コミュニケーションは、要らない
押井守(著)
/幻冬舎新書
作品情報
ただ気分を吐き出すためだけの言葉をネット上に書き散らし、真偽の不確かな情報に右往左往し、目的もなく自分のフォロワーを増やそうとする。そんなものは、コミュニケーションではない。高度成長期以降、日本人は「現状維持」のために協調性ばかり重んじて、本質的な問題について真剣に「議論」することを避け続けてきた。そのツケが今、原発問題を筆頭とする社会のひずみとして表面化しているのだ。我々はなぜ人と繋がろうとするのか。真のコミュニケーションとは何か。世界が認める巨匠が初めて語る、目から鱗の日本人論。
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商品情報
- シリーズ
- コミュニケーションは、要らない
- 著者
- 押井守
- 出版社
- 幻冬舎
- 掲載誌・レーベル
- 幻冬舎新書
- 書籍発売日
- 2012.03.28
- Reader Store発売日
- 2012.05.25
- ファイルサイズ
- 0.2MB
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この作品のレビュー
平均 4.0 (73件のレビュー)
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コミュニケーションは必要である
この本では、福島県で起きた原発事故に対する押井氏の持論を中心に、自身が製作したアニメーション作品にも絡めつつ、今の日本で本当に必要とされる"コミュニケーション"について書かれています。
Twitter…を始めとするネット上のSNSでの確変を否定し、インターネット上で行われる言論活動について、若者の意識に大きな"勘違い"があることを指摘。これから日本人が考えるべき事は何なのかを様々な観点から見つめて解いています。
私は押井守さんのアニメーション作品は見たことがありませんし興味もありませんでしたが、 文章が非常に論理的で分かりやすく、丁度いい長さで書かれているのですらすらと読むことができました。
読んで必ず為になる本だと思います。続きを読む投稿日:2013.11.14
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押井守流のコミュニケーション、言語空間・言論空間を語っている一冊。
東日本大震災の1年後に出版され、
第一声に震災での原発について語るところから始まる。
と言っても、これが重要でもメインでもないので…、
この話に感化している人は読解力が無いと言わざるを得ないでしょう。
原発事故は一例として、コミュニケーションに対する意義を説いている。
内容が、2012年のことなので、2020年以降のコロナ禍を経てのネット社会や生活保護に対しての考えが変わっていることを期待したい。
気になったのは、2008年のリーマンショックのことは、
記憶にないのだろうか・・・って、そんなことを言っても仕方ないのかな。続きを読む投稿日:2024.03.05
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