涼宮ハルヒの憂鬱(9)
谷川流(原作)
,ツガノガク(漫画)
,いとうのいぢ(キャラクター原案)
/月刊少年エース
作品情報
12月18日を境に一変してしまった世界。元の世界の“三年前の七夕”に時間跳躍をしたキョンは、過去の長門から今回の事件の真相を聞かされる。世界を改変させた真の犯人とは・・・? 「消失」編、感動のクライマックス
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商品情報
- シリーズ
- 涼宮ハルヒの憂鬱
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 月刊少年エース
- 書籍発売日
- 2009.07.01
- Reader Store発売日
- 2012.02.10
- ファイルサイズ
- 28.1MB
- シリーズ情報
- 全20巻
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この作品のレビュー
平均 3.8 (4件のレビュー)
-
3冊にわたる消失編もようやく完結。
映画のラストのシーンは映画だけのシーンだったのね・・こちらではもうちょっと平凡な感じな描写でした。
でもやっぱり消失編は面白かった!
他のエピソードに比べてもぐいぐ…い読めた気がする。
にしても、映画の時も気になったんだけど、これの解決シーンはいつごろ描かれるんでしょうか・・・気になってしょうがないんですけど><続きを読む投稿日:2010.03.29
長門は実際居たらウザイな。ヒロイン論争に関しては、ゆとりを過ぎた大人層にとっては狙いすぎキャラの長門やみくるより、ハルヒの元気さに癒される。
ハルヒという子への非難は作品を理解していない証拠。
自己中…だとか情緒不安定だとか異常だとか、的外れな難クセつけられてますが、
この少女は「我が道を行く人」なのです。英雄とか時代を切り開く人は我がままになることを
恐れていたら何も出来ません。まぁそのへんは当たり前に作品について
考察できる知能があれば誰にでもわかります。
つまりかつての少年漫画の主人公なのです。その意味では時代を感じますね
男は弱くなった。その証がキョンという「一応」主人公の少年です
本当は心の底では超常な日々を望んでいるのに、上辺は冷静を装って実際に常識を突き破るハルヒに対して愚痴り、
それでいてちゃっかりその非日常を楽しんでいます。
どんだけ我がままなんだよこの男はw とアニメでも原作でも思いましたね。
巻き込まれ型っていうのはオタクの夢なんですかねぇ
ハルヒの力の設定と行使の絶妙さが解ってない読者・視聴者はある意味、可哀想な存在である。
wikiあたりのいい加減で的外れな人物紹介文を真に受けたりしないように。
なぜ「退屈」のハルヒの言動を自己中だとか的外れな難クセがつけられるのか?
・ハルヒは世界を創造した神。この世界は彼女の眠りながら見ている「夢」の様なものであり、
彼女の死は世界の消滅と同義である。
ハルヒ=神説を否定する側の根拠は、そもそも彼女の死後の未来世界が存在している点を挙げている。
が、そもそもみくる達が未来人であるという確証は長門が文化祭の際に証言しているようになにも無い。
時間異動にしてもハルヒの生まれる前や死後の未来にいけたわけではない。つまり、現状確認されてる、
現実改変能力と時空断裂などの傍証を元に考察すればハルヒ=神である。
それは同時にキョン(つまり読者・視聴者)にとって、現実世界では望んで決して得られなかった非日常を
得たパラダイスである。
元々ライトノベルを初め、あらゆる娯楽作品が現実の代償行為である以上、それは当然の起点であり帰結である。
・ただ、ハルヒという少女が特筆すべき点は、凡百な二次元ヒロインたちと異なり、
「男の思い通りにならない(理想どおりにならない)ヒロイン」である点である。要するに、二次元の存在でありながら、
手に負えない、理解できない、可愛げがない、等、現実の女性同様の
厄介さを併せ持っている点である。個人的にはツンデレ属性さえ不要である。
もうオタクの妄想通りのわがままヒロインとかツンデレヒロインとかに飽き飽きしていた筆者にとっては、
ハルヒという少女は非常に新鮮であった。そして、長門やみくるに代表される、
未だにそういった「童貞オタクにとって都合のよいヒロイン」像を求める連中は長門やみくるに流れるわけである。
・ただ、自分のバカさや愚かさを認められない現代のゆとり世代にとっては、例えば諸星あたるではダメで、キョンのような
小賢しい上っ面の冷静キャラが自己投影の装置として必要なのだろう。ツッコミという性質もあって、「オレはわかってる」的な
自己投影をしてしまいがちなキョンだが、その上っ面は、性的な描写(着替え、みくる等との接近等)シーンであっけなくはがれる。
ただの思春期の少年である。続きを読む投稿日:2009.11.27
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