夜にその名を呼べば
佐々木譲(著)
/ハヤカワ文庫JA
作品情報
一九八六年十月、ベルリン。親会社の共産圏への不正輸出事件に巻き込まれ、殺人の濡れ衣まで着せられた欧亜交易の神崎は東側へと亡命、消息を絶った。五年後、関係者に謎の手紙が届けられ、全員が雨の小樽へと招き寄せられた……。凄絶な復讐劇が最終章に向けて加速する、迫真のサスペンス!
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商品情報
- シリーズ
- 夜にその名を呼べば
- 著者
- 佐々木譲
- ジャンル
- 小説 - ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
- 出版社
- 早川書房
- 掲載誌・レーベル
- ハヤカワ文庫JA
- 書籍発売日
- 2008.05.15
- Reader Store発売日
- 2013.09.06
- ファイルサイズ
- 0.5MB
- ページ数
- 480ページ
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この作品のレビュー
平均 3.8 (26件のレビュー)
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逃亡そして復讐
読んだのは最近ですが、かれこれ20年前の冷戦終結を迎えた時代に、とある商社マンが犯罪に巻き込まれ逃亡者となるお話。あまりお話すると大事な部分のネタばれになってしまいますが、物語は3部構成となっておりま…す。
第一部では犯罪に巻き込まれて逃亡。第2部はその後事件に巻き込まれた主人公の周辺の様子を。第三部にて復讐劇となっています。
冷戦時代の「あるある」を思い出しつつ、少しだけノスタルジックになりながら楽しく読みました。最後は悲しい結末でしたが、ストーリーの流れから考えるとそうだよな~と納得。
でも、タイトルはもう少しひねってほしかったかな~当時のVシネマチックですよね。。。続きを読む投稿日:2013.10.05
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悲しい復讐劇
冷戦が続いていた80年代。東ベルリンに駐在していた神崎は、親会社が起こした不正輸出事件の罪を着せられ、殺人の容疑までかけられて東側へ亡命した。
そして数年後――。ベルリンの壁が崩壊し冷戦が終わりを告げ…ると、彼が日本に戻ってくるという手紙に、関係者たちが吸い寄せられるように終結する。
期待していた展開とは違ったけれど、なるほどと納得のいくラストでした。続きを読む投稿日:2013.10.23
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