極限のトレイルラン―アルプス激走100マイル―
鏑木毅(著)
/新潮文庫
作品情報
目指すゴールは160キロ先! 己の極限に挑む世界最高峰レースがいま始まる。不眠不休は当たり前。モンブラン山群に立ち向かう地獄の苦しみが、いつしか最高の喜びへと変わる。学生時代は箱根駅伝を目指すも故障で挫折。その後、28歳でトレイルランと出会い、45歳を過ぎても走り続ける国内第一人者のランナーが明かす究極のレース。『アルプスを越えろ! 激走100マイル』改題。※新潮文庫に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。
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商品情報
- 著者
- 鏑木毅
- ジャンル
- スポーツ・アウトドア - スポーツ
- 出版社
- 新潮社
- 掲載誌・レーベル
- 新潮文庫
- 書籍発売日
- 2015.09.01
- Reader Store発売日
- 2016.02.19
- ファイルサイズ
- 1.4MB
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この作品のレビュー
平均 3.8 (6件のレビュー)
-
トレランを始めて1年。自分の能力を超えた下りのエクストリーム感。その魅力に痺れてハマってしまった。鏑木さんもトレランに魅入られたきっかけの一つとしてスキーやスノーボード、サーフィンに似た下りの陶酔感を…挙げていた。なんだかとても嬉しくて一気に読了。恐ろしいまでのストイックさは到底真似できないけど笑続きを読む
投稿日:2015.09.20
鏑木毅(1968年~)氏は、日本のトレイルランニング競技の第一人者。早大教育学部在学中は競走部に在籍し、箱根駅伝出場を目指したが果たせずに、群馬県庁に就職。1997年(28歳)の山田昇記念杯登山競争大…会で初出場・初優勝をしたことを機に、トレイルランニングに本格的に取り組み、山田昇記念杯登山競争大会で7連覇(1997~2003年)、北丹沢12時間山岳耐久レースで2連覇(2002~03年)/4度の優勝、富士登山競走で2連覇(2002~03年)/3度の優勝。2007年から世界最高峰の100マイルレースであるウルトラトレイル・デュ・モンブラン(UTMB)に参加し、2007年12位、2008年4位、2009年3位(日本人過去最高位。この年からプロのトレイルランナーとなり、本大会はNHKのドキュメンタリー番組「激走モンブラン!—166㎞山岳レース」として放送された)、2011年7位、2012年10位。また、2012年に、日本初の100マイルレースとなるウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)を、UTMBの姉妹レースとして、実行委員長の立場で開催した。
本書は、上記のような鏑木氏の半生を振り返り、『アルプスを越えろ!激走100マイル』として2013年に出版された自著で、2015年に改題し文庫化された。
私は、(おそらく)上記のNHKの番組を見ていて、また、トレイルランをやっている会社の同僚が過去にいた(今思い出すと、富士山の周りを走ると言っていたので、UTMFに参加していたのだろう)し、最近、鏑木氏が日経新聞に連載しているコラムも読んでいるので、トレイルランについてある程度は知っていたが、本書には、トレイルランの過酷さを再認識させられ、更に、それに対する鏑木氏の情熱に引き込まれて、一気に読んでしまった。特に、日本にも世界に認められる100マイルレースを作ろうとして、UTMFの開催に向けて奔走した件は、とても興味深く読んだ。
一方で、私は、一流アスリートのことを、ややもすれば偉人のように扱い、生き方の手本のようにする日本の風潮は好きではないので(欧米では、一流アスリートについて、選手としての優秀さは認めても、生き方が優れていると考えることはない)、本書についても、鏑木氏のトレイルランに対する情熱を最大限リスペクトするのは言うまでもないが、あくまでも、ひとつのドキュメンタリー/ノンフィクションとして楽しんだ。
本書を読んで、自分もトレイルランニングをやってみようとはなかなか思えないが、こんなスポーツ、こんな楽しみ、そして何より、こんな世界があることを教えてくれる一冊とは言えるだろう。
(2022年10月了)続きを読む投稿日:2022.10.24
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