この作品のレビュー
平均 3.3 (164件のレビュー)
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中高6年間を女子校で過ごし、大学でも(共学ではあるけど)その頃のメンバーと集まることが多かった。
思春期の多感な時期に、ほとんど異性と交流も持たず(合コンはあったが)伸び伸びと自由に過ごした結果、女…子校出身者たちは対異性免疫の低さから、様々な失敗を繰り返してきた…。
自身も女子学院出身のなめ子氏いわく、「女子校出身者は男を見る目がない」。純粋培養ゆえ男性というものを知らなすぎたり、逆に野獣のように恐れてみたりと、警戒も度が過ぎる。
社会に出てから思うのだ…。どうも、年齢と恋愛経験値の釣り合いがとれない自分に気付く度。女子力の低さにがっかりされる度。あの日に、あの女ばかりの学生生活に帰りたいと…。
ページェント(クリスマス礼拝)や文化祭の懐かしさ!合唱!球技大会!創作ダンス!
本書で取り上げられているのは都内の女子校ばかりなので、関西出身者としては関西版の女子校分類も読んでみたいなぁ。続きを読む投稿日:2014.03.11
辛酸なめ子さんによる女子校に関しての実体験、取材に基づくエッセイ、レポートなど
学校説明会、文化祭、同窓会への潜入、卒業生、配偶者、教師等関係者の対談といった、取材やアンケートなど一部データに基づく…主張がされてある
ただ、全体的に辛酸なめ子さんのフィルターがかかった分析になっているため、どうしても偏った表現になってしまっている
定量的なものではなく、こんな傾向もありそうだという定性的なものとして読むのがよいと思う
辛酸なめ子さんらしい表現が多数
処女率、男ウケ、モテといった自虐を含んだ偏見に塗れた分析とか、下品で下世話に感じて受け入れられない人もいるでしょうねぇ……
女子校といってもお嬢様系なのか、カトリック色が強いのか、学力重視なのか、自由さを売りにしているのかによって変わる
冒頭で女子校の特徴をいくつかのタイプに分け、学力と規律の軸で散布図に表されているのでわかりやすい
・女子校出身者の特徴
自然体で女を武器にする事が自然にはできない
男の目がないため、容姿を気にせずに多感な時期を過ごすことができる
女性同士のライバル感が薄い
女の敵は女ではないと思っている
女性同士でお互いに素直に褒め称えたり認め合えたりする
女子だけの社会で育つので、男に頼らずに何でもできるという意識がある
女子の中で、ボーイッシュとガーリー、フェミニンのばらつきが大きくなる
女子校出身者は男を見る目がないと言われるのは、男性と接する経験が少ないから
ドロドロしていると思われがちだが、逆に関係はフラット
いじめが然程陰湿ではない
他には、恋愛事情など
男女、女同士の関係それぞれ
学校によっては同じ学年でなければOKとか、微妙な違いがあるようで
すべてがどうとは言えなそう
興味深かったのが、桜蔭の文化祭レポート
数学部の部屋に入ると「数学クイズ」が手渡され、桜蔭合格をめざす小学生女子にまって、開成の男子校生が挑戦していた
辛酸なめ子さんによれば「問題を出すというのは、桜蔭生にとってコミュニケーションの重要な手段なのかもしれません。求婚者たちに難問を出し続けた竹取物語のお姫様のような自尊心を感じます」との事
あと他にも結婚相手に求めるのは容姿で、年収に関しては自分が稼げばいいという発想をしつつも、容姿が野暮ったいとか
桜蔭は女子校の中でも結構異質なのかもしれない
一番面白かったのが、第一部と第二部の扉に載っている辛酸なめ子さんの写真
「中学入学時、まじめ人間だった頃」と「三十代で女子校時代にコスプレ退行」
昔っからあんな感じだったとか、未だに女子校生の雰囲気をまとているのがウケる
私自身の女子校へのイメージとしては、この中でも挙げられているけど、ジェンダーの幅でしょうか
女子集団の中で、より男っぽく振る舞う人と、より女っぽく振る舞うように分散しているイメージ
ジェンダーに悩む人こそ、女子校に入った方がその期間は楽に生きられそうな気がする
まぁ、その後は世間とのズレにもっと苦しむことになりそうですけど
あと、若い男性教師が人気という傾向以外にも、おじいちゃん先生が人気というのもある気がする
総じて、前述の通り辛酸なめ子さんの偏見による意見が多い
特に共学の女子へのイメージが偏りすぎ
共学の女子だって男子の目を気にしない人はいるし、女子同士のライバル視しない関係もあると思うよ
なので、その辺の偏見込みとして読むのがよいと思う続きを読む投稿日:2023.10.02
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