家族パラドクス
斎藤学(著)
/シリーズCura
作品情報
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
人はなぜ悩み、苦しむのか。本書では、家族機能やアルコール依存などの嗜癖(依存症)研究で著名な著者が、摂食障害の当事者やDVに悩む家族からの相談に隠された真実を読み解く。「母に暴力をふるってしまう」「何もかも捨ててしまいたい私」など、現在の家族に潜む問題を浮き彫りにする1冊である。
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商品情報
- シリーズ
- 家族パラドクス
- 著者
- 斎藤学
- 出版社
- 中央法規出版
- 掲載誌・レーベル
- シリーズCura
- 書籍発売日
- 2007.10.20
- Reader Store発売日
- 2014.12.19
- ファイルサイズ
- 19.1MB
- ページ数
- 192ページ
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この作品のレビュー
平均 4.0 (8件のレビュー)
-
よく聞く著者の本を(多分)初めて読んだ。著者の受け答えが時に大胆で面白くて頼もしい。いろんな洞察を与えてくれる本。
そして、改めて、苦しい思いをしても生きてる人は、自然なり宇宙なり命に忠実な人だと思わ…された。
第一章:カルトの信者とクリニックの患者
・1つのドグマは1人の人間を作る。
・人間関係の記憶が人の人格。
・優しくて強くて愛で包んでくれて、あなたをそのままでいいよと言ってくれるような存在をカルトに求めざるを得なかったAさん。
→家族や何かに親を求めても得られない、対等な仲間を見つけて、「これを守っていればいいことがある、これに反すると悪いことが起きる」そんなドグマを捨てればいい。
・不安な感情や寂しい感情なんて生きてる証拠。
第二章:母
・「人に運命を決められてしまった悲しい子供の物語」じゃなくて、「(二人の女の取り合いになった玉、宝石としての自分」
・あなたという素材からどうゆう像を作り出すかという仕事。
・人が人にしてあげられることはせいぜい「関心を持つ」こと。親が子供にしてあげられることも、「関心を持つ」ことにつき、それ以外は余計なもの。
・親密そうによってくる人の方がかえって危なかったりします、誰か子分が欲しくて寄ってくる人もいますから。
・本当に親密な他者との間では、一緒にいて不安を感じない。侵入されたり、限界を持たれたり、座った途端に去られたり、そうゆうことはないのです。
・愛着対象である人は、死んだり、逃げたり、あるいは愛が失望に変わったりして消えていく。その喪失を嘆く人は、「去って行った人」の特徴を取り入れ、しゃべり、考え、多くは無意識にしていて気づかない。
第三章: 娘と息子
・親が子供に責任を負える年齢はせいぜい15歳まで。
・世界のありとあらゆる生物の中で、ただ人間だけが、性質を変えることができる。
・人間、何かやってる時は、みんな必要だからやっているのです。引きこもりもまたやる意味があるのです。(水商売をする人も)
第四章: 自分
・性格を克服したいと言うけど、自分の性質をやっつけて勝ってやるという気持ちになっても勝てるはずはない。
「まあ自分の性質のこうゆうところもかわいいな」くらいに思い、自分に優しくて、自分のすべてを受け入れる。
・「自分がだめだ」と思うようになったのは自分のせいではない、なぜなら、生まれた瞬間からそう思う子供はいないから。親の期待するように育ってないからだめだと感じるのです。
・孤独を支払わない人は、楽しそうかもしてないけど、ただの人です。孤独な魂にしか作品は作れないんですよ。
・人は何かをしたから罪悪感を持つのではなく、根拠なしに罪悪感を持ってその大きさに見合った犯罪をする。様々な問題は生物の脳皮質が起こしているにすぎない。だから、驚くほど無個性な共通した行為になる。
・何かをするのが楽しくて仕方なくてその人の勝手でしている場合は相手は重く感じない。自分自身が肯定できるかどうか。
・証拠を集めて確証を得て、愛があるとかないとか分かるものではない。自分の都合のいいように思うものというだけ。
・価値観の転換、世界の読み取り方の変化
・家族の不幸が長年にわたって続いているという人の場合、日々新たなはずの体験や感覚が、自己についての一定のストーリーを補強するものとしてしか取り入れられず、過去が現在を規定することが起こっている。続きを読む投稿日:2012.05.31
家族の中のアディクション(止めよう止めようと思いながらも止めることのできない悪い習慣に耽ってしまうこと)について、家族と著者(研究者・カウンセラー?)のやりとりを書き記した本。
ある事例が、自分の問題…に似ていて、共感・理解が進んだ。問題に対し哲学的な表現で対応されているところが気に入った。また、的外れのような回答をされる理由も書かれており、納得がいった。
問題とは当事者の表現であり、感の後に動があることを説かれていた。この点を指摘した本はあまりなかったので、復習にもなりよかった。。続きを読む投稿日:2015.06.04
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