ザ・コーチ 最高の自分に出会える『目標の達人ノート』
谷口貴彦(著)
/プレジデント社
作品情報
あなたの中にある無限の可能性は、目覚める時をずっと待っています──。
ある日突然、未来の自分が変わり出す!
全国の企業や自治体・学校で延べ3000時間以上にわたり、
多くの人の夢や目標の実現をサポートしてきたコーチングのエキスパートが書き下ろす
感動のコーチング・サクセスストーリー。
主人公の星野(36歳)は住宅メーカー営業部の万年係長。
人柄もよく人望もあるが、肝心の販売成績がふるわない。
客に逃げられ、むしゃくしゃした気持ちを静めるためにいつもの公園に出かけた星野は、
見覚えのある老紳士と出会う。
「目標を持て」「目標達成のためにがんばれ」
ビジネスではもちろん、子どものころから言われ続ける“目標”という言葉の真の意味とは?
一度立てた目標は必ず達成しなければならないという“目標の呪縛”から解き放たれた時、
主人公の未来は動き出し、うつうつとした日常がわくわくする毎日に変わり始める。
仕事やポジションに不満足な人、今の仕事が自分に向いていないかもと思っている人、
将来の夢と現状の自分にギャップを感じている人、
そして将来の自分の姿が描けない、夢があっても実現方法がわからないすべての人に贈る、
今まで知らなかった自分と出会うための生き方革命の本。
【目次より抜粋】
◆第1章 人生の転機
上手くいくことがいいとは限らない/軌道は変えられる
◆第2章 目標の達人への道
達人への入口/曖昧さという名の落とし穴/解釈と誤解と真実の本質/
夢と目的と目標とゴール、そしてビジョン/ドリームリスト/ドリームツリー
◆第3章 価値ある恩恵
『目標の達人ノート』/成功と感情/盲点と焦点とチャンス/ゴールと博識の関係/
断つ、選ぶ、決める、学ぶ。そして詩人になる/そして次の山を見る
◆第4章 障害
心のブレーキ/方向を誤った目的/学習性無力感/無知と恐怖/小さく始める/
「知る」は、「できる」の始まり/ビリーフを書き換える/評価軸を変える/意味を変え、訓練によって慣れる
◆第5章 始まりの日
本当の目的と価値観が重なるなら/目標を与えるということ/無限の可能性
◆第6章 真実が姿を現す時
ゴールツリー/本当の目標/行動によって価値を高める/行動を設計する/目標に磨きをかける
◆第7章 自分に正直に生きる
ほかの誰かになろうとすることをやめる/チャンスの神様は、準備が整った人の前に現れる/
「思うこと」と「やること」
◆第8章 ネクスト・ステージ
三年後/決断/五年後/バトン
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商品情報
- シリーズ
- ザ・コーチ
- 著者
- 谷口貴彦
- 出版社
- プレジデント社
- 書籍発売日
- 2009.12.10
- Reader Store発売日
- 2011.08.12
- ファイルサイズ
- 6.7MB
- ページ数
- 237ページ
- シリーズ情報
- 既刊2巻
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この作品のレビュー
平均 4.2 (59件のレビュー)
-
目的・目標・ゴール、あるいは本末転倒にならないように考えるべきこと
本書を最後まで読み進めると意図がわかりますが、本書は2009年に書かれながら、その15年ほど前の時代を舞台としています(昭和34年生まれの主人公が36歳なので、正確には1995年です)。
目標管理とい…う観点で時代を戻してみると、富士通が「成果主義」制度を社内評価に取り込んだのが1993年、その問題点が顕著になり方針転換を余儀なくされたのが2001年で、1995年はちょうどその間の時期になります。
つまり「成果主義」や「目標管理」がバブル崩壊後の停滞していた日本企業を救う銀の弾丸のようにもてはやされていた時期でもあるので、最初は同時期に書かれた文章だと思っており、批判する点のほうが多くなるかな、と思って読み進めていました。
実際には現代にも通じる内容で、目標を表面的なものではなく、その本質を適切に捉えていると感じました。実話であれば、1995年時点でここまでの意識を持って目標に取り組めた、主人公やその師の慧眼には驚かされるばかりです。
仕事の場では「目標」が必ず与えられます。今年度の売上ノルマをいくらにする、スケジュールを遵守して製品を作るなど、仕事を進め、自分や勤め先が成長していくために必要なことではあるのですが、目標達成が目的となってしまうとモチベーションが下がってしまいます。
本書では「目的」と「目標」を明確に使い分け、目的のための到達点を「ゴール」としています。別の言い方をすれば、目標達成そのものが目的化すると、目標を達成して何が得られるのか、という肝心のところがぼやけてしまいます。半世紀前の高度成長期とは違い、目標を達成しても大幅に生活が豊かになったり収入が増えたりするわけではありませんから、目的を明確化し、企業など集団であれば共有する必要があるわけです。
また、ゴールの置き方にも個人個人の価値観が反映するので、売上高など数値目標がしっくり来る人もいれば、自分自身の達成感や貢献感を重視する人もいるでしょう。
後半の「価値観を知るための言葉リスト」で、自分の価値観に合う言葉を探し、与えられた目標でも自分の価値観で言い換えれば、達成しやすくなります。
ちなみに、私は「改善」や「理解」、またリストにはありませんでしたが「成長」や「貢献」という言葉に惹かれますので、売上目標も「お客様との関係改善(構築)」「要望の理解と実現を通しての貢献」といった考え方で達成していくことになるだろうと思います。
目的を見失った、あるいはそもそも目的が与えられていない状況にあるのであれば、自分の言葉で目的を考えてみる、そしてその目的が適切かを上長などと確認する、といった手続きで目的を取り戻し、モチベーションを向上することができると信じています。続きを読む投稿日:2014.11.10
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目標の達人になる。
人生における成功哲学を小説形式で紹介してくれる本。
一読してベストセラーになった「嫌われる勇気」に似ているなと思った。この本の方が先に出ているし、喧嘩腰な「嫌われる勇気」に対しあくまでも人生に先達に…対するリスペクトを持った本作という違いがあるが。
自己啓発本にありがちな同じことをくどくど繰り返し紙幅を稼ぐといったことはない。むしろシェイプアップしすぎでは?と思ってしまうくらいだ。
目から鱗ということもなかったが日々の暮らしが何か物足りないと思っている人が読めば一服の清涼剤になることだろう。続きを読む投稿日:2016.11.29
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