リクルート、進化を止めないIT現場力 システム開発のリアル
米谷修(著)
/日経BP
作品情報
「リクナビ」「SUUMO」「ホットペッパービューティー」――。各ジャンルで国内最大規模の利用者を抱えるこうしたネットサービスを、いくつも手掛けるリクルート。実はそのほぼすべてを、同社が自前で設計・開発・運用していることはあまり知られていない。
これまでの同社のイメージは、「R25」「ホットペッパー」「じゃらん」「カーセンサー」といった情報誌を次々生み出してきた企画力や、顧客企業に切り込んでいく営業部隊の強さ。それは今も昔も変わらない。
ただ、大胆な戦略転換によって、日本随一のテクノロジー企業へと変貌を遂げたのが現在のリクルートの正しい姿だ。
では、新生リクルートの強さの源泉はどこにあるのか。グループのIT施策全般を担うリクルートテクノロジーズで、司令塔として采配を振るい続けたCTO(最高技術責任者)が、その全貌を明らかにする。
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この作品のレビュー
平均 3.4 (7件のレビュー)
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システム開発への方法論に感激。大賛成!
こうした状況からの脱却を目指してまず打ち出したのが、従来とは真逆のアプローチ、すなわち「自分たちで手を動かすこと。」仕事を決して他人任せにせず、絶対に自分の…目で中身を見て確かめようと決心したのです。
要件定義の段階から、自ら誰にも負けないぐらいの業務知識を習得し、要件を漏れなく把握する。開発作業も、自ら手を動かしてプログラムコードを記述し、一行一行に至るまで内容を把握する。そして単体テストや統合テストはもちろんのこと、性能テストも決して他人任せにしない。本当に想定通りの性能を発揮できるか徹底的に確認するために、性能評価も自分たちで行いました。
私が一貫して主張しているのは、たとえ作業を管理する立場にある者でも、きちんと各論を理解しておくべきだということです。各論に一切踏み込むことなく、プロジェクトの管理タスクだけに終始しても、システムは何とか出来上がるかもしれません。しかし万が一問題が発生したとき、管理する側が各論を把握していなければ、問題の本質を探り当てて適切な判断を下せません。
何も「末端の細かな作業に至るすべてを自分でこなせ」と主張しているわけではありません。人に任せられる作業は積極的に任せていかないと、大きなプロジェクトを回すことは不可能です。ただ任せるとしても、「その作業を過去に経験しており、いざとなれば自らこなせるので任せている」のと、「自身でできるかどうか分からないまま、丸投げしてしまう」のとでは、雲泥の差があります。
4つめは、ブリッジSEの存在です。発注元とオフショアベンダーの連携をスムーズに運ぶために、間にブリッジSEを挟むのが一般的です。ここで「伝言ゲーム」が発生してしまいがちです。私自身の経験から、ブリッジSEによって情報が欠落するトラブルが実に多いのです。
振り返って思うのは、手っ取り早く解決できる「銀の弾丸」はもともとなかったということです。
例えば、「ウォータフォール型とアジャイル型のどちらの開発スキームを採用すべきか」という対立は、バックエンド部分の開発はプロジェクト推進部流のウォーターフォール型を、フロントエンド部分の開発に関しては事業別組織流のアジャイル型を採用することで決着しました。開発部分ごとに適切な方法論を持ち込むハイブリッド型スキームを編み出したのです。
続きを読む投稿日:2018.10.08
このレビューはネタバレを含みます
・各論を理解しないとダメ
レビューの続きを読む
・ati圧倒的当事者意識
・オフショア開発→直契約、現地派遣
・プロ推と事業との対立(機能別組織と事業別組織)
・フロント側はアジャイル、バックエンドはウォータフォールのハイ…ブリット開発
・仕様変更も画面だけならOK、DBの項目レベルはNGという臨機応変な対応続きを読む投稿日:2020.04.11
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