壬生義士伝(上)
浅田次郎(著)
/文春文庫
作品情報
小雪が舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、傷だらけの侍がたどり着いた。貧しさゆえ南部藩を脱藩し、壬生浪(みぶろ)と蔑称された新選組の隊士になった、吉村貫一郎であった。その剣の冴えは“人斬り貫一”と京の都で恐れられ、一方、極度の倹約のため守銭奴と蔑まれた男には、まったく異なる貌もあった。元新選組隊士や教え子たちが語る非業の隊士の生涯から、血なまぐさい時代にひとすじに生きた「誠」の人生が浮びあがる。03年映画公開。浅田次郎、渾身の名作!
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商品情報
- シリーズ
- 壬生義士伝
- 著者
- 浅田次郎
- 出版社
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- 文春文庫
- 書籍発売日
- 2002.09.10
- Reader Store発売日
- 2011.11.04
- ファイルサイズ
- 0.9MB
- ページ数
- 464ページ
- シリーズ情報
- 既刊2巻
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この作品のレビュー
平均 4.4 (425件のレビュー)
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当たり前のことが実はすごいこと
主人公吉村貫一郎は新選組で人を斬らなければ、家族を養うことができなかった。いつの時代も男はつらいよと思ってしまう。読後、私は今の日本に生まれて幸せだと感じた。どれだけ貧しくとも、人を殺したり、殺された…りということがないからだ。当たり前のことが、実はすごいことだと認識させられた。続きを読む
投稿日:2015.03.22
-
家族と故郷への愛に泣ける
関係者への聞き書きという浅田氏お得意の手法で語られる、新撰組隊士・吉村貫一郎の生き様を描いた物語です。
教養も剣の腕前もありながら、身分の低さゆえに脱藩するしか生きるすべがなかった吉村。彼の最期の「お…もさげながんす(申し訳ありませんの意)」のセリフから語られる回想シーンは、もう帰れない故郷、常に気にかけていた家族への愛にあふれていて涙なくしては読めませんでした。
本音はどうであれ思想や矜持を理由に戦う武士が大半だった中で、生きる為・家族の為ということを隠さなかった吉村の在り方はあの時代では異色で、家族を養うために仕事に打ち込む現代のサラリーマンを見ているようでした。
新撰組モノというよりも家族小説の趣きがあり、時代小説になじみがない方にも、この本は是非一読をオススメします。続きを読む投稿日:2014.07.10
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