【感想】亜人ちゃんは語りたい(1)

ペトス / ヤングマガジン サード
(32件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
13
11
3
0
2
  • ただの日常系漫画ではない!

    あらすじにもある様に亜人と呼ばれる少女達の日常を描いたものです。
    しかし、亜人というのは突然変異のようなもので数も少なく認知はされど馴染みはないと言う存在です。
    それ故にイジメられた過去があったり、彼女たちには様々な亜人特有の悩みがあります。
    その亜人ちゃんと主人公である高校教師が会話していくと言うのが大まかな流れになります。

    このように書きましたが基本は日常コメディなのであまり構えすぎなくても大丈夫です!(* ̄ー ̄)
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    投稿日:2015.03.11

  • 第1話の運び・構成が上手すぎる

    扱いによっては強すぎるフックとなりそうな4人の亜人さんたちのお披露目を、ここまでサラリと流れるようにやってのけるとは。
    亜人ちゃんたちはただそこにいて、生活しているだけの自然感。すごいことだと思う。食パン咥えた女子高生のほうが不自然に感じるレベル。

    そこからの「亜人(デミ)っていうの!」見開きドドン。

    あまりのスマートさに 心 が 震 え た。
    その時の主人公と同じく、ここから始まる物語に期待せずにはいられませんでした。



    主人公は亜人ちゃんたちにモテていきますが、そこにハーレム感などは感じない。

    比較参考として、『モンスター娘のいる日常』とはまったく異なるもん娘モノ。
    九井諒子イズムもそこはかとなく感じます。あの独特なファンタジー日常感。


    思っていたのとだいぶ違う読後感でしたが、これは良いものでした。素晴らしい。

    あと、ちょいちょい巧いこと言うのもニクイ。お前さん、やるね!
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    投稿日:2015.04.09

  • 面白かった!

    この作品の亜人ちゃんは何かしらのファンタジーで聞いたことのある妖怪や怪物等の特徴を持った人間という設定です。
    結構メジャーな元ネタなので読者側も亜人の特徴を知っていると思います。日常の中ではこうなるのかと面白おかしく読めます。

    亜人ちゃんと学校生活が癖なくマッチしていて読みやすく、楽しませていただきました!
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    投稿日:2015.06.12

  • アニメ いい感じです

    原作のニュアンスや想いを大事にアニメ化してくれてるようで、中二の娘と時に涙ぐみながら見てます。なんと言っても、原作が素晴らしい。キャラクターも可愛い。
    デミも個性と扱ってあげることの本質 それぞれの個性をお互いに尊重し合うことの大切さを改めて感じさせてくれる作品。遅ればせながら、改めて一巻の感想でした。続きを読む

    投稿日:2017.02.17

  • 日常系+亜人のスパイス

    一言で評するならば、日常系に属する漫画です。
    特に大きな事件が起こるでもなく、日常系の王道の1つである高校生活を舞台としていますが、そこに亜人というスパイスを加えた時、一風変わった味付けになりました。

    また、一般的な亜人の設定はもちろん、作者さん独自の解釈を上手にミックスして、日々の生活に溶け込ませているところが面白いです。
    このあたりは、「ダンジョン飯」に通じるものがあり、こちらが好きな方にもおススメです。


    これから、どんな亜人が関わってくるのか楽しみなシリーズです。
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    投稿日:2015.07.17

  • さじ加減が絶妙

    亜人…ゲームで言う所の人型モンスターであるヴァンパイア、デュラハン、雪女、サキュバスなんかのことですが、これらが普通の人間が生まれながらにして突然変異した存在として数は少ないものの普通に生活している世界観です。
    高校教師の男性である主人公が先生と研究者とカウンセラーのような立場で関わっていくお話で亜人ちゃんたちの悩みを聞いていきます。
    ハーレム系の話ではなく先生と生徒の距離感が近いのだけれど近すぎず、可愛い絵柄だけれど可愛さだけを抽出した感じでもないです。
    なんかうまく言えないけれど、笑い、シリアス、恋、人間関係、絵柄のさじ加減が絶妙ですごく次が読みたくなる漫画ですねw
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    投稿日:2016.03.21

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ブクログレビュー

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  • sho3dai

    sho3dai

    伝承上にいるような亜人たちと人間の教師の物語。
    コミカルな物語。ですが種族と個人を切り離せるものではない、けれど別レイヤーとも見ていく真摯さと、悩みの寄り添う誠実さが読んでいて嬉しい。
    そして世界の秘密にも迫る展開もSFとして最高。続きを読む

    投稿日:2023.01.28

  • isutabi

    isutabi

    バンパイアやデュラハンなどが実在する世界での彼女たちの高校生活。

    【亜人】→デミ
    【日下部雪】初登場時1年A組の女生徒で雪女。暑さに弱くよく倒れる。ルックスはかわいいがデミである自分の性質に苦しんでいた。
    【サキュバス】→佐藤早紀絵
    【佐藤早紀絵】鉄男の同僚になった数学の女性教師でサキュバス。淫魔という他者を虜にする自分の特性に対して慎重になっており常にジャージ姿で地味にしているが眠ったりして自制がゆるむと周囲に影響を与えてしまうので野中の一軒家みたいなとこにしか住めない。偶然自分に触れても反応をしめさなかった鉄男に好感を抱く。
    【小鳥遊浩二】ひかりの父で専業主夫。
    【小鳥遊ひかり】初登場時1年B組の女生徒でバンパイア、いわゆる吸血鬼。明るい性格で成績はイマイチなもよう。セットに狂おしいほど時間を要する髪型をしている。やはり若干陽光に弱い。血が足りないと貧血っぽくなるがどうしても血を飲まなければならないわけではなくレバーとか食に気をつければなんとかなる。国から月イチで血が支給されるがそれも飲まずなんとかやってるバンパイアたちに対しては普通の人が菜食主義者に対する「すげーなー」っていう感じと同じ感覚を抱いている。ニンニクも好きだし十字架もファッションとして平気(ただし中学生までのファッションって感じ)。心臓に杭を打たれたら死ぬと思われるがそれは普通の人間も同じ。直接の吸血はある程度性を想起させる行為らしい。
    【小鳥遊ひまり】ひかりの双子の妹だがバンパイアではない。1年C組。しっかりした性格で成績はよい。姉妹のケンカは絶えないが仲はいいもよう。
    【高橋鉄男】学生の頃生理学を専攻し亜人について研究しようとしていたが許可が下りずくすぶったまま教師になり柴崎高校の生物を教えすでに4年目で続けざまに亜人たちと出会うことになって嬉しい。じつは天然のタラシなのでデミちゃんたちに好かれがち。
    【デミ】サキュバス、バンパイア、デュラハン、雪女などファンタジーでおなじみな人たちの総称で少数だが確実に存在しているこの世界でかつて亜人たちは差別されていたがそれぞれ個性として社会的に存在を認められるようになっている。最近では「デミ」と呼ぶ。デミの性質は遺伝ではなく突然変異が多い。
    【デュラハン】→町京子
    【バンパイア】→小鳥遊ひかり
    【町京子】初登場時1年B組の女生徒で今のところ世界に三人しかいないレアなデミであるデュラハンで頭と胴体が別々になっていていつも自分の頭を抱えている。胴体の首の部位からは焔状のなにかが出ており特に熱くはないらしいがそれに触られると神経が圧迫される感じがして本人は辛いらしい。頭と胴体は最長で東京と岡山間まで離れたことがあるが特に問題はなかったとのこと。頭を抱きしめてもらうのが好き。鉄男のことが好きになったようだ。
    【八千草妙子】保健の先生。
    【雪女】→日下部雪
    【冷蔵庫】ひかり専用の冷蔵庫があって血液のパックをそこで保管している。頭を突っ込んだまま寝て風邪をひいたりしている。
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    投稿日:2020.05.05

  • タカツテム

    タカツテム

    普通の人間とは異なる性質を持った「亜人」と呼ばれる存在が居て、それは特殊であるがゆえに倫理的問題を孕み簡単に扱うことを良しとしない。だから亜人に興味があった鉄男も簡単な研究すらすることが出来なかった
    ……のだけど、そんな亜人が普通に高校に何人も居るという不思議。特殊な存在なんだから保護しろなんて言うつもりはないけど、こんなあっさり何人もの亜人に出会えてしまうとはちょっと都合の良すぎる展開と思わなくもない。
    けれど、この作品で描こうとしているのは「特殊な存在である亜人」ではなく、「日常の中にいる亜人」なんだろうなと思う
    だから、あれだけ会いたがっていた亜人に会えた鉄男がすることは日常を脱しない程度の会話だし、時には教師として生徒に向き合うように亜人に向き合う

    亜人の方も自分が特殊な性質を抱えている自覚は有っても、同時に自分は普通の人間でありたいという感情は有るだろうね。でも、やっぱり自分と他人に違いの原因が有るとすればそれはやっぱり「亜人」であることに求めてしまいそうになる
    そういうことが現れたのが第7話で描かれた雪への陰口であり、それを受け止めての雪の涙だったのだろうね
    雪を庇い陰口への文句は言いつつも、雪には雪の行動を促したひかり。文句を言う際のひかりは「亜人」であることを理由にしない。単純に一人の人間として陰口を言っていた生徒に文句を言う。
    だからこそ、雪も「亜人」であることよりも、それによって生じてしまった態度を謝る
    ここで誰も「特殊な亜人」であることも「普通の人間」であることも理由にしないから、性質の差は壁にならず和解を求めることが出来る。
    本作の方向性をよく表しているシーンであるように思えた

    ただ、それでも亜人ならではの大変さや苦しみは有るわけで
    鉄男がひかり達三人に助け合う関係性を用意し、同時に自分は教師として三人を見守る立場である宣言する流れは良いなぁ
    ……その後のハグ大会になる流れについても思わず良いなぁ、と呟きたくなるけど
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    投稿日:2019.07.21

  • kasuran

    kasuran

    登場人物たちがとても魅力的。この作品の最も優れているところはまずそこ。社会的マイノリティな存在である彼女たちはそれぞれの方法でマジョリティとのギャップを埋めようとする。ギャップを乗り越えた者、乗り越えようとする者、乗り越えるのを諦めようとする者、乗り越える事に畏れを抱く者。それぞれの立場の者がどうやって日常生活を営んでいくことができるのか。舞台はすべて学校と家のみに絞り、登場人物たちの最低限の社会で話は進んでいく。なんにせよ良作である事に間違いは無さそうです。そしてみんな自分の存在に悩んでいる。
    物語の主軸に置かれる高橋先生は皆をしっかりと受け入れてくれる存在で、大層頼りになる風ではあるけども、よくあるフォーマットの「亜人を偏見なく受け入れる」存在ではなく、「亜人は亜人。人間は人間。」ある程度の偏見を持ち、ある意味野次馬的な興味も持つ。実際それが普通であり、この物語に聖人君子は必要ない。吸血に性的要素を見出し、デュラハンのおっぱいに戸惑い、サキュバスに触れて欲情する。そんな人間臭さが素晴らしいと思う。
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    投稿日:2017.04.27

  • スグル日和

    スグル日和

    このレビューはネタバレを含みます

    試し読みで心を掴まれた。亜人って怖い漫画のやつかと思ってたら大きな間違い。
    高校生のバンパイア、デュラハン、サキュバス等の亜人<デミ>ちゃんたちが、教師の高橋先生たちと織りなす、メチャカワ高校生活物語。

    今の高校に来て4年間(というか人生で一度も)亜人に会ったことのない高橋先生。そのわりに、亜人がどんどん登場してくるのはご都合主義的な展開。
    まあ、そこに目をつむれば、小鳥遊は可愛いし、サキュバスの佐藤先生も可愛いし、皆可愛い。
    小鳥遊のうなじを狙う目つき、佐藤先生のけなげな振る舞いはたまりません。

    ただ、高橋先生が問題教師すぎて怖い。
    小鳥遊に「なんだかエッチっぽいな」と発言するし(確かに同感だけど)、町京子に「抱きしめてもらってもいいですか?」と言われてすぐ抱きしめるし、日下部にハグを誘うし、町京子の体を胸当たるまでハグするし・・・。

    高橋先生が怖いけど、亜人ちゃんたちが可愛すぎるので、問題なし。
    亜人ならではの悩みや葛藤もあるだろうし、もっと色々描かれるといいですね。
    次巻も当然買いです!

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    投稿日:2016.11.26

  • よーぐる

    よーぐる

    亜人の性質を絶妙に生かしたエピソードが楽しい。ややお説教くさくなるのは主人公が先生だから狙っているのかそれとも。

    投稿日:2016.07.03

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