科学的とはどういうことか
板倉聖宣(著)
/仮説社
作品情報
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
手軽にたしかめられるような実験を通して,科学的に考え行動するとはどういうことかを体験的に実感できるロングセラー。
「どうなるんだろう?」と,誰でもつい引き込まれてしまうような問題がいっぱい。目次=第1部 予想をたのしみ,やってみる話
卵を立ててみませんか
砂糖水でも卵は浮くか
水の沸騰点は97度?!
タンポポのたねをまいてみませんか
鉄1キロとわた1キロではどちらが重い?
月はお盆のようなものか,まりのようなものか
虫めがねで月の光を集める
シロウトと専門家のあいだ
第2部 うそとほんと,ほんととうその話
スプーン曲げ事件の反省
意図的なインチキとは限らない
コックリさんはなぜ動く
だまされない方法はあるか
うそから大発見も生まれる
宇宙はタカミムスビの神がつくった?!
「超能力で当たった」という話
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 科学的とはどういうことか
- 著者
- 板倉聖宣
- ジャンル
- サイエンス・テクノロジー - 数学・物理学・化学
- 出版社
- 仮説社
- 書籍発売日
- 1977.05.01
- Reader Store発売日
- 2015.05.16
- ファイルサイズ
- 28.6MB
- ページ数
- 222ページ
以下の製品には非対応です
※この商品はタブレットなど大きなディスプレイを備えた機器で読むことに適しています。
文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
この作品のレビュー
平均 3.8 (7件のレビュー)
-
大人も子供も楽しめる科学とはこういうものなのかと感じました。
特にマッチ箱の実験です,まだ実際にやってませんが,近いうちにやろうと思っています。
前半部分だけでも十分読む価値があると思います。科学読み…物という感じでしょうか。続きを読む投稿日:2009.07.02
今年は板倉さん、加古さんという、子ども向けに本格的かつ刺激的で、面白い科学の本を書いてきたお二人が亡くなって、非常に寂しく、初学者向け科学の本の将来が少し不安にもなった。
それぞれの分野の専門家は、…面白い書き手がたくさん出てきて愉しみなのだが、板倉さんや加古さんのような科学全般に目配りできて、かつ書く力のある人は殆どいない。左巻さんとか?竹内薫は物理学系は強いけど他はそうでもないし。
この本は初版が1977年だから、出版されてもう40年以上経っている。だから、絵柄は古いし(といっても仮説社っていつもこういう絵なのよね~。絵だけでも描きなおしてくれたらと思う)、簡単にできる実験にマッチ箱が使われていて、昔はマッチ箱やフィルムケースは簡単な実験や観察によく使われたものだけど、今となってはなかなか手に入らない。特に昔飲食店で配っていたような薄いマッチ箱は。
そういう時代の変化はあっても、この本はやはり刺激的で示唆に富んだ本だと思う。何より読んで面白い。
実験の前に仮説を立てる。(そしてどんな仮説も、否定しないところが先生として素晴らしい。)結果が出たら「なぜか」を考える。この大切さを忘れてはいけないし、これがあるからこそ科学が面白いのだ。
「科学」という言葉がどうしてできたかとか、コックリさんは「狐狗狸さん」だとか、エピソードも楽しいが、虫眼鏡、塩水の実験などは、今でも家庭や学校で簡単にできるし、深く考えさせられる。
個人的に一番感慨深かったのは、STAP細胞騒ぎみたいなものは、実は昔から度々あったという記述。(もちろんこの本はSTAP細胞騒ぎよりずっと前に書かれている。)
1924年には当時日本の物理学界の最高権威だった長岡半太郎が、水銀を金に変換することに成功したと発表。(何年と書かれていないが1896年以降)のちに京大教授となった村岡範為馳が蛍の出す光からX線類似の放射線が出ていると発表。
P215
科学の世界では、あとが続かないと、その報告者がいくら学会の権威でも、その発見の真実性が否定されるようになっている。「あのときはたしかにうまくいったんだ」と強弁してもダメである。人びとの十分納得のいくような形で繰り返し証明されなければ、それは本当のこととされないのだ。
P216
なぜ、客観性を誇りとする科学者までが、そういうたくさんのまちがった大発見をするのか。それは、たいていの場合、功をあせりすぎるからである。
長岡の発表はドイツでの水銀還金実験の成功の発表後、村岡の発表もX線発見直後。そういえばSTAP細胞もiPS細胞のノーベル賞受賞のすぐあとだったなあ。
P217
科学者たちも大発見の功をあせりすぎると超能力者同様になるのである。
板倉さんはSTAP細胞騒ぎの時「ああ、またか」と思ったでしょうね、きっと。世間(マスコミ、一般人)はかなりの間本当はSTAP細胞はあるんじゃないかと言っていたけど、冷静な科学者は当時から否定的だった。
人間って同じことを繰り返すんだなあ。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ってホントだなあ、と。
STAP細胞ほどでなくても、超能力や占いや「○○を食べれば健康」とかすぐ信じてしまう人も是非この本を読んで、「科学的」に考える訓練をするといいと思う。
たびたび読み返したい、いい本だった。続きを読む投稿日:2018.06.16
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。