日本大沈没 明るい未来を迎えるための資産防衛術
藤巻健史(著)
/幻冬舎単行本
作品情報
今回来る財政(金融)危機は、第二次世界大戦と同じ程度のショックだと私は思っています。社会の仕組み、価値観、財産価値等すべてが土台からひっくり返る「ガラガラポン」をマーケットが引き起こすのです。「原発事故は絶対起きない」という安全神話が、「いかに悲惨な結果を生み出したか」を考えれば、最悪の事態に対する備えがいかに必要か、おわかりかと思います。消費税の10%増税が決定しました。ですが、いまの財政状況にとっては「焼け石に水」にすぎません。「財政破綻で国家機能がマヒしてしまう」か、もしくは「ものすごいインフレ(ハイパーインフレ)で生きていくかがやっと」の時代が、ほんのちょっと後にずれるだけです。しかしその一方、「暗く深い闇」の後は、「かなり明るい未来」が待っていると確信しています。いまある閉塞感は、すべて霧散するでしょう。それならば、「その暗く深い闇の時代をいかに生き抜けばいいか」だけを考えておけばいいわけです。本書では、日本経済、世界経済の現状、そして先が見えない経済状況をどのように乗り切ればいいのかについて具体的に紹介しています。
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この作品のレビュー
平均 3.6 (21件のレビュー)
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この本を読んだ後円安はすすんだが
デフレが原因で円高と言う認識だったが、藤巻氏は円高が原因で安く輸入できるのでデフレになったと言っている。
ではなぜ円高になったかと言うと本来海外の投資に向かうはずだった金が日本国内で眠っているから。
…世界最大の銀行であるゆうちょ銀行を筆頭に日本の銀行が国債を買っているためだと。他に年金、保険なども日本国債がメインの運用になっている。
暴落しない間はただみたいな預金金利で集めた金を国債に回せば1%ほどは確実に儲かるので薄利であっても横並びで国債を買うのでしょうかね。
この説が正しければチキンレースと同じで資金が逃げるときは一気に逃げるはず。あまり明るい予想ではないがむやみに大丈夫と言うよりはまともな予想だと思います。
ハイパーインフレが起こるかどうかはわかりませんが、保険として外貨建て資産を買っておけと言うのがこの本にある資産防衛術です。
絶対大丈夫と信じてる人は別にそんなことをする必要は無いが可能性があると思う人はやっておけばと、保険と書いてるのはそう言う意味でした。
新興国よりもシェールガス革命のメリットを受けるアメリカの株を推しています。
不動産については藤巻氏も借金をして保有しているらしいので、銀行への返済が続けられるのならば良いではないかと。
ただ地震のリスクも有り外貨建て資産が優先で余裕が有ればと言うスタンスのようです。
最後の方は日本は社会主義国で悪平等がひど過ぎ、活力をそいでいると言う話が延々と。
しかしアマゾンレビューでは藤巻本は結構ぼろくそに書かれてますねえ。
サブプライムローンの問題では相関の強いパッケージはリスクヘッジにならないと言うことがわかったはずなので、
日本国債x銀行預金x日本株と言う組み合わせよりは外貨を組み合わせる方がリスクヘッジとしては妥当かなと思います。
短期で円高、円安どちらに振れるのかはどうせだれにもわからないにしても。続きを読む投稿日:2014.01.01
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政治的な話かと思ったら経済、しかも為替とかインフレの話だった。近々日本でもハイパーインフレが起こる可能性が高いそうだ。そうなったら円建ての資産は一気に価値が下がるので、外貨建てでの資産運用か不動産等で…分散しておかないといけないらしい。本当の金持ちはそうのように分散させているので、貧乏になることはない。でも今貧乏の人はさらに一層、貧乏になり、格差は大きくなる。
消費税も10%にしたところであまり意味はないようだ。
日本は民主主義の国だが、限りなく社会主義に近い国。
かといって、アメリカの真似をすればいいというものでもない。続きを読む投稿日:2019.09.23
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