問題解決 ― あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術
高田貴久(著)
,岩澤智之(著)
/英治出版
作品情報
「現場で使える」思考の技術・実行の作法
ビジネスとは問題解決の連続だ。その考え方を知らなければ、無益な「目先のモグラたたき」を繰り返すことになってしまう――。日々の業務から経営改革まで、あらゆる場面で確実に活きる必修ビジネススキルの決定版テキスト。
【ベストセラー『ロジカル・プレゼンテーション』著者、10年ぶり待望の新刊】
【トヨタ、ソニー、三菱商事など各社で続々導入! 年間2万人が学ぶ人気講座を一冊に凝縮】
★本書の目的は「わかる」ではなく「できる」こと。単なる知識の付与でなく、読者の皆さんがそれぞれの現場で問題解決を実践し、人が動き、組織が動き、ビジネスがうまく進むことが目標です。多くの企業研修での経験を踏まえ、つまづきやすいポイントを丁寧に解説。「現場で使える」に徹底的にこだわっています。
★問題解決の手順に即してステップごとに全7章で構成。各章は「ストーリー」「解説」「まとめ」で構成。「ストーリー」で現場をリアルにイメージして問題解決の実感をつかみ、「解説」で問題解決のプロセスを整理して理解し、「まとめ」で要点をしっかりと定着させることができます。
★起こった問題への対処だけでなく、自ら問題を見出し課題を設定するための方法論も充実。「あたりまえの状態」をめざすだけでなく、「よりよい姿」「あるべき姿」を実現するための問題解決スキルを学べます。
第1章 問題解決の手順・・・問題に直面したとき、どう考えるべきかを解説
第2章 問題を特定する・・・どこに問題があるのかを絞り込む方法を解説
第3章 原因を追究する・・・なぜ問題が発生するのか、広く深く検討する方法を解説
第4章 あるべき姿を設定する・・・高い問題意識をもって〈あるべき姿〉を構築する方法を解説
第5章 対策を立案する・・・発生した問題、設定した課題について、対策の立て方を解説
第6章 対策を実行する・・・着実に立案した対策を推進するうえでのポイントを解説
第7章 結果を評価し、定着化させる・・・対策実行後に結果を評価し定着させる方法を解説
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この作品のレビュー
平均 4.3 (59件のレビュー)
-
読むのにかなり時間がかかりました。
「問題解決」とは、すべてのビジネスの現場で日々必要とされる普遍的な「仕事の進め方」である
本書は、ビジネスの現場からこうした無駄をなくし、すべてのビジネスパーソ…ンが効率的・効果的に仕事を進めるための「手順」を明らかにしたものである。
問題解決については、2つの型 ①基本手順:問題発生型 ②応用手順:課題設定型 がある。
①基本手順 問題発生型の解法 問題解決の手順⇒問題の設定⇒原因の追究⇒対策の立案⇒対策の実行⇒評価と定着化
②応用手順 課題設定型の解法 課題の設定⇒対策の立案⇒対策の実行⇒評価と定着
対応するスキル 戦略立案、課題解決、分析力 をカバーしている
また、デファクトスタンダードでないが、「定番教科書」として使える本を自前でつくることとした とある
本書の特徴は、以下です。
①「わかる」ではなく、「できる」を目指している
②「課題設定型」まで言及したものであること、
気になったことは以下です。
<問題解決の手段>
・問題解決の手段とは、あなたが直面するあらゆる問題の解決策を考え、実行するための手順である。
・問題解決の手順とは
①Where 問題がどこにあるのか 問題を絞り込み、合意を取り付ける どこどこ分析
②Why その問題の原因はなにか 広く深く原因を掘り下げる なぜなぜ分析
③How ではどうすればいいのか 原因に対する効果的な策を打つ
の3つのステップで考えることだ
・その原因に対する対策を複数考えた上で、もっとも効果が高く、費用が安く、時間的にも速くできるものを優先的に選択する
・How思考に注意 深く考えずに目先の対策に飛びついてしまうこと
・応用として仮説思考 Where⇒Why⇒How とやらないで、仮説で(How、Why)をきんて、その仮説を後から検証する方法である
<問題を特定する>
・問題特定のポイントは3つ ①全体を正しくとらえる ②問題を適切に絞り込む ③論拠をつけて問題を特定する
・もれなくだぶりなく MECE
・視野を広げて全体をとらえる⇒全体が決まらないと、もれがきまらな
・視野をあまりにも広げすぎないこと 視野をあまりにも小さく絞りすぎないこと
・上司や関係者とこの段階で一度「にぎる」こと
・切り口を考える上で、分解と深堀を繰り返していく ⇒ ①ロジックツリ- ②問題所在マトリックス ⇒ トラアンドエラーを繰り返し、真因を見つけていく
<原因の追究する>
・コインの裏返し(表面に見えている問題をそのまま裏返して対策にする)をしない
・因果の構造図 を作って考える
・なぜなぜ分析 3ステップ 8つ
深く掘り下げる ①Whereで絞り込んだ問題から掘り下げる ②なぜをくりかえす ③論理の飛躍に気を付ける ④打ち止めになるまで掘り下げる
広く掘り下げる ⑤もれなく、幅広く可能性を可能性を考える
正しく掘り下げる ⑥事実で確認する ⑦正しい日本語で掘り下げる ⑧自分を主語として掘り下げる(自責で考えること)
・掘り下げたら、因果を正しく考えれらえたかを確認する
・問題解決の効果のポイントは、3ステップ 9つ
問題解決の効果を高める ①主たる原因に手を打つ ②全体に影響がでるように手を打つ、③浅すぎず深すぎず手を打つ ④立場とリソースを考え、分析しながら手を打つ
対策の実現性を高める ⑤単にやっていないだけの原因に手を打つ ⑥入ってくる矢印が少ない原因に手を打つ ⑦下にある原因を避けて手を打つ
検討の効果を高める ⑧悪循環を断ち切るように手を打つ ⑨いくつかの要因にまとめて手を打つ
<あるべき姿を設定する>
・問題には、発生型と設定型の2つがある 発生型は現状復帰 ⇒ 設定型はチャレンジ(あるべき姿)へ
発生型は、問題がどこにあるかは明白であり、共通認識を取りやすい
設定型は、問題かどうかは人によって違う、共通認識をつくることが非常に難しい ⇒ そのために ①視点を定める ②具体化する ③指標化する
・設定型 目標(いつまでに、どの程度) と 目的 (どちらにむかう) ⇒ KGI ゴールとする数値的目標、指標を設定する
・あるべき姿のチェックポイント ①夢物語でない実現可能な姿になっているか ②具体的になっているか ③箇条書きの羅列でなく、矛盾を含んでいないか ④大目的・外部環境・内部環境が関連性をもっているか
・環境分析には、フレームワークの使用、フレームワークの組み合わせでチェックする
①共通分析(3C,SWOT) ②外部環境 (PEST,5Forces) ③内部環境(バリューチェーン、SPRO,ヒトモノカネ、4P,4M)
・トリの目、ムシの目
・空・雨・傘
<対策を立案する>
・そもそも対策とは何か ⇒ 意図をもってこれまでと違うことおこなうこと ⇒ 単なる思い付きでなく適切に感が抜かれたこれまでと違うことが 対策
・優れた対策3つ
①成果につながること 成功要因と失敗要因を踏まえる
②わかりやすいこと 理想は一網打尽
③着実に実行できること 障壁を取り除く
・より効果的・効率的な対策
複数の視点で評価 効果・コスト・時間 で評価
整合性を確認 矛盾、確実な実行
全体への影響を考慮 社内へ影響部門をあらかじめ配慮、関係への事前連絡
<対策を実現する>
・対策をより細かいToDoへ落とす そのために既存の取り組みをうまく活用する
下ネゴして合意を取る
状況を共有する
小さな課題解決を繰り返す
着手タイミングを計る
組織の不文律を踏まえる
やりぬく意志を持つ
・タスクの見える化
実行計画全体を見える化する
ゴールと制約要件を明確化する
タスクを分解し、始まりと終わりを考える
マイルストーンを設定する
・対策実行をモニタリング
管理指標(KPI)、基準値、アクション
<結果を評価し、定着させる>
・PDCAを回す C,Aをわすれないように
・KGI,KPIを振り返る
・成功・失敗要因をまとめて、見える化する
・PDCAから、CAP-Dへ 次のサイクルは、チェックから始めてみる
・アクションとはなにか ①今の問題解決を完遂 ②組織へ定着させる ③新たな問題解決に取り組む
目次
はじめに
第1章 問題解決の手段
第2章 問題を特定する
第3章 原因を追究する
第4章 あるべき姿を設定する
第5章 対策を立案する
第6章 対策を実行する
第7章 結果を評価し定着化させる
ISBN:9784862761248
出版社:英治出版
判型:A5
ページ数:352ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2021年11月10日第1版第13刷続きを読む投稿日:2023.04.24
田所さんの本で紹介されていたため購入。問題と課題の違い、問題解決か課題解決かによって変わる検討ステップや方法論、実行から定着まで、幅広く・深く・納得感をもって学ぶことができた。業務で意識的に分かってい…たこと・できていたこともあれば、無意識でもやっとしていたことが言語化されて理解することもでき、明日にでも実践したいと思えた。今年No.1の一冊続きを読む
投稿日:2024.04.02
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