あなたの不動産が「負動産」になる 相続・購入する前に今すぐやるべきこと
吉田太一(著)
/ポプラ新書
作品情報
遺品整理業の草分けとして知られる著者が継承を鳴らす。 負動産貧乏になるな! 不動産が5年以内に粗大ゴミになる! 不動産の多くはもはや財産ではなく、固定資産税や管理費・修繕積み立て費を支払うだけの「負債=負動産」であり、売れない貸せない時代になっている。 負動産で困らないための基礎知識や負動産を復活させるための具体的な方法など、不動産を相続したり購入する前に今すぐやらなければならないことを初めて一冊に。
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商品情報
- シリーズ
- あなたの不動産が「負動産」になる
- 著者
- 吉田太一
- 出版社
- ポプラ社
- 掲載誌・レーベル
- ポプラ新書
- 書籍発売日
- 2015.08.03
- Reader Store発売日
- 2016.12.23
- ファイルサイズ
- 1.2MB
- ページ数
- 214ページ
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この作品のレビュー
平均 3.7 (3件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
かつては不動産を持つ事が資産を持つことと考えられてきたが、少子高齢化が進む現代日本において不動産の価値は下落こそすれ高騰する事は稀である。子孫への資産として親やそのまた親から相続された自分たちが使うわけでもない不動産が誰にも売れない、貸せないまま固定資産税、管理費、修繕積立費を払い続ける負動産へと変わっていってしまう時代である。相続する際にはその不動産の価値をしっかりと見定めて、場合によっては相続放棄という選択肢も考えておかないと金食い虫の負動産を抱えて苦労する羽目になってしまう。相続されると知ってから三ヶ月以内に申し立てをする事で相続放棄が可能、ただしその際はプラスの相続も放棄しなければならないというデメリットもある。
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私の周りにも結婚をしたら家を建てる、マンションを買うということを選択する人が多数いる。この本のような情報を知らない人は賃貸でお金を払い続けるくらいなら同じようにお金を払って不動産を買った方が手元に資産が残る、と思い込んでいるが実際にはそうではない。
ではそれでもマイホームを持ちたい、分譲マンションに住みたいという人はどうするのが良いか。
マンションの場合は、何十年後の行く末を考えて、価値が下がりにくい地域をシビアに選ぶべきだと筆者は述べている。購入する際は住宅ローンだけで考えてはならず、修繕積立費、固定資産税、管理費は完済後も物件を所有する限り払い続けなければならないことを頭に入れておく必要がある。つまり誰かに譲渡するか、建物全体が解体されて滅失登記されるまでは支払い義務から解放されないということを鑑みてそれでも購入する価値があると判断して、それから購入するべきである。
また、何十年後に確実に値下がりしないという土地であったとしても、建物自体の価値は必ず値下がりするということも考慮しておく必要がある。
一戸建ての場合は、土地を所有しないという観点から定期借地という方法が挙げられている。50年以上等スパンで土地所有者から土地を借りて借地代を月々支払っていく。その上に住宅を建てて契約終了時には解体して返却するというもの。土地が自分のものにならないというのはデメリットのように見えるが本書でも度々述べられているように将来のことを考えるとそれはメリットなのである。契約終了時に必ず更地にして返さなければならないので50年以上先の高齢者になってから引っ越しなどの面倒ごとがあるというのはデメリットだが、子孫に負動産を残さないという点では良いと考えられる。更に著書の中では定期借地と土地所有のそれぞれで家を建て場合にかかる費用の比較を試算しているが、その計算よると50年経過した段階で定期借地の方が約3254万円ほど安くなる計算となっている。理由としてはローンによる金利が発生しないこと、固定資産税が発生しないことがある。この場合どちらが得なのかという判断は、土地購入した場合の50年後の売却額が3254万円を超えるかどうかで判断ができる。
また、持ち家ではないが普通の賃貸では飽き足りないという人はDIY型賃貸という選択肢もある。居住者によるDIYが可能で退去時にも現場復帰をする必要がないというもの。活用方法が見つからない不動産所有者が何とかして貸したいという場合が多いので比較的安価で貸している事が多く、自分で手を加えられるので持ち家を持たずともそれで満足できる人はそういった方法もある。
建築士としては無闇に土地の購入や住宅の購入を促すことをせず、現代の日本で不動産を持つことのメリットとデメリットを正しく伝えた上で判断をしてもらう事が必要だと強く感じた。
また、こういった不動産が今後の日本では加速度的に増えていく事が予想されるのでどう活用するかを考えるもの建築士の請け負う使命のように感じた。投稿日:2022.09.21
このレビューはネタバレを含みます
不動産を所有する=登記する=固定資産税の支払い義務を負う 自己所有のマンション購入を希望する場合、転売できる可能性をしっかりと見極め、駅近、新築、狭め、総戸数が多くて価格が高めのしっかりした施工会社が…建設した物件を選ぶことが肝要です 被相続人が亡くなる前に相続放棄に関する書面に署名捺印していても、その相続権は無効になります 高度成長期の時代とともに自由競争が加速し、国民の選択肢が増え、自由と便利さの追求が始まりました 続きを読む
レビューの続きを読む投稿日:2015.09.12
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