テレビ局の裏側
中川勇樹(著)
/新潮新書
作品情報
明るい画面のすぐ裏で、スタッフは余ったロケ弁当で空腹をしのぎ、人気出演者は降板宣告に怯え、経営陣はタメ息をつく。広告費の激減、視聴率の恒常的低下……テレビという巨大産業が、もがき苦しんでいる。なぜ新聞を読み上げるだけの「情報番組」が横行するのか? なぜあの看板キャスターが交代したのか? スポンサーの地雷はどこにあるのか? ベテランディレクターが非難覚悟で業界の問題点と未来を実況中継。
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商品情報
- シリーズ
- テレビ局の裏側
- 著者
- 中川勇樹
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- 新潮社
- 掲載誌・レーベル
- 新潮新書
- 書籍発売日
- 2009.12.17
- Reader Store発売日
- 2012.05.25
- ファイルサイズ
- 0.6MB
- ページ数
- 207ページ
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この作品のレビュー
平均 3.4 (22件のレビュー)
-
表題の通り、テレビ局について知らなかった裏事情が書かれていました。
テレビ局はスポンサー企業からの収入がメインなのでスポンサー企業にとても気を使っていることが改めてわかりました。ある会社に取材に行った…らスポンサーの競合他社のパソコンを使っていたため、全てスポンサー企業のパソコンに一時的に入れ替えて撮影した、と言う話には驚きました。
また、番組のスタートが10時55分からなどキリの悪い時間からになったのは、他局でCMの多い時間にチャンネルを変えてしまう視聴者に自局の番組を見てもらうためだと言うのも、知らなかったのですが納得しました。
やらせの話についてもいくつか事例が載っていました。事件の報道なども、視聴者の興味をひくネタのみとりあげ、興味をそそる話の方向に持って行く傾向があると書いてあり、そうだろうとは思っていましたが、いざそうだとわかると、報道局の担う重大な社会的責任について考えさせられました。
テレビが伝える偏った情報を鵜呑みにするのは危ないと改めて思いました。続きを読む投稿日:2021.02.17
テレビについて少しは分かった!でも人から聞いて知ってた話も多かった!!どこまでが仕込みでどこからがやらせかという問題はどこかがちゃんと決めない限りは個人の価値観でしかないんだろうね。再現なのかノンフィ…クションなのか。そのあたりってどうでもい言っちゃどうでもいいけど、それが一歩間違えばねつ造になるところが怖いところ。この著書でもあるある大事典の事例は出ていた。
この中で一番印象的なのは、トヨタの奥田取締役相談役の発言の部分はすこしぞっとさせるものがある。そこには報道機関が年金問題などで厚労省をこき下ろしていた時に総理官邸てで開かれた有識者会議の席で「(メディアが)朝から晩まで厚労省を批判している。あれだけ厚労省が叩かれるのは異常。何か報復してやろうか。例えばスポンサーにならないとかね。」と発言。同席者が、「マスコミは批判するために存在している。言い過ぎでは。」と反応すると彼は「編集権に介入できないといわれているが、やり方はいくらでもある」といったという。これが日本を代表する”エクセレントカンパニー”とやらの元トップの思考なんでしょうか。素晴らしい。脅し。でもこれってPRの双方向的なコミュニケーションじゃないよね・・・。(ちなみにこんなWEBサイト発見”奥田氏のマスコミ脅し「トヨタ広報部はパーフェクト」(大前研一氏)”http://www.mynewsjapan.com/reports/956)
ただそのうち、広告モデルはどんどん崩壊していくだろうし、そうしている間に、メディアは新しい収入源を見つけるだろう。というか、そうしなければ生き残れない気もする。広告収入の依存度が下がれば、企業におびえることはなくなる。企業との関係も解消に向かい、メディアが本来のチェック機能もう少し回復することができるかもしれない。ただ、テレビは電波を国から独占の認可を受けて運営しているから、限界はもちろんあると思う。企業の影響力も行政の周りに大企業の役員を天下りでもさせれは、少しは維持できるとも思うけれど。続きを読む投稿日:2013.07.23
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