父と娘の肖像(小学館文庫)
江川紹子(著)
/小学館文庫
作品情報
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
著名人女性21人と3人の父親から聞いた「父娘関係二十四様」。そこには、素直になれないもどかしさもあれば、年を経て初めてわかる思いもある。登場するのは横峯さくら、飯星景子、野田聖子、大石静、南場智子、阿川佐和子、宇津木麗華、北斗晶、岡本依子、山本美香、成田真由美、細川ふみえ、潮谷義子、矢部美穂、大岩千穂、大貫妙子、杉田かおる、片岡安祐美、米原万里、藤ジニー、鈴木貴子、鳥越俊太郎、丸山和也、永六輔(敬称略・掲載順)。
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 父と娘の肖像(小学館文庫)
- 著者
- 江川紹子
- 出版社
- 小学館
- 掲載誌・レーベル
- 小学館文庫
- 書籍発売日
- 2006.03.01
- Reader Store発売日
- 2015.05.21
- ファイルサイズ
- 19.7MB
- ページ数
- 304ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 4.3 (4件のレビュー)
-
読了しました。
■なぜ手に取ったのか
私は、思春期真っただ中のムスメが二人いる父親です。
特に仲が悪いとかはないのです。
パパ友と娘に対する父親、父親にとっての娘という関係を話すといった、なかなかな…い機会を多く持ってます。
そんな機会もあって、異性だけど血縁関係のあるという人間的な関係性や、異性ゆえ悩むのか、それとも子どもとして悩むのかということも気になるのですがが、どちらかというと前向きにより良くできないかという思いを持ってました。
そんな気持ちもあり、「父と娘」に関する本をネットで検索し、著者があのフリージャーナリストの江川紹子さんだったので、とても興味がわいたためすぐに手に取りました。
■何が語られていたのか
著者が、21人の娘、3人の父親のインタビューをして、著者がその人目線で父と娘の関係を描き出す内容である。
インタビューされる人は、私の年代(1975年生まれ)にとっては、とても有名な方ばかりで、オリンピック選手、女優、作家、政治家など多様な人選であり、その人の父親はどんな人だろうと想像してしまう著名人ばかりである。
本書は、著者のテイストで4つのセグメントに括られている。
①「理不尽な父親と向き合う」
いわゆるザ、昭和あるあるの父親像である。
②「父の背中が語ってくれた」
いわゆる無口な父親や、自分中心の父親像である。
③「素直に父と呼べなくて」
良いも、悪いも娘に距離感を感じさせた父親像である。
④「大好きな父のあの言葉」
今は好き、昔から好きな父親像である。
そして、もう1つのセグメントととして、
「父親からみた「娘」という存在」という父親目線の娘像が記載されている。
いずれのインタビューも、冷静で温かい眼差しをもつ著者らしい、
書きぶりが滑らかにページをめ来ることができます。
さらに、こちらも著者らしい、真を貫くシャープな視点が、様々考えさせてくれる
機会を醸し出してくれます。この点はさすが。
一人一人、丁寧にまとめられ期待以上の内容で綴られていました。
■何を学んだのか
登場する人物は、私の世代(1975年生まれ)より一回り違う方々が登場します。
(発刊は2006年)少し時代は異なると思うようなエピソードがありますが、時代に変わりなく、まさに十人十色の父と娘のことが書かれていました。
当時は当たり前だったのだろう、その環境で育ち大人になった娘が振り返って、良かったこと、悪かったことが書かれていました。
手に取った理由の一つが、異性である「ムスメ」という存在のあるいみ特殊な関係に興味がわいて手に取ったわけであるが、確か「父と息子」という関係にはないと感じられる関係性があることを感じました。
父親が生きていく中で獲得していっった「女性像」「母親像」「嫁との関係」が影響していることが如実に表れている。
当たり前と言えば、当たり前なのかもしれないが、娘の成長に影響している。
4つのセグメントに表されているタイトルを改めてみると、父親が、「人として」見せる姿と、「社会の中の男」として見せる姿の二面性があると感じられた。
そこに父親と娘という特殊な関係が成立する感じたのである。
単純にジェンダーとか、バイアスといった物差しでは語れない関係性である。
他人の女性ではなく、血縁のある女性=娘であるということである。
私自身、読了し本書にあるようなことをやってみようとか、取り入れてみようと
思わなかった。
なぜか。
それは他人の生き方だからである。
逆に、しっかり今のムスメとの関係を大切にしていきたいと、著書に触れることで
強く感じることをを得ました。
本書で「父は大好きです」と、屈折なく語っていた娘の父親がとても羨ましいと
思いました。
父親と娘の関係は、どんなことがあっても、そちらかが亡くなっても変わらない
関係性であることについて、深く感じました。
■どう活かすのか
私のムスメ二人との、これまでの関係、今の関係、これからの関係を大事にしよういう気持ちにさせてくれる本でした。
■どんな人にお勧めなのか
過去も今もこれからも父親と娘である人、父親と娘を研究されている人、家族のあり方に興味を持っている人にお勧めの本です。続きを読む投稿日:2024.02.04
どこかの書評で見かけ、”父と娘”の文言につられてゲット。芸能人ないし著名人に対する興味が、個人的には加速度的に減退している昨今。本作で取り上げられている面々も、殆どにおいて、名前から興味を喚起されるこ…とはない。そして内容も想像の域を出ず、結局自分の親子関係は、自分の人生経験などを総動員して、無い知恵を絞って作り上げていくしかない、ってことが改めて実感された次第。続きを読む
投稿日:2019.07.18
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。