海峡の南

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  洋は、おじいさんのお見舞いに紋別へ渡ります。
  父親不在のまま、彼の生まれ故郷に辿りつきその影を追っていきます。
  
  そんな洋に付き添ってきた、はとこの歩美。
  恋人というわけではないのですが、洋にいい感じ…で寄り添っています。
  
  父と息子の関係って面白いですね。
  ちょっと回りくどさを感じますが、微妙な距離感が微笑ましくもあり、苛立たしくもあり…。続きを読む

  投稿日：2012.10.17

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  i-CHIHIRO

  「僕」は東京でひとり暮らしの大学生。
  母親は再婚、父親は行方が知れず、兄弟はいません。
  父親がもらった金を頼りに、ぐずぐずと大学にとどまっています。
  
  祖父が倒れ、はとこの歩美とともにフェリーで父の故…郷である北海道の紋別に向います。
  
  ふだんのひとりぼっちの境遇とはうってかわって、
  父の故郷では、伯父をはじめとする親戚たちが｢僕｣を迎えます。
  
  ｢僕｣は親戚たちが煩わしく思いながらも、父がナイチを目指した過去、父と祖父との確執の話に耳を傾けます。
  
  一攫千金を狙っては失敗し、借金をつくって逃げまわる父。外で女性と逢うときに、｢僕｣を連れていくこともしばしば。
  それでも、母親より父親に惹かれる｢僕｣。父への反発、父との同行を拒否しない後ろめたさ、父への親近感 etc.
  
  ウマイ話を求めてナイチを転々とした父の血が、ナイチ二世の｢僕｣にうけつがれているから？
  探しものは見つかるのでしょうか。続きを読む

  投稿日：2013.07.27

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