落日の王子 蘇我入鹿(上)
黒岩重吾(著)
/文春文庫
作品情報
皇帝になって政治を支配したい。さらに大王となって祭祀も支配したい。その両方の権威を併せ持つ座に上ろうと、蘇我入鹿は野望を燃やし、夫を亡くして間もない、年上の皇極女帝に迫る。三十歳を過ぎたばかりで、肌は茶褐色に近く、目が異様に大きいこの男は、骨太の体躯に加え、黒く太く吊り上った眉を生やし、張った顎には強い意志と生命力がみなぎり、蘇我本宗家・蘇我蝦夷の長子としての存在感を強く主張している。歴史ロマンの第一人者・黒岩重吾の傑作歴史小説が遂に登場!
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商品情報
- シリーズ
- 落日の王子 蘇我入鹿
- 著者
- 黒岩重吾
- 出版社
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- 文春文庫
- 書籍発売日
- 1985.04.25
- Reader Store発売日
- 2011.11.25
- ファイルサイズ
- 1.2MB
- ページ数
- 261ページ
- シリーズ情報
- 既刊2巻
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この作品のレビュー
平均 4.0 (9件のレビュー)
-
彼が独裁者になれなかった理由
高句麗の泉蓋蘇文のような独裁者になりたい、と作中何度も言っている入鹿。
泉蓋蘇文自身は作品に出てこないのだが、王を殺害し、国政を恣にする男だ。
なぜ、入鹿はそうなれなかったのか、そうできなかったのか。…
その理由の一つが彼が倒すべき「王」が「女」であることだった。
こう書くと陳腐な恋愛話のように思えるかもしれないが、
皇極女帝と入鹿の「恋」は双方とも狡く、臆病で、身勝手で、だからこそ真実味があった。続きを読む投稿日:2014.07.25
-
頭が良くて腕もたつプレイボーイ、入鹿って意外とカッコいい
いやぁ、なっかなか進まない本だなぁ。重厚感たっぷりの作品で、日本書紀にサラっと書いてあることなどを筆者の見解も踏まえながら丁寧に描き込んでいる。正確さを重んじているせいか人名もやたら長いし、漢字読めな…いし、姓と名の区切りがよくわかんないし。正直、八木荘司氏の大和シリーズの方がテンポもエンタメ性もあって好きかな。上巻は蘇我氏と大王派との権力闘争の根回し的な話で終わってしまった。結局まだ何も事件は起きていない。下巻で乙巳の変に向かって一気に急展開するはず。もう少し辛抱して読んでみようかな。続きを読む
投稿日:2018.11.16
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