社会起業家 社会責任ビジネスの新しい潮流
斎藤槙(著)
/岩波新書
この作品のレビュー
平均 3.8 (28件のレビュー)
-
利益追求を最上の使命とする、現代の資本主義。
だが最近その前提は、崩れつつある。
「社会のための良いことをしよう」「生きがいを持ちながら働こう」そう思いながら活動する人間たちの増加により、社会の在り方…自身が変わりつつあるのだ。
以前、table for twoの代表者の方が書いた本を読んで、結構面白かったので、社会起業、というものに興味を持って読んでみました。
自分個人としては、寄付から成り立つボランティアよりも、ビジネスとして成り立つ社会活動、この本で言う第二派の社会企業に興味を持ったクチです。
こちらの本は、第一派、つまりボランティア・寄付を主体とした団体の紹介をすることが多かったように感じます。
自分は最近の人間なせいか、「無償を基本とする活動」がどうにもピンときません。
「無償での活動」は、活動をやる人に余裕があるからこそ出来るもので、余裕が無くなればすぐさま切られることの一つだと思います。その点、それがビジネスであるのならば、余裕の有無に関係なしに続けられる。
もちろん、本人が大変でも無償活動を続けられる人もあるでしょうが、世の中にはそんな特別な人だけではないし、その他大勢の人の意識が変わっていくからこそ、社会自体も変わって行くものだと思います。
そんな多くの人の、何気ない、本人の大きな負担にならないような善意を呼び起こし、それをそのまま困窮している人々に届ける、それが自分の思い描いていた社会活動でした。
そもそも、社会活動の多くは、「No」の提唱から始まるものです。
「CO2を増やしてはいけない」「児童就労を許してはいけない」「貧困層からの搾取をしてはいけない」――。
それは至極まっとうな「No」であるからこそ、押しつけがましい空気を出しては、人を悪い意味で圧倒してしまうのではないでしょうか。
と言う訳で、ためになる本でしたが、「『悪い』と思わないあなたが悪い」と言われているようで、悪い意味で圧倒されてしまったようで。
何となく社会に良いことをしたいな、と思いつつも、そんなに強く「No」の意思表示をする覚悟の無い自分にとっては、実際社会活動を踏み込むのには二の足を踏んでしまいそうだな、と思ってしまいました。
いや、実際は、小さなことから始めていけば良いのでしょうが。続きを読む投稿日:2010.12.12
名門大学を出て、自分で会社を興して、事業が拡大した暁には株式を上場し、第二のビル・ゲイツになるか、さもなければ大企業に就職して、ハードワークをこなしながら高級を得る
一昔前のエリートの考え方だったが…、最近は事情が違うらしい。
「日本でもNPOが就職ランク1位になれるか?」
http://agora-web.jp/archives/1530290.html
今では、NPO(利潤も追及するNPO)が上位にきている
Humanities/Liberal Arts、日本でいう文系出身の新卒は
3位が、Teach for America(教育のNPO)
という記事を見て、この本をとりました。
社会起業とは何なのか、社会起業家が増えてきた時代背景など、一通り学べる。
自己啓発本よりも、はるかに自分が将来何を実現したいのか考えさせられる。
企業が社会性を求めている背景と理由
・企業のグローバル化(国家が衰退、GDPで比較すると、上位で21位でエクソンモービルが他国を抜いてでてくる)
・ステークホルダーの行動の変化(買う・買わないで意思表示。ナイキの不買運動など)
・エンロン事件の影響(自分は何のために働くのか、考えるきっかけとなった事件)
パタゴニアのイヴォン・シュナイザー
「会社は社会を変えるための道具」
この人を紹介している章を読んでしびれた。かっこよすぎる。
いろいろと勉強になりました。
次は、イヴォンの本買うぞーーー続きを読む投稿日:2013.04.22
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。