伊豆の踊子
川端康成(著)
/角川文庫
作品情報
「伊豆の踊子」は著者初期の代表作。主人公の二十歳になる旧制高校生は孤独な心を抱いて、伊豆へ一人旅に出る。そこで旅芸人の一行に出会い、十四歳の薫という踊り子に惹かれる。踊り子の若さと清純さが主人公の歪んだ心をいつしかあたたかくときほぐしていく過程に、青春の感情と慕情が融けあった美しい抒情が漂う作品である。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
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商品情報
- シリーズ
- 伊豆の踊子
- 著者
- 川端康成
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 角川文庫
- 書籍発売日
- 1989.01.01
- Reader Store発売日
- 2012.07.06
- ファイルサイズ
- 0.8MB
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この作品のレビュー
平均 3.4 (38件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
割と初期の作品集。
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というのもこの角川文庫、1951年の刊行なのだ(が、年譜は死まで更新されている……)。
川端自身による「『伊豆の踊子』について」が嬉しい。
今回は「驢馬に乗る妻」「二十歳」「むすめごころ」「父母」を読んだ。
■「伊豆の踊子」
既読。
■「青い海黒い海」
既読。
■「驢馬に乗る妻」1925以前
彼。
妻の綾子。
その姉の豊子。
綾子は知らないが、実は彼は先に豊子と通じ、豊子の自己犠牲で妹に譲った、という過去がある。
やはり女をふたり並べて、どちらからも愛されている(年上から年下へ移行)というドリーム小説。
■「禽獣」
既読。
■「慰霊歌」1932
既読。とはいえ記憶が薄いので、今後ちくま文庫「文豪怪談傑作選 川端康成集 片腕」で読み直す予定で今回は保留。
■「二十歳」1933
祖父。父の兵禄。が結婚したのは、母お霜。夫婦の長男の銀作。が主人公。
母の父は雲の五六。父の後妻の梅子。その妹の竹子。
銀作は浅草の掏摸稼業へ。
登場人物全員が不良。
……文体も内容も川端っぽくない(織田作之助っぽい?)ので代作かしらんと邪推してしまうが、戦後復刊期にわざわざ総題にしているくらいだしな、と思い直す。
■「むすめごころ」1936★
(私の遠縁の娘、静子が時田武と結婚した。この手紙は静子の友人である咲子が書いたもので、預かった。という前書き。)
私は武さんと、結婚するかもしれない関係だったけれど、静子さんが好きだから、ふたりを引き合わせた。
武さんから言い寄られても、断った。
あなたたちが結婚して、幸せよ。
……うまく整理できないが、いい読後感。素晴らしき百合。
でも不吉で(だから語り手が、この手紙は静子のもとにないほうがいいと判断した)、50年後にはこじれにこじれて、例えば吉田知子や大濱普美子の怪奇小説の題材になりそうな。
■「父母」1936★
・手紙の遣り取り。
・軽井沢のテニス。スカート。ラケット。コートは野外舞踏場。お嬢さん。
・西洋人の避暑地。
・あなたの慶子さん18歳。あなたの棄てた子供。
・ゆき子さん。
・僕は文学者。
・慶子さんはいまはいく子さんと呼ばれている。
・青春が呼び戻される。
・小説家の僕の虚構。
……誰が誰に対してどんな手紙を書いているのか、把握しきれず。
でも堀辰雄っぽい雰囲気や、後半に現れるメタ視点とか、好きになれそうだな。
◆解説 進藤純孝
◆作品解説 古谷綱武
◆『伊豆の踊子』について 川端康成★投稿日:2023.03.27
川端文学は本当にわかりにくく、内容についていけないことが多い。名著という読破ノルマ感から、やっと読んだが何も心に刺さらず残らず。
投稿日:2024.03.31
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