続・森崎書店の日々
八木沢里志(著)
/小学館文庫
作品情報
映画化された小説「森崎書店の日々」の続編
貴子の叔父であるサトルが経営する森崎書店は、妻の桃子が店を手伝うようになり、穏やかでのんびりとした時間が流れていた。貴子は仕事が休みの日には店へ立ち寄り、手伝いをしながら、旧知の神保町の面々との交流を楽しんでいた。とくに和田とは、ずっと「恋人関係」が続いており、それに微妙に嫉妬するサトルに、貴子は手を焼いたりしていた。サトルと桃子の結婚記念日、貴子は温泉旅行をプレゼントする。店を気にするサトルだったが、貴子が店番を請け負い、その間だけ森崎書店の二階に泊まることになる。ひさしぶりの森崎書店での生活に浮かれる貴子。店に遊びに来た和田は、古書店を舞台にした小説をずっと書きたいと思っていたと貴子に話す。貴子もそれは素晴らしいアイディアだと喜ぶ。少しずつ小説を書き続ける和田だったが、貴子はそんな和田との間にはっきりとした進展が見られないため、ひそかに不安を感じていた。そんな折、貴子は偶然にも和田が喫茶店で女性と会っているのを目撃してしまう。
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商品情報
- シリーズ
- 続・森崎書店の日々
- 著者
- 八木沢里志
- 出版社
- 小学館
- 掲載誌・レーベル
- 小学館文庫
- 書籍発売日
- 2011.12.01
- Reader Store発売日
- 2012.04.20
- ファイルサイズ
- 0.4MB
- ページ数
- 256ページ
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この作品のレビュー
平均 4.1 (93件のレビュー)
-
桃子さん
優しくて切ないお話でした。
胸の中にいろんな思いをため込んで、吐き出せずに苦しんでいる人達が、何とかきっかけをつかんで苦しみながらも前を向いて歩きだす姿に胸がじーんとします。
途中、休日の古本屋めぐり…を否定する人が出てきてイラッとしましたが、温かいお話の中でいいスパイスになっています。
とにかく今は、神保町で本屋めぐりがしたくてたまりません。続きを読む投稿日:2016.04.06
-
完全な続編です。
「森崎書店の日々」の続編。
上下巻といった関係なので、順列ただしく且つ両方読まないと損します。
本に囲まれた書店系小説なので、音が少なく静かな感じがします。
いい人達に囲まれて過ごしたいって…望みをバーチャルで叶えてくれる小説。続きを読む投稿日:2017.12.30
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