パーソナルデータの教科書 個人情報保護からプライバシー保護へとルールが変わる
小林慎太郎(著)
/日経BP
作品情報
ビッグデータ活用に必須の「新ビジネス常識」がこの一冊で完全理解!
スマートフォンやソーシャルメディアが普及し、
そこから大量に生成されるパーソナルデータを活用して、
企業は以前とは比べものにならないほどの精度で、
個人の趣味嗜好や未来の行動を把握できる様になりました。
しかし、このパーソナルデータの利活用をめぐって、
様々なプライバシー問題に起因する炎上事件も起こっています。
今後、企業がデータを活用し、ビジネスを活性化するには
この「パーソナルデータ」の取り扱いを「ビジネスの新しい常識」として
理解しなければなりません。
本書は2014年6月24日に決定された
「パーソナルデータの利活用に関する制度改正に関する大綱」も反映し、
パーソナルデータの利活用とプライバシー保護について
専門家でなくても理解できる様、わかりやすく解説しています。
マーケティング、営業、IT部門、法務部など、
企業のデータ活用に携わる方は必携の一冊です。
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- パーソナルデータの教科書
- 著者
- 小林慎太郎
- ジャンル
- コンピュータ・情報 - IT・Eビジネス・資格・読み物
- 出版社
- 日経BP
- 書籍発売日
- 2014.08.01
- Reader Store発売日
- 2014.08.08
- ファイルサイズ
- 20.6MB
- ページ数
- 224ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.6 (7件のレビュー)
-
個人情報保護法が改正されてもまだまだ浸透していない中、消費者側から見たパーソナルデータについても深く言及されています。投稿日:2024.03.27
パーソナルデータの教科書
「個人情報保護」から「プライバシー保護」へとルールが変わる
→ URLはこちら https://www.nri.com/jp/event/mediaforum/2012…/forum176.html 『ビッグデータ社会のプライバシー〜「個人情報」から「プライバシー」保護へ〜』 : NRIメディアフォーラム 2012年6月21日開催
「個人情報」、「パーソナルデータ」、「プライバシー」ってどう違うの?
っいままで漠然と使っていた言葉ですが、
本書では これらの区別についての解説から始まって、
法律からの観点、ビジネスからの観点が組み合わされた 現状に則した有益なことが述べられています。
がんじがらめな保護や抜け道を探す利用法ではなく、
保護によりユーザーに信頼を与えつつ、ビッグデータを活用していくのが、これからのビジネス。
現在、Googleグラスでは顔認識は禁止と書かれていますが、競争ビジネス社会ではルール違反やルール無視はつきもの。
昨日も今日も、個人情報が流出したというニュースを聞きながら、
初対面の人に顔を見られただけで、すべて知られてしまう近未来がやってきそうな怖さも感じています。
2014/09/07 新刊棚で見つけて、読み始める。 一旦返却、また読みたい
内容・目次と著者は
内容 :
なぜパーソナルデータ活用で事件が頻発するのか?
個人情報とパーソナルデータの違いとは?
パーソナルデータの利活用に当たって、普通のビジネスパーソンが理解しておきたい内容を、平易な表現で解説する。
目次 :
第1章 プライバシー保護がビッグデータビジネスを促進する
事件が相次ぐパーソナルデータ活用
消費者は不安だが、その理由を分かっていない
反発の理由は企業に対する期待が大きいから
プライバシー保護はブランディング活動である
第2章 パーソナルデータ、個人情報、プライバシーの関係を理解する
パーソナルデータ、個人情報、プライバシーの関係
「特定」と「識別」の意味
【グレーゾーン1】個人の特定可能性
・長期に複数事業者で利用されると特定の可能性が高まる「ID(識別子)」
・幅広く精度がまちまちな「位置情報」
【グレーゾーン2】容易照合性
・照合先のデータが事業者内部にある場合
・照合先のデータが一般に利用可能なデータの場合
【グレーゾーン3】属性推定の可能性
取り扱いの「行為」とあわせてプライバシーへの影響を考える
第3章 プライバシー保護の基本を理解する
「宴のあと事件」― 日本のプライバシー法理の原点 ―
自己情報コントロール権はプライバシー権の構成要素の一部
プライバシー保護は原則やフレームワークを使って考える
日本に欠けているのは、アカウンタビリティ
第4章 米国で高まる規制強化の機運
行動ターゲティング ― プライバシー問題の震源 ―
“Do Not Track"(オンライン行動の追跡拒否)を巡る攻防
グーグルによるSafariのプライバシー設定回避事件
問われる自主規制の実効性担保
2億人以上のパーソナルデータを仲介するアクシオム
行政機関の保有するパーソナルデータを仲介するレクシスネクシス
データブローカーへの規制強化の動き
問題の本質はプロファイリングの利用方法
イノベーションに優しい規制は可能か?
「消費者プライバシー権利章典」の意味
自主規制の実効性担保に向けた新たな取り組み
日本でポリシー中心の自主規制は機能するか
第5章 欧州連合(EU)のルールは世界を席巻するか
人権を守るためのプライバシー保護制度
官と民の両方を監督する第三者機関
負担の大きい越境移転規制
EUのルールは「個人の権利」を中心に構成される
ビッグデータビジネスに影響の大きい規定
(1)消去権(旧・忘れられる権利)
(2)プロファイリングを拒否する権利
(3)通知ポリシーの標準様式
EUはパーソナルデータ流通の「交通規制」を作っている
国際会議にみるEUのイニシアチブ
第6章 日本の制度改正のゆくえ
1.本人の同意がなくてもデータの利活用を可能とする枠組みの導入
[なぜこの制度が必要なのか]
[匿名化への期待と限界]
[技術と行為規制をあわせたハイブリッド制度]
[オプトアウトの必要性]
2.保護すべきデータの対象範囲の拡大
3.第三者機関(プライバシーコミッショナー)の設置
[「利活用」のための第三者機関が設置される]
[マイナンバーの監督機関が改組・拡充される]
[強力な権限・機能が付与される]
[プライバシー外交への期待]
[主務大臣制は一部存続する]
[人材の確保は大きな課題]
4.民間の自主規制の活用
[原則主義による運用へ]
[課題は実効性の担保]
[マルチステークホルダープロセスへの挑戦]
第7章 同意と選択で消費者の信頼を獲得する
クリックトレーニングの状態が続いている
消費者理解に必要十分な通知内容とは?
オプトアウト手続きの提供は必須
重要なインターフェイスデザイン
問題の根底にある同意義務の不均衡
個別的な同意を包括的な同意と併用する
第8章 プライバシー影響評価(PIA)でパーソナルデータ利用の道を切り開く
事件は予防できたか
プライバシーバイデザインの七つの原則
プライバシー影響評価(PIA)とは?
PIAの実施タイミング・対象
PIAの実施プロセス
PIAの本質は、ステークホルダー間のコンセンサス形式
マイナンバーのPIA:特定個人情報保護評価
数字の羅列がリンクし得るプライバシー
PIAをはじめとする異次元の保護措置がとられる
前提が異なる特定個人情報保護評価の手順
第9章 パーソナルデータ活用とプライバシー保護の展望
揺籃期の製品・サービスから新たなリスクが生じる
グーグルはなぜ顔認識アプリを禁止するのか
自主規制のルール作り、運用の仕組みが必要
プライバシー影響評価(PIA)の活用が鍵を握る
行為規範を作って、データ活用の道を切り開け
著者 : 小林慎太郎
カーネギーメロン大学公共政策・経営修了。専門はICT公共政策・経営。
株式会社野村総合研究所ICT・メディア産業コンサルティング部兼未来創発センター上級コンサルタント。続きを読む投稿日:2019.01.12
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。