侮日論 「韓国人」はなぜ日本を憎むのか
呉善花(著)
/文春新書
作品情報
目下、最悪の事態に立ち至っている日韓関係。かの国の徹底した「反日」は、日本では「日帝による植民地支配」が根本にあると考えられていますが、呉善花さんは「そうではない」と説きます。古く14世紀から、朝鮮半島では「日本人は侮辱に価する民族」と考えられてきたのだと。その起源は、中華帝国周辺の諸民族を「文明の遅れた野蛮で侵略的な夷族」と蔑視する、古代以来の「中華主義」にあります。朝鮮半島は長らく中華帝国の属国としてあり、最後の王朝である李氏朝鮮は、自らこそ中華主義を正しく継承する唯一の国であると誇ってきました。韓国の「侮日観」はこの李氏朝鮮時代500年の間に根付いたものなのです。
2013年7月、親族の結婚式に出席するためソウル・仁川空港に到着したものの入国を拒否された著者も、かつては反日少女でしたが、転じて日本に帰化しました。自らの体験を踏まえた独自の視点で、政治、経済、歴史、文化等、多角的に「侮日」文化を掘り下げる本書は、著者による反日韓国論の「総集編」といえます。
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商品情報
- シリーズ
- 侮日論 「韓国人」はなぜ日本を憎むのか
- 著者
- 呉善花
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- 文春新書
- 書籍発売日
- 2014.01.20
- Reader Store発売日
- 2014.03.28
- ファイルサイズ
- 0.3MB
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この作品のレビュー
平均 3.9 (15件のレビュー)
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知らなかった「反日」のルーツ
日本人であるのに、縄文・弥生・邪馬台国・日本書紀などなどありきたりの流れしか知らない自分。
日本書紀ですら半分お伽噺?的な受け止め方だったので、韓国の人々の反日のルーツが「神功皇后の朝鮮征伐」「中華…思想からの侮蔑観」「儒教的な道徳観」などから端を発し、世界大戦の侵略にまで今に繫がっているという著書の内容は衝撃的でした。
親の恨みは子の恨み子孫末代まで・・・という永い時間観念、また反日教育を国家が推し進めているのでは友好とは当面名ばかりでしかない、という感想。
庶民のレベルになれば分かり合える事も出てくるでしょう。
日本人の感覚、韓国人の感覚は全く違うものだということをふまえ、それは日本人の欧米人に対する感覚と同じと考えてはいけないということも改めて感じました。文化・政治の歴史…歴史のルーツというのは重いものなんですね。
大変興味深く、勉強になりました。
続きを読む投稿日:2015.10.26
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なんだか可哀想な国なんですね
他人を誹謗中傷することによってしか、自分のアイデンティティを確認できない人は、何よりも不幸な人ですよね。あらゆる差別的言動や行為も、これに基づいている気がします。
個人としての朝鮮の人々も、当然、…誰とでも仲良くしたいと思っているはずです。でも、国として、あるいは団体、集団としての日本に対する振る舞いを、常々疑問に思っている人は、この本に一度目を通してみると、少しわかる気がすると思います。
日本人だって、特にある一定の年齢以上の人は、朝鮮人というだけで差別的思いを抱いている人がいるのも事実です。しかし、嫌いであるとか、自分達より劣っているんだとかいう思い込みとは別の次元で、朝鮮は日本を憎んでいるようです。なにも日帝三十六年が、その発端ではないことが、この本を読むとわかってきます。 国を挙げての「日本憎し」の教育を施さざるを得ないことは、双方にとって有益ではないでしょう。ではどうするか?やはり顔をつきあわせ、互いの目を見て、語り合うしかないのかな?
ネルソン・マンデラのコトバにこんなものがありましたっけ。「人は憎しみを学べるのなら、愛を教えてもらうこともできるはずだ。なぜなら、人の心にとって愛することは憎むことよりも自然なことだから。」続きを読む投稿日:2016.09.26
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