この作品のレビュー
平均 3.0 (3件のレビュー)
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童門さんが幕府の黒幕と架空の座談会を開くという設定。合間に説明がある。アプローチは珍しい。
が、すでに知っていることが多く
浮かび上がってきた説にワクワクする感じはない。
一方で幕府を水面下で動か…していた幕臣を、現在の政治の仕組みと比較する意識をすると裏方の苦労話などといった切り口で興味は深まる。続きを読む投稿日:2014.07.13
当時の慶喜の側近による、謎の架空座談会なんかが時々挿入されていて、
微妙っていうか、読みづらく感じる向きもあるかもしれないが、
「とりあえず慶喜という人の概要が知りたい」という自分の希望は充分叶えてく…れた。
この本も、解釈のひとつに過ぎず、これだけが正解ってわけじゃないのは勿論。
篤姫の副読本という視点で読みましたので、その方向で。
この時代について、自分、ほんと無知無関心でしたな。
そもそも「尊皇攘夷」って、四文字熟語みたいなもんだと思ってたし。
「尊皇」と「攘夷」はぜんぜん別の言葉でしたよ・・。
「攘夷」と「開国」はちょっと並び立たないが、「尊皇」は両立できますな。
この時代の最終結論は日本は「尊皇開国」ということでいいでしょうか。
阿部正弘が発案し、島津斉彬が育てた思想も、それですよね?
「生麦事件」は習ったからなんとなく覚えてたけど、
その当事者が島津久光だったとか、うろ覚えの知識が繋がったり。
篤姫28話時点で、一橋派は敗れて慶喜は将軍にはなりませんが、
井伊様が暗殺された後、家茂の後見役として、松平慶永とともに政治の表舞台に。
それから激動の幕末アレコレ。ほんといろいろ大変でしたね・・。
慶福のほうが将軍にふさわしいと、篤姫と同じ視線で自分も思ったけど、
それは結局、天下が安定していて、いまあるものをそのまま次代に受け渡す役目なら、
慶福のような、天性の王子様気質は最適任だったかもしれない。好かれるだろうし。
でもこれほど激動の時代には、それだけではどうにもならんかった。
慶喜は将軍になりたくなかったというのは、家茂の死後お鉢がまわってきたときも、
徳川家の相続はするけど将軍はイヤとか言って、ほんとヤだったのかなと思いますが、
そのことで、無責任とかかっこ悪いとかは責めたくないです。かっこ良くはないが。
やりたくない気持ちは、わからないでもないので。
彼は、自分の意見としては開国論者だったらしいし、時勢を理解すればするほどに、
攘夷なんかできるわけないことも身にしみてわかったと思うが、
将軍の後見役になり、後に将軍職に就けば、自分の思うとおりに動くことはできなくなる。
試行錯誤で主張がコロコロ変わっちゃったり、仮病使って逃げちゃったり、
ほんといろいろみっともなかったり、かっこ悪かったりもするわけですが、
それでも彼は、なんとか徳川家を強い立場に持ち直そうと頑張る。
その努力は涙ぐましいほどだと思うんですけど。
終盤は、あきらめたのかなんなのか、あんまり動かなくなるらしいが。
日本史上に燦然と輝く大ヒーローってわけにはいかないですが、
英明だったのは確実だし、武将としても結構いけてたし、
うまくはいかなくても、彼なりにすごく頑張ったのではないでしょうか。
今後ドラマ内でどのように描かれるのかはわからないですが、
やっぱり私は、なんとなく慶喜を応援するような気持ちでいるような気がします。
がんばれ慶喜。結果はきまってるけど。続きを読む投稿日:2010.04.16
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