IT時代の震災と核被害
東浩紀(著)
,飯田哲也(著)
,池田清彦(著)
,荻上チキ(著)
,津田大介(著)
,宮台真司(著)
/インプレス
作品情報
ITに関わる出版社として、震災と核被害について特別編集版を企画しました。グーグル、ヤフー、SPEEDI、スパコン「京」などの取材レポートとともに、社会の中のITおよびメディアの存在を考察すべく、当社としては異例の著者陣でお送りします。経産省総合資源エネルギー調査会基本問題委員会に参画する飯田哲也氏や、ツイッターのフォロワー18万人を誇るジャーナリストの津田大介氏など、注目の論者ばかりです。IT化がすすんだ社会で起きた複合震災について記録し考えることが、新しい社会へ脱皮するための里程標になることを願っています。
ITに関わる出版社として、震災と核被害について特別編集版を企画しました。グーグル、ヤフー、SPEEDI、スパコン「京」などの取材レポートとともに、社会の中のITおよびメディアの存在を考察すべく、当社としては異例の著者陣でお送りします。
<本文より>
◆業界を動かした一人の中学生(取材レポート/動画サイトとテレビメディアの相互補完):地震発生から1時間足らずの15時半頃、Ustreamのあるチャンネルにアクセスが集中していた。番組内容はNHKが放送中の震災ニュースのリアルタイム再配信で、テレビをiPhone4の内蔵カメラで撮影して配信するという単純な方法だった。ピーク時には4万人もの人々が、その動画を同時に視聴した。
◆東浩紀:原発事故のような危機のときは、国民の怒りが爆発したほうが政府やメディアは情報を出したかもしれない。行儀のいい文化というのは、危機のときにはマイナスに働くことだってある。
◆津田大介:マスコミがスルーしてしまうことにこそ、ソーシャルメディアの果たすべき大きな役割があります。
◆宮台真司:データの評価を政府に依存するような態度は、市民社会にとって自殺行為だと心得るべきです。
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この作品のレビュー
平均 3.5 (18件のレビュー)
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特に興味深かったのは、前半部にあるネットの私企業が行った震災への対応をまとめた部分。政治よりも密接に私たちの生活にリンクしているGoogleやAmazonといったネット企業が、どのように考え行動したの…か。このまとめだけでも買う価値はあると思う。ちなみに、最初のGoogleの初動の72時間のはPDFで無料で読めるらしい。続きを読む
投稿日:2011.12.11
ITという視点から、震災と原発事故を検証する本
序章の「Googleの72時間」は、以前PDFで無料公開された。
第一部では、Yahoo Japan, Twitter, Amazon, AWSという…IT企業の、震災直後から、どのように考え行動し、支援サービスを作っていったのかのドキュメンタリー。
面白かったのは、それぞれ別の企業なのに、同類のサービスが乱立する事なく、それぞれの得意分野で可能なサービスに住み分けがなされていた事だ。
本文中では、IT業界は転職が多い事と、エンジニア手動なので、普段から横の交流が多い為ではないかと推測されている。
重要だと思ったのは、GoogleとYahooが、自治体と官公庁に持っていたパイプが最大限活用されたという事だ。
特に、Googleはストリートビューにより、地方自治体にパイプがあり、これがサービスの迅速展開に非常に役にたっている
IT企業の支援体制がある程度有効に働いた理由のひとつに、普段から不確定でスピードが要求される仕事をしているからというのもあると思う。
第三部の「複合震災とITの可能性」は、ITとはいいつつも、マスメディア論や、エネルギー論、脱原発論を評論家が語るという内容で、冒頭のドキュメンタリーの熱意はなかった。
後半はほぼ飛ばし読みだったのだが、最終章、
「市民として、引き受けて考える社会へ」
の、この一節はすごく印象的だった。
----------------
民主主義は多数派政治というより参加と自治だと言いました。
参加と自治においては知識社会が前提となります。
たとえ少数者の意見であっても多数者の意見よりも理にかなっていることがわかればそれを採用するという事です。
知識社会とは<知識を尊重する社会>という事です。
でも、日本ではそうではなく(空気に縛られる社会)です。
(任せて文句を言う社会)と(空気に縛られる社会)が合わされば、社会は合理的な決定ができません。
----------------続きを読む投稿日:2019.01.17
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