死ぬことと見つけたり(上)
隆慶一郎(著)
/新潮社
作品情報
常住坐臥、死と隣合せに生きる葉隠武士たち。佐賀鍋島藩の斎藤杢之助は、「死人」として生きる典型的な「葉隠」武士である。「死人」ゆえに奔放苛烈な「いくさ人」であり、島原の乱では、莫逆の友、中野求馬と敵陣一番乗りを果たす。だが、鍋島藩を天領としたい老中松平信綱は、彼らの武功を抜駆けとみなし、鍋島藩弾圧を策す。杢之助ら葉隠武士三人衆の己の威信を賭けた闘いが始まった。
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商品情報
- シリーズ
- 死ぬことと見つけたり
- 著者
- 隆慶一郎
- 出版社
- 新潮社
- 書籍発売日
- 2007.09.01
- Reader Store発売日
- 2013.07.12
- ファイルサイズ
- 0.6MB
- シリーズ情報
- 既刊2巻
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この作品のレビュー
平均 4.6 (47件のレビュー)
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カッコイイ!
カッコイイ! 理想とする男性像のひとつ。毎日、“死んでいる“男の生きざまを通じて、生きるとはどういうことか、考えさせられます。
<杢之助は明日のない今日を生きる男である。たとえそれが愚劣な喧嘩にすぎ…なかろうと、今日只今に己れの全存在を賭けて決して悔いることのない男である。だからこそ生にも死にも恬然としていられるのではないか。> う~ん、憧れる。
<人間のすることに理屈はどうにでもつく。だがすべて嘘である。何を考えるかではなく、何をするか或いはしないかで男の価値はきまる。杢之助はそう云っているのだ。> くーっ、シビレル。肝に銘じます。
以前、どこかで、毎朝、「今日死ぬとしたら、何をしたいか考える」ということが、人生を良く生きるための心構え、みたいなことを読んだような気がするけど、それって「葉隠」武士のことですな。
毎日“死ぬ”というのは、極めて精神的な生き方で、それ故、最高に人間的な生き方なんだという気がしました。続きを読む投稿日:2013.12.29
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痛快!
二度目である。葉隠れ武士の生きざまにあきれ、憧れる。恐れても仕方のない死というものに、ここまであっけらかんと向き合うことが出来たら、何よりも強い。面白いし、救われる。一度読んでいるのに下巻が楽しみだ。
投稿日:2017.08.21
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