クラウド・コンピューティング ウェブ2.0の先にくるもの
西田宗千佳(著)
/朝日新聞出版
作品情報
「ウェッブ2.0は終わった」。グーグルやマイクロソフトはすでにその先を目指している。それは、プログラムもデータも、すべてをネットの「雲(クラウド)」で処理する新しいコンピューティングのかたち。気鋭のITジャーナリストが、ウェブ2.0をも乗り越え、既存メディアやビジネスの前提を覆す「クラウド」のインパクトを活写する。
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商品情報
- 著者
- 西田宗千佳
- ジャンル
- コンピュータ・情報 - IT・Eビジネス・資格・読み物
- 出版社
- 朝日新聞出版
- 書籍発売日
- 2009.01.30
- Reader Store発売日
- 2010.12.01
- ファイルサイズ
- 1.1MB
- ページ数
- 236ページ
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この作品のレビュー
平均 3.4 (60件のレビュー)
-
【要旨】
○ソフトウェア業界の異変
・ソフトウェアパッケージ+バージョンアップ ⇒ 売れなくなってきている。
⇒現状への満足感、ソフトフェアそのものへの関心の薄れ
・ブロードバンドの普及によ…りデータを見せるソフトはすべてウェブアプリ化
⇒ソフトウェアでなく、サービスを提供する形態の方がユーザの利便性が高い
○モバイル端末について
・日米の携帯メールは下記の点において、機能が異なる
米国:SMSが主流。PCへの送受信は困難
日本:インターネットを介し、PCとの送受信が可能←写メール、絵文字等、独自の携帯文化を醸成
・日米のiPhoneの受け止め方。
米国: 好意的 ←PCへの送受信が可能+PC用のウェブサイトの閲覧が可能
日本: やや好意的 ←上記機能は国産携帯で可能、でもPC用ウェブサイトの閲覧はiPhoneが勝る。
・グーグルのモバイル戦略
無償OS、アンドロイドを展開⇒モバイル端末をインターネット環境(自社サイト)に引き込むための布石
モバイルをパソコン化するに適したOSを無償で配布し、時代の移行を加速する狙い。
○クラウドとは
・複数の同時並行的なトレンド(Web2.0、ASP、仮想化・・・)に明確な方向性が生まれた。
・クラウドの要素
サービス化・・雲の中のサーバで処理
ホーダレス・・クラウドへの接続端末を選ばない
分散・・・・・・・・データはローカル以外に分散
集約・・・・・・・・サーバ、端末それぞれに役割の特化した性能への集約化
○今後の課題
・信頼性 ⇒SLAの整備が必要
・通信への依存
・セキュリティ ⇒クラウド提供会社を信用できるのか
・クラウド定着には ⇒キャズム越え。ハイテク機器市場では消費者はピラミッド構造をなしている。
イノベーター⇒アーリーアダプター⇒アーリーマジョリティ⇒・・・
↑ ここにキャズムと呼ばれる溝がある。この溝を越えないと普及に至らない。
【所感】
クラウドが様々な課題を克服し、キャズムを越え、広く普及したとする。家電全般もクラウドに接続する機能を持ては、いわゆるユーティリティコンピューティングが実現する。すると・・
・個々の消費パターン(購買商品、価格、趣向) ⇒ POS,電子マネー決裁を通じて、クラウド内のデータベースへ
・個々の行動パターン ⇒ GPS機能付き携帯により、クラウド内のデータベースへ
・食の趣向、コンテンツ趣向・・・ ⇒ 家電製品からクラウド内のデータベースへ
等々、個人にまつわるあらゆるデータの採取が可能となり、より効果的なマーケティング、広告戦略が可能となる。(アマゾンのリコメンド機能の拡張版といった感じ。本だけでなくすべての消費財がこの仕掛けに乗っかるイメージ)続きを読む投稿日:2010.09.25
「クラウド・コンピューティング」をわかりやすく解説している。
サービス化、ボーダレス化、オンライン化というキーワード毎にその意味と実例を挙げて説明し、歴史や課題にも触れている。何箇所か違和感を感じた…ところがあったが、平易な言葉と身近な実例でわかりやすく書かれている。単なる用語解説ではなく、一歩踏み込んでいるところも良い。続きを読む投稿日:2019.01.03
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