日本語を書く作法・読む作法
阿刀田高(著)
/角川文庫
作品情報
文章を書くのはあまり好きではない。好きではないから短く書く。書くことより読むことが好きで、文章を覚えた。読む人にわかりやすく、ふっくらとした日本語を書くのは簡単ではない。読書や朗読、落語、詩歌、尻取り、かるた・・・・・・子供の頃から、長い時間をかけて日本語に親しむ中で培うものだ。芥川、漱石、谷崎など、日本に伝わる名文を引きながら、言葉と日本語に対する向き合い方を小説家がやさしく綴った、知的エッセイ集!
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商品情報
- シリーズ
- 日本語を書く作法・読む作法
- 著者
- 阿刀田高
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 角川文庫
- 書籍発売日
- 2011.04.01
- Reader Store発売日
- 2012.03.23
- ファイルサイズ
- 0.4MB
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この作品のレビュー
平均 3.6 (8件のレビュー)
-
20171127
阿刀田さんのエッセイ。
本書の言いたいことは、①文章は短く、話し言葉のように。②短編集で名文を味わう。③自分の言葉、思考で考える訓練をする。
色々な形の日本語に接するのが母国語の語彙…を伸ばす秘訣である。日本には類を見ない翻訳文化があり、言葉遊びが豊富な国である。この好機に恵まれて言葉に触れないのは勿体無いと思う。
演劇や落語に手を伸ばして見たいと思う。
語彙を味わうためのヒントを得たい
読書休めとして楽しさを味わう
考えてから文字を書く、話す習慣
文字を書かなければ習慣は身につかない。考えなくては文字を書けない。
考えて日記を残す事を再開しよう。
無理問答
視点をずらす。あるテーマを深めずに類似の例を挙げて、視点をかわす続きを読む投稿日:2018.09.17
このレビューはネタバレを含みます
2004年から2007年頃までのエッセイをまとめたもの.二部構成になっており,第一部が書く作法,第二部が読む作法としてまとめられている.
レビューの続きを読む
さて,この本であるが,非常に読みやすい.ページ数も221ペー…ジとお手軽な分量.枕もとの本として寝る前に少しずつ読んでいくのも良さそうである.
しかし,2018年を生きる20代としては,書く技術については筆者の立場とは異なるかなという感じ.
例えば,筆者が初等教育において英語授業必修に反対する箇所.一般的な教養や日本語教育,また論理性が重要であることに異論はないが,引用もなく「日本語が特殊である」ということを根拠に反対を主張するのは,さすがに論が立たないと感じる.その主張を言いたい気持ちはわかるけれど,少し勢いが出すぎているように思える.
作家としての貢献を求められたのかもしれないが,このレベルの言葉に対する態度で文化庁文化審議会の委員がつとまったのか,というのが読み進めている途中の正直な感想であった.
「この先もこのテンションが続くのか」「これは厳しい」「ブクログで星2つ以下か......」「この先,読まずにブックオフにでも売るか」と思った頃に,第二部の「読む作法」に入ると様子が変わる.
朗読や短編小説など,筆者に表現者としてのこだわりがある話題なのだろうか,それぞれ印象深く,そして面白い.特に作家紹介・作品紹介は,レビューとしても秀逸と感じ,いくつか未読の作家の作品を手に取りたくなった.学生時代に読んだ『羅生門』や『山月記』も,筆者の紹介を通すと「なるほど,私はまだまだわかってなかったのですね」と素直に思える.
読み返してみて気づいたことだが,第一部の「書く技術」でも「こうするべし」と強い言葉は使っておらず,あくまでも引いた立場で,「作家の仕事をご紹介」という態度を取っているように思える.
そうそう,僕らは別に戦前生まれでもないわけで,彼らと同じ時代を生きてるわけじゃない.ロジックが甘い主張は,話半分に聞けばいいのだった.どのように文章を書くかという未来の話は,他に参考になるやり方があるだろうから,そちらを参考にすればよい.どのように小説を読むかという過去の話は,筆者の筆を通してみると,十分鮮やかに見えるのでは?と思うようになった.続きを読む投稿日:2018.06.19
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