死神姫の再婚5 -微笑みと赦しの聖者-
小野上明夜(著)
,岸田メル(イラスト)
/ビーズログ文庫
作品情報
今、アズベルグ地方は豊作祈願祭の真っ只中。街並みの賑わいにライセン一家が興じるなか、レネやジェダたち傭兵団をひきつれたバルロイ、ディネロも合流してまさしくお祭り騒ぎ! アリシアを挟んで暴君夫と時計公爵が静かな火花を散らしはじめた矢先、飛び込んできたのは──負傷したセイグラム。「ティルナードが<翼の祈り>教団に拉致された」。それはユーランの仕業か・・・!?
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 死神姫の再婚
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- ビーズログ文庫
- 書籍発売日
- 2008.12.01
- Reader Store発売日
- 2012.02.10
- ファイルサイズ
- 3.2MB
- シリーズ情報
- 全22巻
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.6 (14件のレビュー)
-
“簡素な白い法衣をまとい、無造作に髪を伸ばした硬質な聖女の姿が自然と眼に浮かぶ。背にある巨大な翼が風に揺れ……でも、その翼は、偽物なのだ。
「そうだね、きれいで……そしてなんだか、少し寂しそうに見えた…」
「寂しそう?」
「うん……それは、アリシアもだけど」
「私が?」
そんなこと、今まで一度も言われたことがないので驚いてしまった。
まじまじとリュクを見つめれば、リュクは自分のほうこそ寂しそうに笑う。
「アリシアもさ、いつもにこにこいい笑顔してるのに、たまにすごく寂しそうな、切なそうな顔をしてる時があるよね。……あれ、ライセン公爵のこと、考えてるんだろ?」
カシュヴァーンの名前を聞いたアリシアが表情を曇らせつつ、「ライセン<強>公爵様よ」と訂正すると、リュクも一層寂しそうな、切なそうな笑みを浮かべる。
「あんなに美形のアズベルグ公爵と、あんないい条件出されても結婚したくないなんて……アズベルグの暴君、だっけ。ライセン、えーと、強公爵閣下って、きっとものすごくかっこいいんだろうね」
「……ええ、そうよ、とってもかっこいいの。強くて、やさしくて、お金持ちで、寛大で……」
時々ひどく、もろくも見えて。
「……私の、理想の、旦那様なの……」
カシュヴァーンからは一番遠いはずの木彫りのアーシェルを見てまで、彼の姿が脳裏に浮かんできた。そのうち何を見てもカシュヴァーンに見えてくるかもしれないわ、とアリシアは思った。
そういう形でもいいから、会いたいとも。”
リュクの性格もまた楽しいなー。
仲間が増えたようでなにより。
ユーランの件には思わず泣いたり。
ノーラ可愛いよノーラ。
“「あら?ノーラ、泣いてるの?」
「なっなんですか奥様何をおっしゃるの泣いてなんかいませんわ泣いてるんだとしたら何が理由で!?」
目元をぬぐいながらものすごい勢いでまくし立てられ、きょとんとしたアリシアはごく普通に答えた。
「レイデン伯爵様が無事に戻られたからでしょう?ノーラが一番長く、レイデン伯爵様とお会いしていなかったんだもの。嬉しいわよね」
まともに言い当てられ、二の句が継げずノーラが押し黙る。
「……ノーラ。本当に?」
ティルナードがそっと尋ねると、ノーラはむきになって首を振りかけ……途中で思い直して、渋々うなずいた。
「……そりゃあ……なんだかんだで結構お付き合いも長くなりましたし……あなたはカシュヴァーン様の被後家見人なんですから……い、生きていたほうが、カシュヴァーン様のお役に立ちますもの」
「……そうか」
素直さのないノーラの回答に、ティルナードは素直に言った。
「僕も、嬉しいよ。お前も僕も無事で。……生きてまた会えるって、本当にいいことだな」
その途端ノーラは真っ赤になって押し黙り、リュクといえば「ああ、この子も売却済みかあ」とぼやいてルアークににこやかに口をふさがれた。”続きを読む投稿日:2011.03.06
このレビューはネタバレを含みます
ユーラン再登場。でも何の感慨もわかないのはなぜ?翼の祈り教団が動き出したあたりきな臭い。
レビューの続きを読む
やっぱりアリシアのお腹が痛い、の正体が解らない。投稿日:2013.07.01
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。