昭和史講義3 ──リーダーを通して見る戦争への道
筒井清忠(編)
/ちくま新書
作品情報
なぜ昭和の日本は戦争へと向かい、あのような結末を迎えたのか。政治家、軍人らキーパーソン一五名──加藤高明、若槻礼次郎、田中義一、幣原喜重郎、浜口雄幸、犬養毅、岡田啓介、広田弘毅、宇垣一成、近衛文麿、米内光政、松岡洋右、東条英機、鈴木貫太郎、重光葵―のリーダーシップを分析。生い立ちから要職に就くまでの経歴、要職での業績と、岐路における行動、下した決断の結果について、最新研究に基づいて客観的に描き出し、その功罪を問いなおす。好評シリーズ第3弾。
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商品情報
- シリーズ
- 昭和史講義
- 著者
- 筒井清忠
- 出版社
- 筑摩書房
- 掲載誌・レーベル
- ちくま新書
- 書籍発売日
- 2017.07.10
- Reader Store発売日
- 2017.07.28
- ファイルサイズ
- 10.4MB
- シリーズ情報
- 既刊9巻
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この作品のレビュー
平均 3.6 (5件のレビュー)
-
<目次>
第1講 加藤高明~二大政党政治の扉
第2講 若槻礼次郎~世論を説得しようとした政治家の悲劇
第3講 田中義一~政党内閣期の軍人宰相
第4講 幣原喜重郎~戦前期日本の国際協調外交の象徴…
第5講 浜口雄幸~調整型指導者と立憲民政党
第6講 犬養毅~野党指導者の奇遇
第7講 岡田啓介~「国を思う狸」の功罪
第8講 広田弘毅~「協和外交」の破綻から日中戦争まで
第9講 宇垣一成~「大正デモクラシー」が生んだ軍人
第10講 近衛文麿~アメリカという「幻」に賭けた政治家
第11講 米内光政~天皇の絶対的な信頼を得た海軍軍人
第12講 松岡洋右~ポピュリストの誤算
第13講 東条英機~ヴィジョンなき戦争指導者
第14講 鈴木貫太郎~選択としての「聖断」
第15講 重光葵~対中外交の可能性とその限界
<内容>
筒井氏監修の昭和史講義シリーズの第3弾(第2弾は読んでいません続きを読む投稿日:2018.01.27
戦前の昭和史を事件ごとに、最新の研究を成果を踏まえて解説する「昭和史講義」のシリーズは、学ぶところが多い。なんとなく、イメージとして、こんなことなんだろうと思っていることが、現在の研究ではニュアンスが…変わっていることがわかると歴史の理解が深まるし、今の日本の見方も変わってくる感じがする。
そんなシリーズの3弾目は、国の政治リーダー、首相や外務大臣などの人物ごとの解説。前の2冊で議論されたことを違う角度から見つめ直すような感じ。
あらためて、こうしたリーダーを人物としてみてみると、当たり前だが、とても優秀、有能な人々だということがわかる。
こうした優秀な人々が、そして人格もしっかりしていて、人望もある人々が、時代のなかで、愚かなことを考えて、やってしまうという構造をリアルに感じた。つまり、政治というか、戦争というのは、そういうことなのだ。
とくに衝撃だったのは、近衛文麿と松岡洋右で、そのポピュリスト的で全体主義への共感性の高いこの二人が、日本が勝てない戦争に進んだことに、もっとも責任が重いと思っているのだが、本人は、言っていることと本当に考えていることは同じではないという。つまり、政治的な権力闘争のなかで、相手を騙したり、全体をある方向に誘導して、かならずしも本意でない発言をしたりする。
そういう政治的な発言が、本人の意図を超えて、違う流れを生み出していくという不運。
そういうなかで、結局、戦争の責任をおうことになった東条英樹は、(やはり)官僚的に有能なだけの人。いわば、アイヒマンみたいな人なのだ。
だれもアメリカと戦争をしたくないのに、どんどんそっちのほうに引き込まれている。
身につまされる話が多かったかな?
まあ、そんなに責任のある仕事をしているわけではないので、あんまり関係ないかもだが。。。。続きを読む投稿日:2022.07.14
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