最近では、海外子会社や新規事業の立ち上げなどの実績が、より評価されるようになっています。これは、企業が社員に、『管理•マネジメント系』の能力に加えて、『創造•変革系』の能力を求め始めている現れではないかと私は見ています。」(p.23)
•社内起業ならではの5つの壁。①既存事業とのカニバリゼーション、②会社内における保守性、③スピード感(階層の多さと機能が細分化されていることによる)、④危機感、⑤インセンティブ(昇進するとは限らない)(p.31)
•「新規事業は、本質的に『やってみなければわからない』もの」(p.42)
•5つの覚悟を持つ。①失敗する覚悟、②主体者として先頭に立つ覚悟、③なんとしてもカタチにする覚悟、④社内資源を自ら確保する覚悟、⑤時に敵を作る覚悟。(p.47)
•「リクルートには『幅広い市場に、自由に乗り出している』という印象があると思います。しかし(中略)『人の生死を左右するようなビジネスはやらない』というOBゾーンがありました。」(p.78)
•新規事業の検討メソッド。①既存事業を5W2Hで定義し、軸を一つずつずらす、②アンゾフの成長マトリックス(市場•製品の2軸で4象限に分けるのが一般的だが、5W2Hから2軸を選びバリエーションを設けて考えてみる、③既存•新規の2象限でなく既存•浸み出し、跳び出しの3象限にして9マトリックスにする。(p.88-111)
•「事業とは『不』の解消である」(p.120)
•「リスクを指摘するのは中間管理職の仕事、判断するのは経営者の仕事」(p.206)
•経営者が判断しやすい事業企画書。①何をするのか(事業概要)、②なぜやるのか(背景、期待できる成果)、③儲かりそうか(市場の大きさ、誰から何への対価を得るのか)、④勝てそうか(自社の強みと競争優位性、戦略戦術)、⑤できそうか(必要な投資、実行計画、リスク分析)(p.213)
•「事業化の承認は(中略)社内の役員会議で行われます。しかしこの最終段階で、関係者にいきなりゼロから情報を伝えるのは禁物」(p.220)投稿日:2021.12.30
新規事業のアイデアにつなげる国語(誰のどんな不)・算数(不の大きさ(
(事業規模))・理科(不が生じてる理由)・社会(不が解消されない背景)の考え方が分かりやすかった。
経営者や社内の巻き込み方、ア…イデアを事業計画にしていく手順など企業内で新規ビジネスを担当する時の参考になる一冊続きを読む投稿日:2021.11.21
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